Sunday, September 25, 2005

雄牛と熊と欲豚と その2

ここ数日の流れ。

さくらインターネットの株の他に、バークシャー・ハサウェイの株を買いたくなるも、現時点で取り扱っている国内のネット証券が無い。既存の大手証券会社で対面なら買えるけど、小口投資家はまともに相手にしてもらえないので、海外のネット証券会社に取引口座を作ろうと考える。口座開設から調べてみると、海外口座開設の時点でもしっかり調べないとハマることが判明する。ネット証券会社に口座を作り、金を入金するだけでも数通りの方法があるという。あと、投資額的にそんなに関係ないけどオフショア。

で、海外口座開設について調べることになる。とりあえず、海外預金口座の開設活用徹底ガイドを読む。その後、ネットで調べて、アメリカで起こった同時多発テロ以降、海外口座を開設するのが難しくなっていることが分かる。

日本からもっとも近い租税回避地・香港の銀行HSBC(文字化けする場合はUTF-8に)でも、現地に行けば比較的簡単に口座開設可能だったのが、テロ以降口座開設が厳しくなり一年以上口座開設している人からの紹介状が必要になり、そして、最近ではまた紹介状がいらなくなるけど、あったほうがいいよ、と変遷している。

日本の香港銀行支店では、日本の一部銀行が言っているような「お金持ちのあなたの資産を手堅く運用して増やしまーす」というようなエセプライベートバンクでなく、本来の意味でのプライベートバンキング以外での口座開設はやってませんとサイトに書いてあって、必要な資産は現金で1億、総資産で3億、サイトには書いてないけど、ほんとは10億ぐらいからなんだよということです。そんな世界もあるのね。やはり、普通の個人は、後述の投資信託にも絡むけど、HSBC in Hong Kongで口座を開設するしかなさそう。

と、寄り道から本道に戻って、バークシャー・ハサウェイの株を買うことに戻る。組み込んだ投資信託なら買えるそうだけど、そもそも投資信託についても知らないので、さらに投資信託についての基礎を勉強して、もうすぐ口座開設が出来る日本のE*Tradeで投資信託を見ていると、外積の広告が目に付く。そうです、今度は外積こと外国債券について調べることになるのです。と、口調を変えて。

目に付いたのは、E*TRADE Japanの欧州復興開発銀行のメキシコ・ペソ建利付債権です。「いまは憑かれたように危険な道を驀進しているけど、自分の本来の性格から考えると株式投資、とくに短期は向いてないんだよなー、それに、日本の短期投資・投機をしている人間の7~9割は、持ち金を減らして退場してるらしいし、自分もこのままだと同じ結末だろうなあ、という思いが正直あったのです」と、語りかけるように。で、短期の株式投資よりも、リターンは小さいけど、リスクは低い、投資信託や外債にしておくのもありかもね(それにしては、ペソ建かい)と、寄り道三昧だったわけです、ここ数日。

あらためて調べた結果を書いてみますってえと、上記のペソ建利付債権の、宣伝してあるいいところ・メリットと、表だっては書かれていない悪いところ・デメリットが分かるようになりました。大きなデメリットの一つは、利払い時、満期時に強制的に円に転換されることです。強制円転。

で、話はバークシャー・ハサウェイの株でなくて、海外口座と海外のネット証券に戻って、強制円転をしない、つうか、最初に円高の時、すなわち今あたりに基軸通貨のドルに変えてしまえば、あとは好きなときに円に戻せるを選択できる海外(アメリカ)のネット証券は、持っておきたいなあというのが今の結論です。高利回り10%ぐらいの米国の会社の社債も買えるざんすしー。と、ますます迷走の度合いを深めています。