Tuesday, March 03, 2020

雄牛と熊と欲豚と Vanguardの高配当系 ETF VYM と VIG を日本で買うならダウインデックスファンドの方がマシ 訂正・追加

DIAとVYM,VIGの10年チャートです。配当含まず。

https://www.morningstar.com/etfs/arcx/dia/performance
https://www.morningstar.com/etfs/arcx/vym/performance
https://www.morningstar.com/etfs/arcx/vig/performance
DIAとの比較ですが、配当系が好きで銘柄分散を重視するなら VYM か VIGかもねという感じ。それ以外は、日本国内で積み立てと「みんなでお金を出し合って」ができて色々なコストを圧縮できるダウインデックスファンドの方がいいでしょう。ETFだとザラ場みないといけないし。

売買回転率も、DIAは1%、おそらくダウインデックスファンドもそれぐらい。VYMは7%、VIGは16%です。VanguardのファンドかETFだけを組み込んだ日本の投資信託として仕立てあげてもらえれば色々とマシになります。bid/askスプレッドも、他のメジャーなETFより開いているので、「エクスペンスレシオやすい!」分は、最初に買う時と、最後に売る時で吐き出すことになります。DIAの2.5倍開いています。VTIの4倍。十数年後に資産総額が増えていたら少しは狭まるかもしれません。でも、Vanguardの投資家って買ったら売りませんから、板は薄いままということも。

ダウの30銘柄だと分散不足なんで、VTIをラップしたファンドの方がいいかも。

米国高配当株式インデックスファンドというVYMをラップしたファンドはありました。

VYMと同じインデックスに投資する一般投資家向けのVHDYXは新規投資家を受け付けていません。ETFになったのかな。

https://www.morningstar.com/funds/xnas/vhyax/performance
大口投資家向けのVHVAXはまだ新規投資家を受け付けていますが、最低$3,000からです。なんか、安くなってる? Vanguardの提督(adm)シェアだと10万ドルからだったような……

米国高配当株式インデックスファンドとダウインデックスファンドだと、どっちでもいいかなという感じでした。米国高配当株式インデックスファンドは、現時点では総資産が少ないのが注意点です。ダウにンデックスファンドも、投信会社で総資産バラけています。

ここ10年、とくにトランプ大統領になってから米国株式だけが上がりまくっていたので、自分がほんとは投資したいけどETFでめんどうだからしていないKXIがたれています。

が、ボラティリティでひとはやられるので、上げ下げがマイルドなKXIをラップしたファンドとか、VWINX(ウェルズリー・インカムファンド)の機関投資家向けのコスト安いやつをラップしたファンドとかが日本で出てくれないかなと思います。

Vanguard Global Equity Inv VHGEX が、スマホのおつり投資かなんかで投資できるようになっているというのが、ここ数年でも驚いたことです。1%ぐらい別コストがかかるという。VTを上場初日に買いましたが「これ、VHGEXの方がホントはいいんだよなあ……」という予感があたって悲しい。