Saturday, July 05, 2025

第一種電気工事 技能試験 令和7年度上期 福岡はNo.5(金属管あり)でした

 福岡はNo.5で金属管ありでした。試験会場まで30分ぐらいあるいて煮え煮えという感じで、まずいなとは思っていました。問題用紙が配られて部材一覧に「金属管」の文字がありました。

「金属管ということは……1~10の候補問題の後半6~10のどれかだったかな。ボタンがないので8ではないので開幕即投了はなくなった。がんばろう」

「あれ、でも、他の部材を見てみると……記憶のなかで6~10のやつって……無くない?」「候補問題が何番かもわからん。金属管つかってるのは1~2問だったはずなのに、やべえ仕上がりだわ……8でもない、黒い線が多い10でもない、赤と白のパイロットランプがあるけど、なんだっけ、7? いや、7はKIP線が長いやつだから、部材の500mmじゃ足りないので違う……ほんとに候補問題のなんなんだ?」

No.5でした。金属管とIV線1.6mmが赤、白、黒のバラで支給されていました。

で、まあ、金属管をどこに使うかが当初は分からなかったんですね。開始前にも、机に置かれた問題用紙が透けて、うっすらと単線図は見えるんですが、金属管がどこかまでは分かりませんでした。

練習していたときにも、金属管を使うのはNo.6だけだったんです。金属管がある場合に追加で『ボンド線』という追加工程がある場合もあるそうなんです。練習するのもきつい部材なためか、だいたいは出題されません。今回も出題はされていませんでした。ただ、第一種電気工事士技能試験だと油断はできないそうです。

金属管に関しては、どこにつかうかは分かりました。ただ、(E19)って書いてあるのに気がつくまで時間を無駄にしました。アンギラ(カラス)を持ってきていないということにも気がついたので、ホーザンのわっかを締める工具でやろうということになりました。幸先が悪すぎる。

施工途中に、「あれ、なんか……青いVVF2.0mm 3Cが長いような気がする」「完成した作品のケーブルが短い分は50%を下回るとダメだったけど、長い分は欠陥にならないのでいいかな」

「けれどー、けれどもよ? よくできた問題の電工技能試験で、そんな部材の支給するかなあ?」「配布部材もほとんど余らないし、見た目も綺麗に仕上がるようになってるんだよね」

「逆に、金属管を使う方のケーブル3本は、渡り線をとったら短いような……」「練習のときはどうだったっけ? VVF1.6mm 3Cで他と共通だったから長さ感が掴めない」「でも、なんか違和感があるんだなあ。違和感感じるいわかんかんふれんち

違和感があっても、時間は限られていますので作業に集中します。

今回は新機軸、複線図を台紙に大きく描いて眼鏡をなるべく外して作業する作戦でも見やすいの策をとることにしていました。

これがハズレの策でして、テーブルの上に置いたプラスドライバーもなんども探すことになりました。あせっていたのもあるんですが、腰袋の定位置に刺せないので、作業のあとにどこに置いたか分からなくなるのです。

作業スペースがせまいのと立ち上がれないので、腰袋は床に置いていたんです。先回のNo.4のときに立ち上がって締め込もうとしたら注意されたので、今回は立たないようにと決めていました。結果として、作業量が増えました。

それはそれとして、試験時間中には候補問題が何番かは定かではありませんでしたが、支給された部材と単線図、端子台をみていると、複線図もおおまかには描けて、なにをしたらいいかは分かりました。

指でつまんだケーブル2本の太さで、『◯』か『小』かの圧着の刻印は分かります。それと、そもそも大の圧着が試験ではでてこない。『中』の圧着端子が3個配布されるので、『中』の圧着は2箇所で一個は予備だなということも分かります。

赤白黒も揃っている感じで、圧着の刻印も間違えていない。アースの接地線の撚り線も減線は見た感じはしていませんでした。あれ、完成してる?

完成図は参考にした電子書籍からですが、左の青いケーブルの部分が長いかな? ってところと、右側のコンセントのケーブル部分が金属管になっているところ以外は色も接続も同じでした。

コンセントも赤白黒、XYXとアース線で緑と間違えようがない感じです。きれいに揃いました。撚り線でなかったのが大きい。

赤いランプと白いランプの接続も間違えていないので、真ん中の金属ボックスのなかは、色の揃ったチューリップ状態になります。

候補問題はよく練られて作られているので、仕上がりはきれいになります。採点の都合もあるのかもしれません。


本家のNo.5解説です。令和6年度だと金属管ありでした。

下側の端子台の、赤白黒、赤白黒。ここも色が揃っていて、端子台の接続も噛み込みがないようにうっすらと金属部分を揃えて見せる仕上がりになっていました。

花にあたる部分の圧着端子の刻印も、左から来ている2mmと下の1.6mmを小にするところと、◯が一個だけある、あとは流れで中が2個、残りは3本結線で、これはしっかり見直しました。


正直、時間は余ったので、ゴミを片付けていました。床に落ちたケーブルの外装を拾ってゴミ袋に入れたり、金属のかけらをぷちぷち指で押さえて拾っていました。



違和感さんは仕事をしてくれていたのに。


「青いケーブルが長い気がする」

「右側のコンセントまでの距離が、金属管を通ることもあるけど……短いような。いや、指定寸法はあることはある。白と緑線が手前で、白線から渡り線を取るのにも不都合がない。やっぱりよくできてる」

「……よくできているなら、なんで青い線が長いんだ?」 

「練習は部材をケチって再利用しているから、練習で見るものが短めに仕上がるってのはあるけど、それにしても長い気がする……おっと、端子の増し締めをやってなかった、あぶないあぶない、作品全体を動かすから最後にしっかり締め……『時間ですので、工具を置いてください』」

「時間か、しっかり締めれたのでよかった」

試験時間中に気がつくことはありませんでした。


なにかがまずいと判明したのは、試験が終わって、試験会場から退出するときです。

「やっぱり、しっかり完成していて、色別のチューリップにしている他の人のは青いケーブル長くない。採点のために揃えているひとの作品の多くはジャストサイズといっていい」

完成して、採点しやすいようにきれい揃えている人の作品は、青いケーブルが長くは感じなかったんです。どうも、10cmぐらい自分のは青いケーブルが長い。


「変圧器2次側の渡り線をやっていない人もいる」「上がKIP線の渡り線で作業に力を使うから、そこで力尽きるんだよね……わかる。アース線と太さ違うから締め付けにくいし」


会場から出て、スマホを立ち上げて電子書籍で確認します。候補問題のNo.5だったことが分かりました。


金属管などは違いますが、施工条件の肝心な部分は同じです。

https://www.hozan.co.jp/corp/denko1/pg/1no5-1/


施工条件

・端子台の結線は内部結線図に従って使用すること

・変圧器代用の端子台の結線及び配置は次のように行うこと

・接地線は変圧器(T1)のv端子に結線する

変圧器代用の端子台の二次側端子のわたり線は2.0mm(白)を使用する

わたりせんは、あおいけーぶるからとる

あおいけーぶるがながいということは……わたりせんをそこからとっていない

 まあべつにどこからわたりせんをとってもいいよ しろのにみり なら!


「金属管とIV線1.6mmが赤、、黒のバラで支給」

「右側のコンセントまでの距離が、金属管を通ることもあるけど……短いような。いや、指定寸法はあることはある。白と緑線が手前で、白線から渡り線を取るのにも不都合がない。やっぱりよくできてる」


豚まん、肉やきめし、ラーメン。ふらふらと小倉駅あたりを歩いていたら、国境なき医師団のひとが、北九州で行われるラグビーの試合にあわせてか、募金活動をされていました。

験を担ぐために1,000円ぐらい募金しようとおもって紙幣をだすと、現金は受け付けていませんということで、クレジットカードで寄付をすることに。「きょ、きょうは北九州に募金をして、おいしいごはんを食べて有意義だったな!」「何の成果も得られませんでした! じゃないんだ!」「試験? 知らない子ですね……申込みで一万円ぐらいかかった? なんのことですか?」「寄付する金額ですか?」

ワンタイム一万円寄付で再起のために気合いをいれてきました。交通費、練習資材費、ほか雑費をあわせますとーーー


https://www.ranobe.com/2025/07/b.html

このような次第です。




■追加 「なんでケーブルが長くあまってるんだろう?」

に気がついた方の第一種電気工事士技能試験の動画 候補問題としては10番です

【第一種電気工事士】全部CVVは時間掛かる!!|公表問題10技能試験対策

https://youtu.be/wBtEDke4huI?t=1142

ワイの場合は、2次側に白の渡り線があることは忘れていませんでしたが、白1.6mmで渡してしまって欠陥となりました。