8月の終わりぐらいに朝倉を見に行きました。メディアで情報は流されていて、車で朝倉から日田まで通る道がなんとか通れるようになっていたということで、けっこう復興も進んだのかな? 買い物ついでに行くかなと軽い気持ちで行ってみました。実際に行くと、目の前にある光景に圧倒されてしまってブログを投稿する気持ちごと折られてしまって、更新できずという。
行った日付けと、その時に聞いていたNHKラジオで流されていた曲も見事に間が悪いものでした。
油断していたところに最初の一撃で、もう、これはあかんという感じなりました。道が通ったという情報は「復旧に使える道が、なんとか通れるようになった」だけだったのです。
ナビに映った通行不可のマークで、はじめてテレビや新聞で見ていた道路崩壊の意味が理解できました。ほんと、帰ろうと思いました。しかし、道の駅・小石原が営業再開され、そこまでの道は通じている。少しでも買い物してから引き返そうか……
ということで、道の駅・小石原に行きました。
なぜか天津甘栗などを買って、売り子の人から話を聞いてみると、211号は宝珠山駅から日田までは行けるようにはなっているという話が聞けました。ああ、じゃあ、日田までは行けるのかなとやる気がでてきます。
在りし日の観光ガイド。これどうなるんだろう。
11月の祭りはあるんだろうか
焼き物で使うもの――
自分の場合だと、お、お茶碗か湯呑みぐらいか。
近場で作られているらしいサンドイッチや、かりんとう他の産地が朝倉近辺のものを買ってとりあえず補給します。
食べながら風景を見ていると、だんだんと被害が分かってきます。
地震の被害であれば、大きな被害はまた十数年や数十年後ということなのでしょう。ただ、雨の場合は、2012年の九州北部豪雨からの被害がやっと復旧終わりそうだなという時期にまた被害があって、じゃあ、この先の大雨の被害頻度としては、数年以内にまた発生する可能性がある。
風景がおかしい。
曲げようったって曲がらない、トラックが突っ込んでも止める欄干が見事に垂直にまがって折損しています。
数十年の時の経過や災害を耐えたであろう石積みが崩壊
耶馬渓から続いている山なんだなあ
杉植林してたはずですが
植林時期が同じだと、根の長さが揃うので、面で耐えきれなくなると植林された面が一気に崩壊するそうです。
いろいろと流れてきたものが取り除かれてはいても残る橋
1階部分が埋もれています。
地名
本当に被害がおおきなところには行けませんでした。
宝珠山駅
県境の駅です
線路が埋まったのか、埋められたのか
復旧の目途わからず
日田にまわって見ましたが、途中の山道にある広場に、流木がほんとに「山っ!」と積まれていて、これは長くかかるなということが分かります。
211号は、下ってはいけたものの、道夫の半分がところどころ消失していて、片側交互通行の部分が多々あります。それでも、被害がもっとも大きなところではないという
家族の知り合いが朝倉にいるので、家族は自分に先行して朝倉の知り合いのところに行っていました。自動車を降りて徒歩で行けないと駄目だったという話は聞いていたものの、どういうことなのかが行って見てはじめてわかりました。
で、視界になぜか喪服を来た人がちらちらと見えると。あれ、なんでだろう、もう葬式は終わっているはずでは?
2ヶ月にはならないけど、たまたま、いや2ヶ月にはならない時期、50日前後……
四十九日の法要があってるのか……
徒歩で様子を見にいくプランは放棄になります。
そして、ラジオで何度も流れていたのが、夏の終わりということで、フジファブリックの若者のすべて。
近くで蕎麦屋を見つけました
「おお、ここがあの土産物を作っている蕎麦屋さんなのか、マジ赤谷川沿い」
赤谷川という名前なら、由来として多いのが
1 たたら製鉄所かなんかがあって川が赤くなってた
2 赤い土が多くて川か谷が赤い
3 雑木林に紅葉する木が多い川沿いか谷
1は無いことは分かっているので、3の雑木林を潰して杉を一斉に植林したのだろうか……
SLGでマップ兵器使ったら地形かわっちゃいましたの世界をリアルで見ると衝撃が大きすぎるの図
打ちひしがれて帰りました