上からの続きです。国東半島を一周すれば、ひとりツールド国東じゃろぐらいに思っていました。走行中にツールド国東のことを思い出したり、地元ロードバイク乗りの動きを観察していると「そういえば、国東半島の真ん中にある山が、ツールド国東の本コースには含まれていたような……」
サイクリングロードがばしっと全周にあるかと言えばそうではありませんでした。あと、一度サイクリングロードに入るところを逃すと、かなりの距離を再エントリーできません。砂地の路側帯を担ぐなりして越えて行けば入れそうなところはあります。
ただ、100マイル越えしている時に、担ぎは入れたくないものです。一度サイクリングロードに入ると快適というか、よく作られていると感動しました。海沿いなので砂の影響はありますが、車がほぼ来ないことにより走行の快適性は高かったです。
寄り道、イングレスなどで時間がズレていなければ、もしかしたら巻き込まれていたかもしれない事故。なぜか、植樹が根元からボッキリと行っていました。なにかを避けようとしたのかもしれません。それが自転車でないことを祈るばかりです。浮島神社のアミュレットを無くしたままなので、なるべく再入手をはやくしたい。
道の駅くにさきに到着。かつてはサイクリングターミナルに宿泊機能があったそうですが、2014年4月から休止になっているそうです。
http://www.e-kunisaki.com/site/kanko/michinoekikunisaki.html
※2014年4月より、宿泊業務は休止しております。
まあ、近隣の宿と競合しますし、レーパン姿のおっさんが一箇所に集められて夜間に食料をもとめて地域を徘徊していればそれはホラーでしかないためやむをえないところです。
ガチ勢だと自転車は自前で用意するため、レンタルサイクルに絡みが無くなるのも辛いところか。宿泊はライト層は利用しないでしょうし、かといって昼のバイキングはガチ勢レース系の人は利用しない。考えるとなかなか継続しづらい。
神仏習合がさかんだったとかなんとか。すでに頭に入ってこなくなっていました。写真は撮っておくものです。
次の目標は大分空港にしていました。ナビの更新はしていませんが、空港はそんなに移転するものでもないので大丈夫だろうと考えていました。しかし、途中で不安になります。なぜかというと、空港に向かっているはずなのに、一時間以上飛行機を見なかったのです。
「あ、あれ、そういや空港に向かっているはずなのに、全然、空飛ぶ飛行機を見ない……道間違えたか? ナビの情報更新してないし……ていっても、国東半島外周なんてほぼ一本道だから、外に出すぎて橋がない道に行ったとしても、そうそう間違えるはずが……」
が、それからしばらく走っても、あいかわらず飛行機を空に見ることができません。地元だと福岡空港へ向かって行けば、5~10分間隔で飛行機がガンガン離着陸するためか、必ず飛行機を見ることができます。最後にナビの情報が更新されたがの3年ぐらい前のため、もしかしたら、いやでも、そりゃあ無いはず、などと迷いながらペダルを踏んでいきます。もしかしたら、山側の方に入り込んでる? などと、めちゃくちゃに不安でした。
それから、少しして、海の中の出島風の場所に、だだっぴろい道が整備されている場所にでました。
「あ、あれは、もしかして、滑走路?」
そして、時を同じくして、ついに飛行機が空を飛んでいるのを目撃したのです。
「言い伝えは本当だったんだ! 大分空港には空を飛ぶものがやってくるんだ!」
ちょっとして、大分空港も見ることができました。
大分空港を通りすぎて、別府に行ってそこから輪行しようかなあ、などと考えていた処。街路の紅葉などの具合も確認します。暖かいので、まだまだでした。
いつのまにか杵築市に入っていました。
わたり鳥。
橋。すでに記憶が不鮮明なってきているという始末。
海沿いの丘に棚田。
杵築城まできました。
遠方には武家屋敷が見えます。
通りすぎて振り返って杵築城を撮影。
霞んでるなあ。
杵築駅。にちりん、ソニックの一部も停車するそうです。振り返ると、ここから輪行でも良かったのかもしれません。
その後の余裕が完全に無かったので、写真撮影数も減っていきます。
たしかー、これはー、中津の山です(実はまだ杵築でした)。きつき~日出~中津の山の中と、いきなりかっ飛んでいます。途中で自爆事故を起こしそうになったりもしています。中津耶馬溪の紅葉だったのだろうかと思って
ラーメンショップ 山香店
からあげ悠でもあるそうな。
この時点では、家まで自走する予定だったので、はやめの夕食としてラーメンを食べることにしました。自転車が駐輪しやすかったのもポイントです。町中だと難しいのです。
その後にUSA入り。
宇佐駅。
ちょっとしてパンクします。
これは何かの啓示なのか?
修理したら宇佐駅に戻って輪行で帰るというのが最善手だったのかもしれません。パンクは小さな針金が刺さっていました。RR2LLの耐パンクプロテクターでないところを貫通していたためしょうがないと割り切ります。
よく見ると、RR2llもすり減っていたり、サイドの縫製がほつれ始めていました。やはり、ここで宇佐駅に戻るを選択するべきだったのか――
遠くに山を見て走行継続。
コスモスに寄って補給。たしか、ゼリーか栄養ドリンクを買ったような。生産地のためか、もやしの激安ぶりに驚きました。で、その後にまたパンクして、チューブを外して手で触っても異物は無し。空気を入れると、パンク修理の失敗でもありませんでした。ただ、先のパンク修理をイージーパッチで行っていたため、空気圧は60PSIで走行していました。
そのためか、内部のリムテープにズレがあり、ニップル穴が見えるようになっていました。ニップル穴のフチでスレてチューブに穴があいていたのです。時刻も遅く、途中の峠で再発する可能性が極めて高い状態でした。
築城駅(ついきえき)から輪行で撤退です。
その後は、ソニックだったかにちりんだったかの指定席で博多駅まで移動して、あとは西鉄バスで輪行しました。道中にイングレスとまったく懲りていない様子。
一箇所でなく、2箇所この状態でした。ニップル穴のないタイプのリムにするか、コルク打つかのどちらか、うーん。
オフセットリムで片側にしか穴が寄っていないため、そっちにリムテープを寄せたあとに、ちらっと接着する?
当面は、20mmのぴっちりリムテープを入れて対処することにしました。普通に売っていないため、amazonに購入。
RR440にぴったり、って、みんな同じ苦労をしていたのか……
(自分のリムもRR440のオフセット)
まとめとしては、無事故で終わることができて良かったです。ツールド国東はちゃんと参加したいけれど、山の上りがまだ厳しいため出力をあげるか痩せるかしないといけません。