Sunday, June 03, 2007

父の日に万年筆 送る側がフカシで持っているのでないなら耐久性・使い易さを優先すべきと悟る

masahiro万年筆製作所 内野成広の 「万年筆への情熱」
パイロット製 ボーテックス という万年筆
http://masahiro14k.blog67.fc2.com/blog-entry-16.html
私は自社で万年筆を製造している立場なのですが、たまに、他社の品物、どの万年筆が良いか質問されることがあります。
修理も行っておりますので、他社の万年筆各種の共通した弱点や、欠点なども少なからず知っておりますが、どれがお勧めか、と言われると難しいところがあります。
どういったところに注目するかによっても全然違ってきます。ブランドか、軸のスタイルなどか、耐久性か。
私は、万年筆は簡単に言えば、書き味が良く、耐久性があるようなものがベストだと思っています。しかし、ブランドやファッション性を求めて万年筆を探している方に、耐久性を進言しても無意味であることが多いですし、万年筆に求めるものが皆さん違う以上、良いものをピックアップするのは本当に難しいです。なお、ファッション性よりも、書き味や耐久性を優先させるべきであることは当然のことです。また、デザインに凝ると、軸が使いにくい万年筆になってしまうことが多いということは軸設計をしている立場からハッキリと申し上げることが出来ます。各社同様の形状の軸が多いという苦言に接することが多いですが、仕方ない側面もあります。使いやすい万年筆を提供したいというメーカーの良心に是非気づいていただきたいです。


万年筆のことは知りませんが、自転車乗りとしてよく分かる一文でした。そう、ファッション性も大事ですが、乗り心地や耐久性もちょう重要です。さらに、公道を走行するなら軽車両としての法的要求をクリアするのも当然です。ノーモア・ノーブレーキ公道走行。さらに壁に掛けておくのもありです。自転車が、結果として壁の花になることは不本意ではありますが、仕方がない面もります。需要・乗り手は限られているのに、供給はそれ以上にひたらすら続くからです。買う人がいてこその供給です。お金持ちがスポンサーとしてある程度支えているから続くのです。

話がそれたおしていますが、万年筆です。父の日に万年筆を送ろうと思っていたら、熱いサイトがあったわけです。なお、父はフカシで万年筆を持っているだけなので、ファッション性を優先したいと思います。残念なことです。つーても、万年筆を常用するというのは、日本ではあまり無い世界のような。アメリカなら小切手にサインとかで需要があるのかもしれません。