Thursday, March 02, 2017

パナソニック NSKL135 足も灯はかなり良いです。LEDのブロックダイナモのNSKL138も予想外の良さ 写真追加 さらにおまけ写真追加

NSKL135 足も灯、あと、NSKL138を購入しました。
NSKL135は0.5WのLEDチップを使っているようです。試す前は、丸善電機産業のMLI-1ALが使っている1W LEDに比べたら暗いのかなと思っていました。

0.5W LEDということは、同じく0.5W LEDを使っているMLD-3ALが点滅機能ありなので、その対抗製品なのかなと考えたわけです。

NSKL138の側面。ライト部を支えるアームが取り外しやすいネジ留めになっています。パナソニックやYSD、マグボーイシリーズのブロックダイナモライトのライト部を取り外して付け替えるのは簡単そうです。
 NSKL138のローラーはゴムでした。サイドピラーというかアングルは無し。ゴムローラーで軸の長さは、古いタイプの電球を使ったブロックダイナモと同じぐらいです。

横のガードはなんですのん? サイドガードがあるダイナモと無いダイナモがあるのですが、ガードは雨天時や雨あがりで路面に水たまりがある時にタイヤが濡れていると、ローラーが回転して水を撒き散らすことを防ぎます。

ガードが上の方まできて、最後に内側にくくっと曲がっているのにも意味はあります。取付角度に寄っては、速度が出ている雨の時にちらっと見ると働きが分かるはずですが、やっぱり危ないのでダメだな。

ガードに関しては、雨の日は乗らない場合でも、雨上がりの夜空に走るとか忌野清志郎の歌のような状況で役に立ちます。

NSKL138のLEDチップ。パナ製かどうか分からず。
タコっぽいなあ。
 NSKL135 足も灯とNSKL138のLEDのチップは同じような……違うのだろうか。
 NSKL135 足も灯とNSKL138の左側面。NSKL138はライト部とアーム部が取り外しやすくなっています。

足も灯はガワがでかいので、取り回しに関してはMLI-1AL完全上位互換にはなりませんでした。取り外すなんてマニアしかしないでしょう。普通に使う分には遜色ありません。
さくさくと、MLI-1ALと比較していきます。まずは参考のためにMLI-1ALの照射。

NSKL138からテストします。
あれ、わりと明るい。広がりもあります。
クロスバイクに取り付けている、Herrmans H-one S との色温度比較。NSKL138は、思っていたよりも色温度が高くありません。NSKL134よりは高めで白色寄りですが、青白いとまではなっていません。
サイドからの被視認性を確認。ライトレンズ兼リフレクターの上辺も眩惑するほどではありません。
もしかして、6V2.4Wのダイナモで使ったら、さらにNSKL138のライトは輝くかも? と思って、SKL095のダイナモにNSKL138のライト部を取り付けてみました。同じパナソニックの製品なのでネジ経なども同じでさくっと取り付け可能です。
変わりませんでした。
上辺の眩惑も無し。光っていることは分かります。
 軽快車のライト取替が面倒だったので、SKL095(6V2.4W)のダイナモ部にNSKL135 足も灯を取り付けます。
 驚きました。NSKL135の配光と明るさは、MLI-1ALと同じぐらいだったのです。確かに中心照度の差はカタログスペックでもMLI-1ALが約3500カンデラ、NSKL134が約3300カンデラと200カンデラほどの差しかありませんが、周辺光はMLI-1ALが約1500、NSKL135が約1000カンデラと、見た目すぐに分かると思っていたのです。しかし、ぱっと見では分からない。

色温度は高めなので、雨や霧、雪のなかの走行ならMLI-1ALが安全かなと思います。反射板と停車時点滅機能とどちらを取るか。


 NSKL135にも上辺、上部の眩惑は無し。
 ホイールやスポーク、ダイナモ本体がシルバーだと停車時点滅機能の威力があがります。
 Herrmans H-one S とNSKL135の色温度比較。まあ、Herrmans H-one S の方が良いかなと。
 停車時点滅機能の横から。上はHerrmans H-one Sの停車時点灯、左の赤いのはブッシュ&ミューラーのテールランプの停車時点灯です。
自転車が停止している時は、ヘッドライトとテールライトに停車時点灯機能が最善かと思います。しかし、今の日本ではテールライトは普及していません。あってもソーラー充電で点滅機能が主流です。配線するのはコストがかかるのでやむなしなんですが、かつてのフラッシャー自転車の系譜やランドナーでは、ダイナモ給電のテールライトは存在していたのです。ぜひメインストリームに復活して欲しい。

一部の自転車ではダイナモやバッテリーから給電する点灯テールライトが装備されています。ほんとに一部なのが残念。

NSKL135 足も灯は、前方へアピールする停車時点滅機能でなく、足元に光を照射して、前後ともに光を認識させる策に出たのではないかと思います。


写真追加


 MLI-1ALをカゴ下取り付けタイプにして、さらにブロックダイナモの位置にNSKL135を取り付け。
 MLI-1ALのみ単独点灯。
 MLI-1ALのみ単独点灯。カゴ下取り付けでタイヤの影が出なくなっています。なんというか、感動しました。
 MLI-1ALとNSKL135を同時点灯。
照射範囲はわずかにMLI-1ALが広いです。

 NSKL135のみ単独点灯。走行時は足も灯は常時点灯になります。
 NSKL135のみ単独点灯。ホワイトバランスの自動調整機能が働いてしまってMLI-1ALよりも明るいように見えていますが、実際は同じぐらいの明るさです。

MLI-1ALはブロックダイナモへの転用が簡単で、カゴ下取り付けも手間はかからず、最初からカゴ下取り付け用金具とセットなっているものが売られています。

NSKL135は大きめです。ブロックダイナモに直接取り付けることは可能ですが、ブロックダイナモへ固定するネジ一個だと、わりと重いので上下に首振りをしてしまうでしょう。自転車本体への取付が間違いのないところです。

カゴ下取り付けで停車時点滅機能があるのはミヤタのセンターレーザービームがありますが入手性が悪いため、必要な機能や配光を取捨選択してライトを選んでいくと良いと思います。

タイヤ影無しがいい MLI-1ALカゴ下取り付け、ミヤタのセンターレーザービーム
停車時点滅機能が欲しい NSKL135 足も灯、ミヤタのセンターレーザービーム、ウルトラレーザービーム、マルゼンMLDの3
リフレクター込みがいい NSKL135、ミヤタのセンターレーザービーム、マルゼンMLDの1か3

タイヤ影が無くてリフレクター込みで停車時に点滅したい ミヤタのセンターレーザービーム、ワイドスーパーパワー点灯虫 HL250

タイヤ影が無くてリフレクター込みで停車時に点灯して上方向カットだとブッシュ&ミューラーのライトにリフレクターを取り付けというのが簡単です。Herrmans H-one Sでももちろん大丈夫です。E2端子でブレーキキャリパー共締めだったりするけど。


 おまけ。ブリヂストンの最新型。なに点灯虫か分からないけど、たぶんなんとか点灯虫。ホワイトフラッシュワイドミニのバッテリーじゃないほう虫?
メインLEDにサブLEDが2個? 一番下のレンズっぽいところにもLEDがありそう。これ、停車時点滅か点灯機能がありそうなんだよなあ。

http://www.bscycle.co.jp/news/release/2016/3575
砲弾型? あ、ステップクルーズ e限定モデルのランプ説明を間違ってる……写真がプチトリオだ。