サンリオ株で少し益を出してみたりしたので、記念にロカノンの世界を読みました。なんでサンリオで益が出てロカノンの世界かというと、サンリオSF文庫版のロカノンの世界が手元にあったからです。いつから積んでいたんじゃろかー。といっても、古本で買っていたわけなので、発売当初から積んでいたわけではありません。
買ったのは、風の十二方位の後でした。風の十二方位は短編集で、その中に、セムリの首飾りという一編が収録されており、ロカノンの世界の一節でもあるわけです。あと、ゲド戦記と世界を同じくした短編も複数収録されていたりもします。ドラゴンの出てくる少し笑えるヤツと、失敗というかバッドエンドなゲド戦記一巻という感じです。ゲド戦記全6冊セットには含まれているかどうかわかりませんが。含まれていない場合は、風の十二方位は、ゲドな人にもおすすめです。いや、普通にもお勧め。ゲド戦記は、バラで最初の三冊だけを買うのもお勧めかも。
それはそれとして、ロカノンの世界。読み終わって、なんで、カードの反逆の星が当初ボツになっていたかが分かったような気がしました。それと、まさしくタイトルがロカノンの世界がふさわしいということが納得できて、長年の積む読を減らした達成感とあわさって、まことに感慨深いものがありました。しんみり。言の葉の樹を次に読もうかと思います。まだ買ってもいないんですが、ゲド戦記6冊セットにも、いつか挑戦したいものです。6冊セットであって、6巻セットでないところが注意点です。しかし、ゲド戦記は映画化するなら二巻と思うけどなー。どうなんじゃろか。ほいで、典型的なボーイミーツガールに仕立て上げて、原作者の激怒を招いて公開停止とか。そんな伝説はいりませんか。(いりません)