令和6年上期(七月)の 第一種電気工事士技能試験の福岡は候補問題No.1の部材配置入れ替え問題でした。
候補問題は
左 高圧変換 アース、
真ん中 両切りスイッチ 連用枠 、
右 三路 ランプレセクタプル
でしたが、
真ん中
連用枠 両切りスイッチ
両切りスイッチ
右 三路 ランプレセクタプル
それぞれ、上下が入れ替わっていました。
写真は余ったケーブルです。1.6mm2心、こんなにケーブルが余るはずがない。なにかがおかしい。さすがに気がついてはいたんですが、じゃあ、どこで使うんだ? それが試験中は分かりませんでした。
とりあえず右側の低圧側を終わらせる策にでました。結線(けっせん)策です。三路スイッチとランプレセクタプルの接続作業中に余ったケーブルの長さでどこに使うか分かるだろうという願いをこめていました。
が、右端の差し込みコネクタの4個がキレイに差し込み終わってしまいました。
ここで、差し込みコネクタに差し込んだケーブルの色が不揃いとかだったら原因がわかるんですが、差し込んだケーブルの色も揃っていて扱うところがありませんでした。なんもわからない。
リングスリーブも机の上で転がっていっていて、2~3個行方不明だったはずが、金属ボックスの中はケーブルの色を揃えて接続できてしまい「これは、もしかしたら、ケーブルを詰めて使いすぎて余った……いや、そんなレベルの長さじゃない。リングスリーブの数もあわない……でも、どこなんだ? ケーブルの色が違うと分かるんだけど……揃ってるわー」
複線図も大雑把にしか書いておらず、そしてケーブルを練習と同じく微妙に詰めて切っていたようで、余ったケーブルを本来使用する箇所を特定することができませんでした。
余ったケーブルの長さが350mm箇所か300mm箇所のどちらかがわかるか、もしくは、配線図をしっかり見直していれば分かったはずですが、作業しながらだと発見できませんでした。
振り返ると、候補問題No.1で100Vの部分を間違う可能性は低かったので、じゃあ、200Vのところなんだと気が付けばよかった。バックミラーを見ると簡単ですが、その時は分かりませんでした。
試験が終わって工具を置いてくださいのあとに他の方の作例を見ると、すぐに自分が間違った箇所がわかりました。2Pスイッチ(両切り)を片切りと同じ感覚で接続してました。白線と黒線が一本ずつ入って終わり。
そりゃあ、ケーブルとリングスリーブ余るはずですわ!
呆然としつつ、試験終了後に配線図(単線図)を見返すと、該当箇所には『VVF 1.6-2C ✕ 2』と、ちゃんと記述されていました。あわせて、200Vからの接地側線(白)を250Vコンセントからの白線にそのまま圧着していました。リングスリーブが無くなったはずなのに色を揃えて仮配線できた理由も判明しました。
あやしいと分かっていたので、最後まで圧着する箇所を保留していた部分もあり、欠陥かつ未完という結末になりました。
冬に向かって精進したいと思います。
問題開始の最初の頃、高圧の端子台をあつかうときにストリッパーの使い方をあやまり、アース線のより線を切り飛ばしてやり直し、2回目でもストリッパーが斜めに構えてしまい撚り線を切り飛ばし再度やり直したあたりからあせってしまい、すべてがおかしくなっていったという感じです。
ストリッパーのガイドは邪魔なだけでした。奥の5.5mmのところまで自分の手方向だとケーブルがはいりにくい。そして時間に追われてあせって剥いて失敗。さらに失敗。だめな流れです。あと、乱視でストリッパー内の奥側が見にくかったです。ほんで、片目をつぶって博打ストリップ。眼鏡も新調するべきかもしれません。