Friday, June 25, 2010

おやうくオカ板伝説送りになるところでした

自転車でちょっと離れた神社のある山に行きました。麓の神社で軽く参拝して、ふと、山側を見ると、乗ってきたクロスバイク(ラレーのブロードマーシュ)で、なんとか行けそうなロードコンディションです。自転車はサスありでタイヤは700Cで太め。マウンテンバイク並とは行きませんが、もともと、自転車でヒルクレイムも可能なわけです。

道は整備用の林道で、軽トラなどが通れるような道です。これは行けるだろう。運動がてらに、少し上ってみるかと、自転車を山道の登りへ漕ぎはじめてすぐに、なにか、脇道が見えたのです。道の状況は悪そうでしたが、なんとなく、そちらに。すると。


なにか、手入れがされているような社的なものが。カメラを持ち歩くという基本を守っていたので、さっそく撮影してみます。遠景からだと、いまいちしゃっきりしません。で、自転車を降りて、のこのこと近づいていくわけです。


よせばいいのに、フラッシュを炊いて撮影。くっきりぶりに嫌な予感。


嫌な予感はしたものの、参拝もしているし、天候もくもりだけど雨はなさそうだなー、ってなことで、山道を上って行きました。途中で、登山客ともすれ違います。自転車で上れる限界のところまでは道が整備されておおり、あじさいが植えられていました。道の左右にあじさい。山に咲く花の香り。ああ、また上るかな、けっこう、自転車でも到達できるもんだね。蚊もいなかったしー。

そして、下りの道。

登りではペダルを漕ぐのに苦労したのに、漕ぐ必要もなくて、汗まみれの体を山の中の涼しい空気で冷却してがら楽に降りて行けます。紅いあじさいと青いあじさい、紫のあじさいが道の左右に植えられており、景色も良かったのです。軽めのカーブを目視で確認してラインを取り、ああ、これは、ちょっとスピードが出すぎてるなあ、と、ブレーキを掛けたところで異変に気がつきました。ブレーキに手応えはあります。ワイヤーも切れているわけえではありません。速度も他の峠の下りと同じぐらいです。ブレーキを掛けています。でも、減速しないのです。

自転車も乗り慣れているので、目視でラインを確認すると、数秒後の走行経路も分かります。速度が出ているため、急にハンドルを切るのはできませんでした。舗装されている道が、逆に転倒時のダメージを約束してくれます。というか、実は、あんまりオカルトなことを言うのもあれだなと思って書きたくないのですが、金縛りにあったように、ハンドルが切れなかったのです。普段なら余裕のハンドリングが、まったくできない。リアルで背筋にあわ。あわわわわってなもんです。

ブレーキで減速できない。ハンドルを切ることも出来ない。自分にできることは、山道の山側側面に設けられた、U字コンクリートの雨水溝へ突っ込むのを、呆然と、予測しながら見ていることだけでした。

溝に突っ込む最後の瞬間に、左の二の腕を使って山肌でブレーキを掛けたため、U字の彫刻刀で筋を彫ったような傷ができました。溝に突っ込んだあと、一回転した自転車が頭上から降ってきたことは覚えています。そのあとは、なんとか起き上がって左腕から盛大に流血しながらダウンヒルです。行きがけにすれ違った登山者が、あら、怪我をー、とか、言ってくれたので、元気に「コケましたー」と報告して、とりあえず最寄りのドラッグストアまで、吹き付けて血を止めるドライスプレーを調達しに行きましたが、途中で職務質問とかされなくて良かったよ思います。ほんま。

振り返ると、溝で大ダメージと思っていましたが溝と反対側は、山の斜面です。空中で落下するよりは良かったなーと、それだけは避けられて良かった。それぐらいの感想しかありません。ダメージが抜けきっていないのか。

ブレーキ (自転車) - Wikipedia
で、突如、ブレーキが効かなくなったのは、もしかいsて、なんらなのアレで、2chで言うとオカ板の分類かっ! とか思って検索すると、ブレーキの熱ダレと、舗装されていたとはいえ山道で、クロスバイクのブレーキだったので、砂利を少し巻き込んで制動が甘くなっていたということがわかりました。そういや、登りでブレーキ使ってなかったから、麓でちょっと「わーい、シクロクロスだー」とか言って、枯れた枝と堆積土に突っ込んだあとブレーキまわり掃除してなかったな、ほんとうにアホでありがとうございました。

シクロクロス - Wikipedia
ブレーキ
ロードバイクで用いられるサイドプルブレーキに比べ、泥詰まりしにくいカンチレバーブレーキが主に用いられる。
オフロード走行という点からディスクブレーキも適しているが、国際公式ルールにより競技での使用は禁止されている。


自転車 ダウンヒル ブレーキ - Google 検索
マウンテンバイクってどんな自転車?
ダウンヒル (DH)
とにかく速く山を下る為に作られたモデルです。 ただ下る為だけに作られた自転車ですから、特徴として、 タイヤがとても太くフレームやホイールも太くて頑丈な物になっています。 下っている時に前のめりにならないように、ハンドルは少し上に上がっている物を装着し 出来るだけ後傾ポジションになるようハンドルステムなども短い物を装着しています。 また、下っている最中に凸凹があると、ハンドル操作や重心のバランスをとるのがとても難しいですから サスペンションも沢山動くロングストロークタイプの物を装備しております。 また、坂道をずっと下っているとブレーキも熱を持って効かなくなってしまいますので、 ブレーキローターの径が大きいDISCブレーキなどを装着するのが一般的です。

転倒は、偶然ではなく、必然でした。そういや、慣れている峠の下りはアスファルト舗装だから、今回の山道のようにでこぼこはありませんでした。普段通りの軽い力でのハンドリングは、端から無理だったということです。

で、いまは、傷口に、サランラップを巻くという技をおかんにより試されています。だ、だいょうぶですのん?

閉鎖療法 - Google 検索
どうやら、この療法らしいです。試してガッテンで見た! そうです。ほんまかいな。


ラップだとあやしげな場合は、同様な効果のテープも売られているようです。みなさんが、このリンクから「家庭に1セットぐらい、閉鎖療法のツールを常備しておこうかな?」と思っていただけると、まさに、転んでも、タダでは起きない。この素晴らしいことわざが実践できるのれす。さあさあ。だまされたと思って。