失踪。いや、疾走しました。乗っていた自転車はsirrusのA-1です。
とりあえずの目標は、海岸線を走った先にあるという、おいしいステーキ屋の……ハンバーグ定食でした。1,050円ナリ。片道45km。たぶん、帰りに胃が受け付けなくて吐くんじゃないかなというおそれもあったのですが、それはありませんでした。
ただ、行きの途中30km付近で、ちょっと給水に失敗して脱水症状を起こしかけて頭が痛くなり、身の危険を感じたりもしました。普段は痛くならない脇腹のあたりにも痛みが走るし、自販機を探そうにも海岸線はひたすらに続いていて、近くには見あたらないし、ペダルを踏み抜く足に現実感が無くなるし、視界がやけにキラキラしだすし、呼吸音が気になり出すはで、ひょっとしたら、過呼吸(呼吸しすぎで酸素とりすぎ)なのかもしれないなーという判断のもと息を止めてしばらくペダルを漕ぐという選択を行い、思わずゲロっちゃいたくなるほど体力を消耗するしで大変でした。
ほいで、なんとか自販機を見つけて、スポーツドリンクをアホほど飲んで、ああ、これでなんとか水分補給できたなあ、と、お腹たぷたぷになった状態から、わずか数分で目的のステーキ屋に到着して、リアルで鼻水を吹き出しました。
店の中では、ステーキをお客の目の前で焼いてくれる小粋なサービスを横目に、バックで、おそらくレンジでチンか、インバータークッキングをかましたか、レトルトパックをゆでたハンバーグが皿に盛りつけられて出てくるのを体験させられて、はんなりです。「遠距離でもチルドでハンバーグパックを発送します」ってな言葉が店内ポスターに書かれているのを見ての偏見かもしれません。
それというのも、ハンバーグは目の前で焼いてくれないためです。自分の目の前にある幅広の鉄板で焼かれている他のお客の注文というのが、これまた柔らかそうなヒレ肉だっり、海岸線沿いのせいかアワビだったりと、やけに豪華で泡を吹きました。ミディアムレアとか言ってるし、よわよわな感じです。
ハンバーグは、まあまあの味でした。
帰り道。15kmほど走ったところで、後輪に違和感があり「あ、もしかしてパンク、パンク?」パンクじゃないことを祈るものの、やはりパンクで、途方にくれるました。数kmは押して歩いたものの、頼みの綱の自転車屋が日曜休日だったために、最後は電話して家族に車で迎えにきてもらうというオチがついてぐったりなわけです。
そして、室温三十度越えな部屋でブログの更新を執念で行って、さらに体力を消耗したりしてホゥアー。