http://i3.yesasia.com/assets/98/994/c1010899498.png
香港でも出版されていたようですが、バブルは回避できなかったようです。中国でも指数が公開されている、Dividendものなら、最高値からの下落のダメージ軽減をできていたのかな。
エリス - Google Image Search
エリスで画像検索するとたいへんなことに。チャールズ・D・エリス教授ですから、チャールズの方が適切かもしれません。でも、エリス教授で通っています。
バンガードの最新情報
http://www.vanguardjapan.co.jp/news/news13.html
1975年の夏、年金コンサルティング会社のグリニッチ・アソシエイツ社の社長であるチャールズ・エリス氏は、ファイナンシャル・アナリスト・ジャーナル誌でのコラム、「敗者のゲーム」のなかでインデックス運用について以下のように述べています。「お金を運用するということは「敗者のゲーム」をするということなのです。投資の成功の鍵は、“市場”に対していかに失敗を減らすことができるかに尽きます。」
エリス氏はまた、「ポートフォリオの管理や取引に伴うコストの負担をカバーするために、ポートフォリオ・マネージャーは年に約2%余計に市場に勝たなければならないのです。」と述べていますが、これはほとんど達成不可能なことであると彼は考えました。
「もしポートフォリオが市場に勝てないのであれば、それに「乗る」ことを考えるべきであり、インデックス・ファンドはその唯一の方法である。」著書の中でこのように述べたエリス氏は、その25年後の今、社外取締役としてバンガードに参加しています。
バンガードの最新情報
http://www.vanguardjapan.co.jp/news/news14.html
最初のインデックス・ファンドがS&P500インデックスに連動していたので、多くの投資家がS&P500インデックスとインデックス運用を混同していたようです。しかし、ボーグル氏は理想的なインデックス戦略とは全ての市場を包括的に網羅することだと確信しており、「私は、ほぼ初期の段階からS&P500インデックスは市場を網羅するのには十分なインデックスではないと考えていた」、「市場全体とS&P500の銘柄は長期的には非常に似かよったリターンをあげるが、それでもS&P500は市場全体を捉えているわけではない」と述べていました。
2001年にチャールズ・D・エリス教授がVanguardに招かれて成した最大の功績は、VanguardのIndex Fundsの採用指数変更にあるのではないかと考えています。おそらく、外部から招かれ、そして著作の説得力と実績のあるエリス教授がいなければ、この変更はもたらされなかったでしょう。
Vanguard Growth Index Fund Investor Shares Overview
*S&P 500/Barra Growth Index through May 16, 2003, MSCI US Prime Market Growth Index thereafter.
Vanguard Total Stock Market Index Fund Investor Shares Overview
*Dow Jones Wilshire 5000 Index through April 22, 2005; MSCI US Broad Market Index thereafter.
Vanguard Value Index Fund Investor Shares Overview
*S&P 500/Barra Value Index through May 16, 2003, MSCI US Prime Market Value Index thereafter.
Vanguard Extended Market Index Fund Investor Shares Overview
*Dow Jones Wilshire 4500 Index through June 17, 2005; S&P Transitional Completion Index through September 16, 2005; S&P Completion Index thereafter.
Vanguard Mid-Cap Index Fund Investor Shares Overview
*S&P Mid Cap 400 Index through May 16, 2003, MSCI US Mid Cap 450 Index thereafter.
Vanguard Mid-Cap Value Index Fund Investor Shares Overview
*Tracks the value companies of the MSCI US Mid Cap 450 Index as identified by factors such as book value to price ratio, earnings to price ratio, and dividend yield.
Vanguard Small-Cap Growth Index Fund Overview
*S&P SmallCap 600/Barra Growth Index through May 16, 2003, MSCI US Small Cap Growth Index thereafter.
Vanguard Small-Cap Index Fund Investor Shares Overview
*Russell 2000 Index through May 16, 2003, MSCI US Small Cap 1750 Index thereafter.
Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund Investor Shares Overview
*Select Emerging Markets Index, administered exclusively for Vanguard by MSCI, through August 23, 2006; MSCI Emerging Markets Index thereafter. Index returns are adjusted for withholding taxes applicable to Luxembourg holding companies.
Bloomberg.co.jp: 北/中南米
米国株(25日):下落、ラッセル指数の銘柄入れ替えで売買膨らむ(3)
エリス教授がラッセル1000、2000、3000を、Vanguardのインデックスファンドの指数に新しく採用しない、採用しているものは排除していくことは明白でした。銘柄入れ替えの影響が大きすぎる。しかも、銘柄入れ替えは、毎年行われています。
「市場全体を持つ」考えとしては、かつては、ウィルシャー5000指数でしたが、現在はMSCIブロードマーケットになっています。スモール・マイクロキャップ銘柄を拾い上げる数が、MSCIブロードの方が多いためと思われます。
他の指数変更も、より多くの銘柄を含み入れ替えが少なくなるよう、ミスを減らすように、敗者のゲームに負けることがないように採用指数が変更されています。
敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか
エリス教授は、著書において、投資信託には適切なベンチマークを用いるべきだと訴えていました。その訴えが、Vanguardにおいて実現したと思います。
エリス教授は、自らが提示した三つの選択肢のうちの二番目を選択したということです。
なお、このサイト主は、エリス教授が提示した三つの選択肢のうち、三番目の道を歩むことになっています。