Sunday, August 05, 2012

クロスバイクで加部島(かべしま)に行き半死半生 うめきながらペダルを踏んでいた後半

ranobe.com: クロスバイクで加部島(かべしま)に行き半死半生 まだ元気だった前半
上からのつづき。

北浜。ここの海はなぜ他と違っているのか? 分かりません。川や山の水が流れ込んでいるのかもしれません。遠浅なのは一つのポイントやも。
 砂も綺麗なんですよね。
 かなり現実から逃避していました。暑かったんです。とりあえず、ここではビックルを買って一気に飲み干しました。
 さらなる現実逃避ポイント。左手の方に、上に伸びる階段があります。MTB乗りなら駆け下りるだろうコース、そして、木の階段を破壊して説教コースです。
 今回の目標は加部島の牧場ですので、呼子周遊は行わずに、まっすぐ呼子大橋を渡ります。
 呼子大橋を渡ってすぐに分岐を右折します。今回はナビ無しだったのですが、「まあ、風の見える丘公園から俯瞰図は見ていたわけだし、なんとかなるだろう」ということで、事前に調べてませんでした。ふりかえると致命(半死)的なミス。
 こういうぽつんとある建造物を見ると、
三人の旅人たち - Google 検索
という童話を思い出します。三人目の駅員がむかった砂漠の中のオアシス。しずくの首飾り (岩波ものがたりの本)に収録されています。

 色々と余裕が無く、すでに水平が取れません。加部島に渡って右折して道になり行き、坂をいくつかこなして農道へ左折して、北へ向かうの図です。この時点で道を間違えていました。
 よく分からないところにたどり着きます。
 花。途方にくれていることを表すカード(カードじゃねえ!)。
 海沿いの棚田を回り込む道を周回して、風の見る丘公園との分岐まで来てしまいました。あ、あれ、キャンプ場とか牧場はどこなの?
 道にも迷うし、写真もなにかがおかしいことはわかるものの、どうすれば良いのか分からなくなっています。
写真は引き算 - Google 検索
写真は引き算だったか……
 かべしまです

加部島に渡って左折してまっすぐくるとこの道、この表示に出会えます。このまままっすぐ行って、突き当たりを左折が正しい道でした。
 到着。既に時間が不味いことになっていますが、とりあえずは風景を楽しむ事に逃避じゃなくて、専念します。
 牛の放牧時間をまるで考えていませんでした。
 ちょっと日本かどうか疑わしい光景ですが、実際に存在します。彩度いじってあるけど。
 遊歩道になっていますが、周回は徒歩でないと海側が回れないようにできています。MTBなら強引にいけるかもしれません。
 牧場内の牛と外のカラス。
 ひまわり。
 クロスバイクと草原。この構図を見て、ワイエスのクリスティーナの世界を思い出しました。

ワイエス クリスティーナ - Google 検索
すでにワイエスも故人です。

 たしか、この時点で、遠景モードでなく、プログラムモードで彩度とコントラストを上げていたような記憶があります。完全に作られた絵です。
 奥の大きな風車もあやしげな写りになっています。
 遠景モード。これも彩度を上げるのですが
 さらにレタッチな感じになります。レタッチは後からはしていませんが、撮る段階でしているという。
 よく分からずに構図を求めて。
 どれがいいのか、あいかわらず分かりません。あと、歩きたくなかった。
 丘。
 太陽が隠れてしまい、少しだけまた出た時に撮影。
 戻っていると、東側で放牧が始まっていました。今度来る時はロードか、で、できれば車で来たいものです。
帰路の無事を祈願して帰途につきます。もう、ここからがグエグデ中のグデグデでして、途中でプログレッシブ乗りにブチ抜かれて、追えば早く走れるかもと追ってみたのが間違いのもとでした。

RRX-670 | 株式会社 杉村商店 Progressive RACING プログレッシブ ロードバイク
けっこうコンポがいじってあったようで、触覚があったかどうか分かりません。というか、とにかく速度が違いすぎてまるで追いつけませんでした。サスペンションをロックしたり、前傾姿勢を取ったりしてペダルを踏んではみたものの、みるみる引き離されていく始末。

そこで余力使い果たしてしまい、あとは固形物を摂ると吐くという確信のもと、すでにたぷんたぷんになった水腹にポカリスエットと熱中飴タブレットを入れて、なんとか家まで漕ぎきりました。最後の方は、フロントをアウターに入れたら踏めなくなるぐらいに消耗しており、あとケツが痛くてもう、ほんとに半死半生という感じでした。

そういえば、半死半生のNOQさんは、今は下月重吾と名を変えられているそうです。