[製品情報・サイクルランプ・Mag Boy Auto Light Ⅱ MLI-1AL型
http://www.magnix.co.jp/pdt_cycles11.htm
ハブダイナモ用と説明がありますが、ブロックダイナモと組み合わせても点灯します。単体売りのMLI-1ALはJ1端子のため、アースは取付金具の部分と兼用になっています。軽快車であれば、ブロックダイナモやライトを取り付ける金具に普通に取り付けてネジをネジ込めば結線完了です。
写真の上にあるブロックダイナモライトは、
先にレビューした、SKL120です。ライト固定部とアーム固定部がネジのため、ダイナモの転用が簡単です。
簡単とか言いつつ、ワッシャーとスプリングワッシャーを使用しないとMLI-1ALを固定できませんでした。ワッシャーとスプリングワッシャーは100円ショップでセット売っているので、事前に購入しておくと捗ります。
完全にブロックダイナモに固定するには、J1端子のマグボーイの配線をカットして芯線を剥き出しにてダイナモ底部に差し込めば完了です。ただ、できればハブダイナモで運用したいものです。
試験点灯のために、110のハウジング端子を仮付けします。
たいへんに汚い配線となりました。このままではさすがに運用しません。
これは、既設の
丸善(MARUZEN) Mag Boy [MLA-8-O] LED ホワイト6灯オレンジ2灯 発電ランプ
の点灯写真です。明るさはISO感度の関係で派手めになっています。自転車の右サイドに取り付けているので、タイヤの影が出来ています。
この影と配光の境目の具合を覚えておいてもらうと、あとからMag Boy MLI-1ALの明るさが分ります。
適当に取り付け。
Mag Boy MLI-1AL実走の参考写真。ISO感度の関係で、実際よりも明るく見えていますが、タイヤの影と配光の境目がシャープであることは分かってもらえると思います。
このシャープな境界は、明るいライトならではのものです。
ブロックダイナモと仮接続した明るい自転車ランプ、AXA 70LUXXPLUS、Dosun U-1なども同じようなシャープな境界ができていました。
実際の明るさよりも、ちょっとだけ暗めな感じです。
えーと、懐中電灯配光で停止時のポジションライトが無いDosun U-1というような明るさでした。色温度は、Mag Boy MLI-1ALの方が少し低い(電球色寄り)かなという感じです。Dosun U-1も良いライトですが、なにより、Mag Boy MLI-1ALは安価で入手がしやすい点が素晴らしいです。
一般向け自転車用LEDで、おそらくは店頭でも買いやすいマグボーイのシリーズ。ブロックダイナモでも、おお、という声があがるような明るさでした。ハブダイナモ、欲を言えば6V3Wのハブダイナモに並列で2個MLI-1ALを接続すると、さらに感動できると思います。日本の一般売りの自転車用LEDライトも、ついにここまで到達したのかと感慨ひとしお。
明るい分だけ、対向車や人相手の眩惑を引き起こさないように注意が必要です。5~10メートル先ぐらいの路面を照らすようにして使うのが良いかも知れません。街灯の無いところがメインの走行場所だと、もう少し先を照らすようにして使っても、いままでの国内の自転車ショップやホームセンターで売られている自転車用ダイナモライトではえられなかった明るさがえられるでしょう。
もう少しお金を出すなら、上方の配光をカットして、停車時も点灯するものがお奨めです。
amazon売りだと、上方向への配光をカットして、停車時も点灯するライトのお奨めはDosun U-1になります。金具が欧州仕様のため、自分で自転車に取り付けるのは、ちょっと苦労すると思います。2015年12月現在ではDosun U1の入手は困難ですので、ルモテック IQ サイヨの、できればプレミアムを買うのがいいと思います。E2端子なのが注意点です。J1端子であれば、ウルトラレーザービーム6の2400カンデラモデルが面倒がありません。
ダイナモヘッドライト シリーズ|BUSCH+MULLER(ブッシュ& ミューラー )|PR International
取り付けの道具を揃えるのが面倒な場合は、自転車ショップで取り寄せて付けて貰うのが確実です。LUXOS Uか、LUMOTEC IQ Cyo Premium T senso plusを取り寄せてつけてもらうと、さらに明るく配光が美しいものを装備できます。
なお、店頭にマルゼンのマグボーイがあれば、Mag Boy MLI-1ALも確実に取り寄せて貰えます。ハブダイナモ車であれば、まずMag Boy MLI-1ALを取り付けて貰うのが手堅いのは間違いありません。
パナソニックやブリヂストンも1W LED採用! を売りにしたライトを、2014年モデルから自転車に採用するようになっています。ワットあたりのルーメンが向上したLEDと思いますので、通勤、通学シーズンで新しい自転車が購入されていく春あたりから、街中や郊外で、やけに明るいライトを搭載した自転車が数多く走り回るようになることでしょう。
今でも、電動アシスト車のライトや、トップモデルだと明るいLEDライトなんですが、国内で明るいLED自転車用ライトが普及していくことになり、事故も減るだろうから喜ばしい限りです。