Saturday, October 21, 2006

サラリーマンは2度破産する

朝日が新書レーベルを新しく作り、最初に出た7冊の中でまともな本(が、これしかない?)らしく、ネットのあちこちで紹介されていたので読んでみました。目当ては投資部分だったんですが、中身は保険とローンの見直しがメインで、投資についてはそんなには触れられていませんでした。

アノマリーを利用とかバリュー投資とかについてさらっと語られ、マーケットタイミングをうまく取れると儲かりますとか、それができれば苦労しません的内容でした。財形、天引き預金に会社補助、融資、手当に関しての記述はありましたが、確定拠出年金については無し。401kは、まだマイナーなんですねということが改めて確認できました。というか、想定しいている読者層が違うのかも。

保険に関しての記述は、セオリー以外のことは分かりませんでしたが、投資部分に比べるとはるかにまともでした。「特約無しのシンプルな状態から付加していく形で保険の商品説明を受ける」「末子を基準に保険の死亡保障のピークを考える、あとは削れる」「貯蓄目標額(必要額)を決める。まず固定費を減らす」ってのにはうなずけました。

投資部分については削除してしまえば良かったのにという感じです。ハイリスク・ハイリターンとか書いてあったら萎えるわけですよ。流動性に難がある資産に対しての評価の取り方が自分の感覚と違うので、投資部分いらねえという感想になったのかもしれません。てなもんで、投資に関してのお勧め本は、最初なら、金融広告を読めになります。国内債券セクターは、個人向け10年変動利率型まんせーです。外国債券なら、今のところじゃソニー銀行で、中央三井外国債券インデックスファンド。10月23日の投信スーパーセンターで状況が変わるかどうか。