ハサミやヘッジトリマーにヤニがつくと切れが悪くなります。刃を研ぐ方は適当ながらもやってはいたんですが、ヤニをとるのはほぼやっていませんでした。砥石で削る、スプレータイプの油を塗布するのをヤニを取るに含まない場合は、まるでやっていませんでした。
が、ヘッジトリマーが動かないとさすがにヤニ取りをしないわけにはいかず、2年ぐらい前からちまちまとアロエ洗剤とかでやっていました。仕上げはスプレーグリースを吹きかけて終わり。動くだけで切れはそのままでこれはいかんということで、去年にヤニ取り用の定番の洗剤を購入しました。それで落ちるのは落ちるんですが……なにぶんお高いと。
320mlで1,500円ちょいです。GO-3という末尾に「B」がつかないやつは320mlで1,100円ぐらい。成分は同じようです。
B無し ミネラル酵素水、天然オレンジ抽出液、界面活性剤2%(アルコールエトキシレート)
B有り ミネラル酵素水・天然オレンジ抽出液、界面活性剤2%
B有りのほうが新しいんですが、インフレで値上げしただけのような気もします。
希釈して使うこともできるんですが、それはそれで面倒です。液性がアルカリなんで、こぼすして指にかけると皮膚もぬるぬるします。服につくとその部分だけ色落ちするので、できればそのまま使いたい。しかし、液体としては、シーバスリーガルミズナラみたいなお値段です。(丁寧に汚れおとしたくなってきた!)
移し替えのリスクを飲むとしても、成分を見てアルカリ性でこの界面活性剤の濃度なら代替品あるんじゃね? ということで、検索するまでもなくマジックリンと、検索して、ティポスのアビリティクリーナーが出てきました。あとはアルカリ性だと、重曹、セスキ、過炭酸ナトリウムという定番の「アルカリ性三銃士を連れてきたよ」の粉です。
マジックリン(キッチン)
界面活性剤(1% アルキルアミンオキシド)、泡調整剤、アルカリ剤
界面活性剤(4%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、アルカリ剤、泡調整剤、安定化剤、D−リモネン、金属封鎖剤、酵素、香料
アビリティークリーンReNew♪ FULL動画
https://www.youtube.com/watch?v=WhuCqWVo21g
動画もありました。油汚れもノリもこてこてです。落ちるのかこれ。
実際に使ってみて指の傷口に染みた感じでは、希釈でもいけそうです。むしろ、衣服には希釈でないと繊維を傷めるでしょう。研磨効果はないので風呂の鏡のウロコ落としは完遂できませんでしたがザラつきは軽減できました。
肝心のヘッジトリマーのヤニ取りはバッチリでした。自転車のパーツクリーナーを流用すると高くつくので、逆に自転車のパーツ清掃に使いたいレベルでした。いや、コーティングの問題があるので、やっぱり自転車の清掃へ流用はちょっと考えたい。含まれている成分の溶剤能力が高ければいいというわけでもないのが各種清掃の難儀なところです。
ヘッジトリマーの刃もコーティングされているんですが、枝に高速で擦っていくので早い段階で諦めています。ヤニ取りのあとは、水洗いしたあとにブロワーで水を飛ばして、気休めとしてCRC6-66を吹きかけています。
一応、清掃をしはじめてからは、ヘッジトリマーを使う際にヤニで動かなくなるということはなくなりました。
アビリティクリーナーで壁紙の汚れもわりと落とせたのが予想外のよかった点です。悪かったのは、ヘッジトリマーの刃清掃で指を切ったことですね。そして、染みるという……いてえ。