Tuesday, May 26, 2015

Let's Go なまけもの 27話 で竹井のフルネームとその時点での田村の行方判明

Let's Go なまけもの 27話
 表紙が変わっていませんが、27話が最新話です。一部で落丁というか、あとがきの後半一部が読めないことになっていますので差し替えがあるかもしれません。26話も別口で細かい修正がはいったとツイッターにかかれていました。この話で竹井のフルネームが判明します。竹井遼だそうです。

「りょう」といえば、同じく長年に渡って書き続けられている沢崎シリーズ作家の原「りょう」の「りょう」を思い出します。名前非公表の沢崎コースになり、竹井の名前も判明しないところだったので良かったです。

物語はここでいったん終了でもよさ気な雰囲気になっていました。強敵のようなキャラも二人でてきていたので、そのメンツと後一人、野口か茜で高額レートで卓を囲むことになるのかもしれません。このまま終わりかもしれません。そのへんの事があとがきで分かるかなと思っていたら、電子出版の都合かkindle for PC では最後の方のあとがきの文章が切れていてわかりませんでした。

田村はポーカーにハマってベガスにいるそうです。BETの世界か。

舞台は、一瞬だけ横浜桜木町ワシントンホテルかと思いましたが、どうも違うようです。

近代麻雀の別冊もいまさら手に入れています。


竹井と梶原が登場する話「リターンマッチ」が掲載されているので購入しました。おそらくは、現時点での勝負ごとに対する竹井、ひいては作者の姿勢が分かるようになっています。

 麻雀知将伝―根こそぎ翠星石―
この頃から微妙な変化があるというか、世論や世の中の流れに対応した様子。別立てで書いてみたいものの気力無し。以下ネタバレ



なので、ここで書くと、「リターンマッチ」には
問題への対応が描かれているわけです。「リターンマッチ」では自分のスタイルを崩さないキャラの代表として梶原が描かれていました。梶原は、強運が続く相手に負けが込んで破綻の瀬戸際に立たされます。ベタ降りしないスタイルを変えて行けばやりようはあるのではないか? 竹井の問いかけに対しては、そんなことはしないという答えを返します。自分たちの麻雀(笑)になりかけるところでしたが、竹井が策を用いて、結果として梶原に流れが戻ってくることになります。

後になって、スタイルは変えないが、麻雀の場に竹井を呼んだのは梶原だったんだということが語られます。「竹井なら、あのツキに乗って突っ張る相手をなんとかするだろう」ということで来るように仕向けたということだったと。スタイル? に殉じて負けるのではなく、やれることはやりあくまで勝利を目指す。ギャンブルに限らず勝負では当たり前といえば当たり前なのですが、「(負けそう、もしくは)負けると決まれば美しく負けたいよ派」というのもあります。今回は、梶原にしろ、くすぶっていたころ以外の竹井にしろ、やれることをやり最後まで勝ち(負けないこと)を目指すという話だったと解釈しています。