レモン・レボリューションローラー台にフレキシブルダクトをつけて風を有効活用しようと思いたちました。しかし、ホームセンターに行っても、大きなダクトが置いてありません。在庫しているのは、せいぜい150Φ(ふぁい)です。レモン・レボリューションローラーのファン部分は直径が300Φほそですので、全然、経が足りません。
かといって、amazonなどで300Φのダクトを探すと、取り回しのよさそうなものは、2万円ぐらいからになっています。しょうがないので、ダンボールとガム(布)テープ・養生テープでダクトっぽいものを自作することになりました。
ダンボールはサイズの合いそうなものがなかったので、とりあえず新聞紙を3枚重ねにして布テープで補強します。そのままファン部分に巻き付くかなと思ったら長さが足りません。えーと、直径が30cmの場合は外周はいくらだろう? 真剣に悩んでしまいました。ちょうゆとり。こう言う時こそ30cm掛ける円周率なんだー! はい、およそ3ということで、ファンの外周に巻き付けるには約90cmの長さが必要である事がわかりました。
新聞紙の3枚重ねをもう一つつくって、一辺の長さが90cmを越えるようにさらにガムテープで貼り付けます。見た目は悪いですが、ダクト風の送風向きを変える事のできるものが完成しました。ただ、室内の気温が高く、試す気にはなれません。
というわけで、実走に出かけます。ローラー台からDEFYを外して遠出する気合いはなかったので、クロスバイクで最寄りの峠に向かいます。
いろいろすっ飛ばして、ダムまでやってきました。
クロスバイクだとフロントトリプルなのでギア比は坂道に向いたものから選べます。ただし、軽いギアにすると、踏んでも踏んでも進まないということになります。
途中にウィリエール乗りの人をすれ違ったなあ、あ、奥にカモがいるカモー。ちょっと疲れている感じでした。というか、ギア軽くしすぎてケイデンスがあがって、呼吸の問題が発生しています。いわゆる過呼吸。
てれてれとケイデンスを落として、さらに上に登ります。棚田と田植え。山あいを抜ける風は涼しくて、登りで暑くなった体を冷やしてくれます。まあ、下りでは寒くて大変なんですが。
大橋を上って行きます。どこまで行くか決めていませんでしたが、あんまり夕暮れまで時間ないし、海が見たいなあということでループ橋を渡ってトンネル入り口まで登ろうという事になります。
海が見えるところまで来ました。山と山。青い空に白い雲がたなびきます。で、ふと気がついたのです。こ、この光景は、もしかすると
し、縞パンなんだよ!
ヒルクライムの果てに縞パンスカイなんだよ! 青と白のストライプのしまぱんがみえるー。ほうら、あなたにもみえるでしょう?
縞パン 御坂妹 - Google 検索
海は海で見る事ができました。
なんか、そんな感じ。あとは、峠のトンネル前で「しまぱんーしまぱんーシマパンスカーイ」ってな感じ笑ってました。
過呼吸 - Google 検索
いやー、過呼吸って、本当におそろしいですね。
下りは登りと比べてさくっと終わります。クロスバイクのフロントフォークには、一応サスペンションがあり、シートピラーもサスありです。ロードよりもそこは快適でした。
田植えされた田んぼと広がる雲。
戻ってきて、タウリン1000mg入りの栄養ドリンクを飲んで、栄養ドリンク分のカロリー分込みで目標カロリー分を漕ぎました。冒頭で作成した、新聞紙ダクトが威力を発揮して、扇風機を回す必要がなかったのは、自分でも驚きでした。
新聞紙でなく、100円ショップの一辺が1mほどのブルーシートと布テープでもうまくいきそうです。
左側に壁などが無い場合は、ダンボールを下部せて、一カ所だけ吹き出し口をつけて、吹き出し口に風向き自転車側にする風切り板をつければいいのではないかと思います。いずれにせよ、ファンで起こす風を無駄にせずにすむのは、じつにありがたい話です。