TD173Dを購入して18V 6Ahのバッテリーを装着すると、思ったよりも重かったという結果になりました。これは、なにか、悪い展開になりそうな、という予感がありました。
しかし、ここで逆転の事態がおきたのです。以前から水の出が悪くなり、さらには自動給水停止ができなくなっていた浴室のTOTO 浴室水栓 TMF47ARRのメンテナンスができるかも? ということに気がついたのです。
https://www.com-et.com/jp/item_search/searchStr=TMF47ARR/isHaiban=1/kensaku_info=2/
品番 : TMF47ARR
商品名 : 定量止水式壁付サーモスタット水栓
希望小売価格 : 販売終了
バルブカバーが固着して外れなくなっていたのです。普通のドライバーではもちろんのこと、水栓ドライバー(フラット)、水栓ドライバーのコインタイプでもまったく動きませんでした。
別件でやってきていた親戚の建築士と、同じく別件でやってきた水回りのプロに軽く見てもらってはいたんですが
建築士(親戚) 「これはもう作ってない。後継の代替機はあるけど、自分で付け替えたほうが安い。あ、でもハツリいるかも(軽く見てもらったので、なぜハツリが必要なのかまで説明されず)。ネットで検索して、じゃあねー」
別日、水道屋(同級生)「◯◯(上記の建築士)がハツリが必要かもって? あー、この壁面の取付部に電蝕あるから、トルクかけたら折れるかも。ネットで調べたらフィルター清掃で症状改善するってあった? このバルブカバーにうかつなインパクトドライバーでガーッとやると、余計な衝撃がかかってだめになるかも。あと、壁の中で配管が折れて漏水しはじめたらタイル割って、配管からやりかえになる。漏水はメーター回りっぱなしか、ポンプとまらないのでわかる。手で叩くインパクトドライバーでコツコツやればー、ハンドインパクトドライバーある? ない? まあ、まるごと付け替えたほうがいい。古いし」
そういう状態でした。お盆にやるのはリスキーというか、ボキッと行ったときにやばいと分かっていたんですが、手持ちにあるTD173Dちゃんが不憫なので、コインドライバービットを購入しました。
購入したコインドライバービットは、SK11 六角軸 コインドライバービット 刃幅18mm×全長120mm SHC-120 です。これも、ちらっとだけ教えてもらって購入しました。「厚みあるから気をつけてねー」のヒントだけもらって、なんのこっちゃいなと思っていたらTOTO 締付工具(塞蓋用) TZ115Rと同じ厚みでないと、トルクのあるインパクドドライバーの場合、とくに経年劣化している場合は力の伝わり方が違うようでした。
TOTO 水栓ふさぎフタ締付工具,マイナスドライバー開閉操作各部用 TZ115R 厚さ 1.6mm
純正だと6,000円ぐらいです。
SK11 六角軸 コインドライバービット 厚み 1.6mm 1,055円ぐらい
アネックス(ANEX) ビット コイン型 刃幅18mmx110mm AHC-1511 厚み 1.5mm 668円ぐらい
自分で調べただけだと、ちょっと安いアネックスのビットを購入していたと思います。使用用途によっては1.5mmの方がいいらしいです。今回の場合は、1.6mmが最適だろうという判断です。
失敗する可能性もあるので、部材や業者手配がしやすいお盆明けの方が絶対にいいと分かっていたんですが、コインドライバービットが速攻で届いてしまいました。
開けて清掃すれば治るかもという不具合が目の前にあります。TD173Dのいちばん速度が遅いモードは木材モードということは説明書に書いてありました。緩んだら停止するのがボルトモード。
木材モードで、TMF47ARRのバルブカバーをガガッとやると……さくっと外れました。コインドライバーで押し込みつつ回してもびくともしなかったのが、あっという間です。で、外れたあとは説明書通りに清掃すると、自動給水停止機能が復活しました。
後継機種のTMF47ARRAは、amazonの今のお値段だと約3万円です。自分の場合は配管根本が折れ、タイルを割って、内部の配管までケアする可能性を考えるとプロに頼むことになるので、だいたい5~6万円になる見込みです。止水栓より一次側の配管が折れたら止水ビスを打ってもらって後日相談の流れ。
定量止水ユニットがギア摩耗でダメになっていた場合はTOTO 定量止水ユニット TH535-2RRを購入になっていました。定量止水ユニットを交換する場合でも、バルブカバーを開く必要があるので、性能のよい無駄にインパクトをかけないインパクトドライバーは必要になっていました。
配管に関しては先延ばしにしかなりませんが、「TMF47ARRAを買って取り替え自分でチャレンジ!」をする必要がなくなったので、TD173Dに関しては、ほぼほぼ元は取ったなという結果になりました。