空気清浄機のカタログスペック上では室内の空気を一通り循環させフィルターで濾過するには、十数分しかかかりません。なのになぜか鼻水を出す。なぜだろう。なんらかのアレルゲンを濾過しきれていないのか、他に原因があるのか? 以前は空気清浄機を室内で回しているだけで、鼻水が出ることはほぼ無くなっていたのになあという、おぼろげな記憶があります。ウィルスは確かに濾過できない可能性がある細かさだけれど、ウィルス単体でアレルゲンとして働くものだろうか、よくわかりません。
で、ウィルス以外に、空気清浄機を通り抜ける可能性があるアレルゲンがあると気が付きました。黄砂です。黄砂のつぶの大きさはいくらぐらいでしょう。以下、wikiより引用します。
黄砂の粒の大きさは0.5μm(マイクロメートル)~5μm(=0.0005mm~0.005mm)くらいで、タバコの煙の粒子の直径(0.2~0.5μm )よりやや大きく、人間の赤血球の直径(6~8µm )よりやや小さいくらい。中国で観測されるものは粒の大きいものが多く、日本で観測されるものは粒の小さいものが多い。
今、自分が使っている空気清浄機はHEPAフィルターです。現在、市場で出回っているフィルター式の空気清浄機もほとんどがHEPAフィルターを採用しています。HEPAフィルターにプラスして何らかの付加機能です。HEPAフィルターの濾過機能はwikiより引用しますと
HEPAフィルタ (High Efficiency Particulate Air Filter) とは、空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄空気にする目的で使用するエアフィルタの一種である。空気清浄機やクリーンルームのメインフィルタとして用いられる。
JIS Z 8122 によって、「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている。
『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち』つまり、黄砂の粒径下限はwikiによれば0.5μmですので、ほぼ完全に濾過できることになります。が、調べていると、無視できるほど小さい割合なのか、最近のひどい黄砂で初めて含まれるようになったのか、黄砂の粒径下限を0.2μmとする記述があったのです。仮に0.2μmを下限とすると、ULPAフィルターを使っている空気清浄機を使う必要が出てきます。欠点は分かっているので、あまり使いたくありません。多くの家電メーカーがいったんはULPAに走り、HEPAに戻ってきたのは伊達ではないのです。しかも、現行機種でお手頃価格のものとなると、はトヨトミのETK-19Fしか入手は難しいようです。検索して出てくるアイ○リーンは五十万円超と論外。
そもそも、黄砂黄砂黄砂とメディアで取り上げられて、もしかして黄砂が原因で鼻水と思っただけで、室内で空気清浄機を回していても鼻水の原因は、黄砂以外にあるかもしれないわけです。アレルゲンテストを行ったのは、数年前なので、もう一度アレルゲンテスト行ってからにしたほうがいい、いや、というか、そうするべきであるという結論は出ています。しかし、黄砂、粒径0.2μmの記述(電波かも)、ULPAフィルターの空気清浄機を試してみたいという気持ちもあったりするわけです。実際に、いまも鼻水が止まらないわけで。どいしたものやら。