Tuesday, October 25, 2005

雄牛と熊と欲豚と その13 ランダム・ウォーカー

今日、徒労感に包まれながら、デイトレードで2ティック(値刻みで二千円)抜いて、手数料・税引き後に1000円の儲けを出しました。なんで徒労感に包まれているのかというと、このままデイトレを続けても、市場平均を上回る結果を出すのは、極めて困難だということが分かったからです。というか、そういうことを抜きにして考えても、アホかという結果です。

このまま、出来る機会がある時にだけアホなデイトレをする場合の効率はどれぐらいでしょう。適度に分散されたポートフォリオを構築して、ラノベでも読みつつ寝転がっているよりも効率が悪いこと受けあいです。そもそも、毎日デイトレできるわけでもなく、また、毎日勝てるわけでもありません。つまり、デイトレは、市場に金と時間を溶かす以外の意義が見いだせないことになります。

仮にうまく回してデイトレを行っても市場平均を上回ることが困難だと分かったのは、ウォール街のランダム・ウォーカー―株式投資の不滅の真理を、通しで読了したためです。すばらしい本です。これから投資を行う人に、必ずお勧めしたい本です。

ウォール街のランダム・ウォーカーを読むと、インデックスファンドをドルコスト平均法で購入すれば、ローコストで手間もかからず、市場平均と同じリターン(あるいは損失)を得ることが出来ることが分かります。ドルコスト平均法自体については、まあ、このサイトで言うことでもないので、適当に検索されてください。

これからは、下げ相場でも、上げ相場でも、市場平均と同じ結果を出してまわれるように、ポートフォリオを組み直して行きたいと思います。前提が、長期では株式市場全体の時価総額は増加するに賭けるってことですね。あと、そっちの方が、寝転がっていても実践できるので楽なのです。

個人的に参考にできる(簡単に真似が出来る)、市場平均でまわる! 機械的に実践しているサイト。

単純システムで、投資信託【ノーロードインデックスファンド】
やはり、ノーロードのインデックスファンドは強いようです。インデックスファンドだと、信託報酬も低額にすることが可能なわけで。日本でも、もっと浸透してほしい。あと、インデックスファンドなのにぼったくり信託報酬の投資信託を設定するファンドが滅びることを祈っています。エイメン。