届いたのでさっそく箱出しして大きさを手元にあった風邪薬パッケージと比較。eBayで購入したので、内容物は本体と取り外しできるリフレクターのみです。ファストン端子やE2端子は入っていませんでした。
LEDは小さめ。一瞬だけ購入したことを後悔しました。しかし、チップの色は黄色めか。重さは軽いです。つうか、驚きの軽さ。
NSKL134の灯具部と大きさ比較。だいたいおんなじぐらいです。
比較のHerrmans H-one S単独走行。
MR8は、付ける前の雰囲気がなんとなくよさそうな感じだったので、端子部に収縮チューブをつけて取り付けてみました。いつでも本気運用可能な構えです。
色温度比較のためにHerrmnas H-one Sと同時点灯。同じハブダイナモにつなげていますので完全な明るさではないです。Herrmans H-one Sに比べて色温度は高めです。そこまで白っぽい感じではありません。サイヨプレミアムよりも色温度が低めかなというところ。個体差で埋まる差かも。
ミノウラのスマホホルダーのマウント部のみを使用して、ハンドルマウントしています。B&Mのちゃんとしたホルダーも以前は所有していたのですが、サイヨプレミアムとセットで人にあげてしまいました。あげたと思ったら、ミヤタが輝いていたころのレアなサドルをもらったので、結果としてトレードになったという。
MR8はハンドルの左側に配置しています。左右スリットの眩惑は思ったほどではありませんでしたが、長時間走行だと辛くなるでしょう。ホルダーの向きをかえて、もうちょっと手前に取り付けすれば、ハンドルにサイコンをつけていれば照らせそうではあります。でも、サイコン照らす用途ならUSB給電もできるAXAの70PLUSのハンドルマウントがおすすめ。
おもったよりも配光が美しくて驚きました。LUXOS BやLUXOS Uと並ぶ美しさ。左右への広がりはLUXOS BやUに劣りますが。カタログスペックのLUX値を追求していないのは素晴らしいです。
手前がうっすら明るめか。カットラインはLUXOS Bに比べて甘めです。
これはもしかして、左右にあとすこし広ければ、すげえいいのでは? 自転車ライト沼の旅も即終了になるのでは?
2個装備している人の気持が分かりました。
E-Bike Doppelscheinwerfer aus zwei Herrmans H-Black MR8 E bauen
E-bike用を2個装備しています。このレビューの人はサイヨ E プレミアムも11月にレビューしています。サイヨEは2個装備していません。
60LUXという公称ですが、6V2.4W時点での話と思うので、速度を上げていくともう少し上がある感じでした。
https://www.nabendynamo.de/produkte/edeluxii_en.html
金属のガワでないので、60LUXを超えると言っても、EDELUXほどの超え具合いではないと思います。StVZOのLUX値は計測範囲が決まっているので、計測範囲の外側はどうなっているかがライトで大きく違います。同じメーカーでも計測範囲の外側は大きく光量が落ちているライトがあったり、計測範囲外でも明るさがほぼ維持されていたりとさまざまです。
http://www.spanninga.com/fr/category/content-blocks-accordeon/
下の方に解説の図があります。LEDになって電球の時代からするとLUXを上げることは簡単になっています。しかし、ドイツ、フランス、オランダで計測方法が微妙に違うので、どの国をメインの販路とするか、宣伝時の「○○LUXです!」という謳い文句のLUX値をどれだけ上げたいかで、配光の広がりを維持する動機の強さが変わってくるようです。
MR8は計測範囲外も明るさが割りと維持されているタイプです。LUXOS BやLUXOS Uも計測範囲外も明るさが維持されているタイプなので、LUXOS BやUが好きな場合はMR8も気に入るはずです。
なお、価格差がLUXOS BとMR8はそんなにないので、色温度がちょっと低くて範囲が狭めのMR8と取るか、白っぽくはあるけど照射範囲が広いLUXOS Bを取るかだと、広いに越したことはないのでLUXOS Bかなというのが個人的な感想です。やはりLUXOS B、Uの配光は素晴らしいです。EDLUX2やIQ-X、同じリフレクタらしいCyoプレミアムが最適という人に別れるのではないかと。おそらく、巡航速度が速い人はIQ-Xが良いと思います。
B&Mが一時期Avyシリーズを30LUXで販売していましたが、今は40LUXになっています。1.5Wのライトが30LUX表記でまずいと思ったのか、実は速度を出さなければ40LUXぐらいで大丈夫と感じるライダーが多かったので40LUXに落ち着いたのかは分かりません。これから1個買うという場合は、40LUX以上のライトを選ぶのがいいはずです。
実感としては、40-50LUXで広い範囲を照射してくれれば、時速30~35kmを超えない限りは大丈夫かなという感じ。横から何か飛び出てきてもブレーキや回避行動が間に合う。(長めの下り、緩い下りで踏んでいく場合が問題になってくるという)
MR8は最初の1個として選んでも大外れはしない、良いライトと思います。
横から。派手めに映っています。フォーククラウンかキャリパーブレーキ共締めが本来の用途です。
ハンドル取り付け向けのライト上部に取付部があるタイプがあるようです。トップマウントと言うそうな。EDELUXだとアップサイドダウンと言っていたと思います。しかし、販売サイトが見つからず。
スタンドライト(停車時点灯)機能もあります。
これはHerrmans H-one sの停車時点灯機能。砲弾型LEDライトが点灯します。しかし、日本で使う場合だと、欧州と湿度が違うので内部で結露した水が下部にたまって砲弾型ライトを壊していくという罠がありました。
MR8はメインライトが停車時点灯機能を担っているので、日本で使う場合でも結露では壊れにくいようになっています。砲弾型LEDを使う場合でも配線しないといけないので、できればメインLEDと停車時に点灯させるLEDは同じにしたいところでしょう。コストカットが良い方に出たパターンかもしれません。
ただ、メインのLEDだけだと、日中に点灯させる機能と一緒にはしにくいです。センサーで明るさを変える機能などがMR8にはいまのところ無いので、デイライト機能が必要で広い配光が必要ならば、LUXOS BやUがおすすめです。
デイライト機能ありで色温度低めが良くて速度を出すなら、Herrmans H-one Sがおすすめ。H-one SはHerrmansのサイトトップページから商品へのリンクが消えているので早めの確保を心がけたい。
http://www.herrmans.eu/start-english/products?familyId=1027
リンクが消えただけで、ページ自体は存在します。140ルーメン表記ですが、6V2.4Wの話だと思います。(up to 75LUXってあるじゃねーか!)
あ、あれ、6V3W(テールライト無し)で95LUXって宣伝してたのは・・・