Monday, February 14, 2022

真のWカツオになるはずのニビシ四季のつゆ そのほかだしパック

四季のつゆかつお濃厚2倍

 https://www.nibishi.co.jp/products/261/

自社抽出した枕崎産かつお節の一番だしと焼津産かつお節からの濃厚抽出だしの「旨味と香り」を活かしたつゆです。

焼津 かつお 

https://www.mbc.co.jp/news/article/2022020700054390.html

静岡でカツオの抜き取り 枕崎にも運ばれたか 関係先を家宅捜索[02/07 19:38]

自社抽出した枕崎産かつおの一部が焼津産の可能性があり、WかつおのWの真の割合がどれぐらいか分かんなかったという。元は枕崎産だけだったんですが、リスクヘッジなのか仕入先の安定化のためにか焼津産を使いだして「Wかつお」と称するようになっていました。

焼津でのかつお抜き取りは30年以上前からだそうなので、もともとWかつおではあったのかもしれないというひどいオチです。需要期にでまわるめんつゆは、今年のそうめんシーズンぐらいから謳い文句通りのWかつおでしょう。


原材料 しょうゆ(国内製造)、砂糖、米発酵調味料、清酒、食塩、かつお節、果糖ぶどう糖液糖、かつお節エキス、かつおだし、たん白加水分解物、酵母エキス/酒精、調味料(アミノ酸等)、甘味料(ステビア)、(一部に小麦・大豆を含む)

しかし、枯れぶし削りぶしつかってなかったのか…… 「かつおだし」に入っているかも? でかでかとカビ工程いれるとEUで売れないとかあるんじゃろか。茅乃舎の久原も、久原醤油では枯れ節を原材料では確認できません。茅乃舎の一部商品で枯れ節を使っているだけです。


https://www.kubara.jp/kayanoya/all_dashi/kayanoyadashi/570000/

自社の通販サイトで原材料を見るのに苦労するように作っています。下の方にクリックすると別窓で表示。amazonだと一発で見れるようになっています。

久原本家 茅乃舎だし 8g×30袋

原材料:風味原料[かつお節、煮干しエキスパウダー(いわし)、焼きあご、うるめいわし節、昆布]、でん粉分解物、酵母エキス、食塩、粉末醤油、発酵調味料

メインの出汁パックでは、枯れ節なし。


特選 茅乃舎極みだし(8g×12袋)

https://www.kubara.jp/kayanoya/all_dashi/kiwamidashi/676100/ 

香りを本枯れ鰹節から、うまみを利尻昆布、焼きあご、特別製法でカビ付けしたあご煮干しからとり、合わせました。

この書き方は、まったくの合法ですが、よく読むと「本枯れ鰹節を削ってぶっこみました。イノシン酸の暴力です」にはなっていません。「香りを本枯れ鰹節から~合わせました」ですので

 

風味原料[まぐろ節(国内製造)、いわし煮干しエキスパウダー、かつお節、焼きあご、昆布、あご煮干し]、でん粉分解物、酵母エキス、発酵調味料、(一部に小麦・大豆を含む)

こうなります。 東京限定の茅乃舎だしでも同じ感じですので、蕎麦のつゆに使って昔ながらの鰹出汁の風味が味わいたい場合は、もっと金が必要だということです。手を抜かず、枯れ節削り節を買って出汁をとれということですね。

出汁パックやめんつゆの表記に関しては、知る限りではヤマキとマルトモが一番と思っています。自分がそうめんや蕎麦でヤマキのものを使っているので言っているわけではなく、ヤマキとマルトモは、かつて


カツオ節大手2社が偽装 「枯れ節」「枕崎産」にあらず 2009年1月22日15時3分

http://www.asahi.com/special/071031/TKY200901220148.html

JASマーク外すようヤマキに命令へ 不正表示で農水省 2009年1月23日12時35分

http://www.asahi.com/special/071031/TKY200901230174.html

ド本命の「枯れ節」表記で、キッチキチに焼きを入れられた過去があります。JASマーク外せは草。(工業製品でJISマーク外せ。レベル・カノッサの屈辱

現在、サイトでの商品の表示も油断ない仕上がりになっています。久原は、嘘は書いていないけど原材料が見づらく別表記で、写真などのイメージから誤読する要素が少なくありません。


ヤマキ 鰹節屋のだしパック 8P  

https://www.yamaki.co.jp/catalog/products/index.php?id=106

同じページに原材料を表記。誤読要素がありません。スーパーでだしパックを買う場合は、ヤマキ 鰹節屋のだしパックを基準にすると、ひどいことにはならないでしょう。削り節であれば


削りぶしのJAS規格

http://www.kezuribushi.or.jp/kikaku.html

やはり暴力! 暴力はすべてを解決する! うまみの暴力ですべてを解決したい! そんな時は、「かれぶし削りぶし」が原材料にあるものを選びましょう。それか出汁の量を使うかです。


マルトモ 焙焼本かつおつゆ 500ml

https://www.marutomo.co.jp/archives/product/2042

枕崎製造かつお節使用

焼津のカツオが回ってきていても大丈夫な「枕崎製造かつお節使用」です。2009年に色々とあって調べてなにかを察知してたんじゃないか? そう思わせる見事な書き方。「枕崎産かつお節使用」だと掠っていたかもしれませんからね!

http://www.asahi.com/special/071031/TKY200901230174.html

静岡県焼津産のカツオ節を鹿児島県枕崎産として販売した業界2位のマルトモ(同)には改善を指示した。

というか、振り返って見ると、むしろ正しかったのでは?