Monday, July 21, 2014

夏の行楽地へのロングライドは地獄絵図 輪行撤退が間に合ってよかったです

 「角島どうでしょう?」  夏には無理目かなあと思っていましたが、言葉のアンカリング効果でふらっと行くことになりました。出発が朝の6時半で、夏の300km超えのコースとしては無謀な出発時間です。涼しい時間帯に距離が稼げないのと、終盤でトラブルがあると撤退が難しくなります。などと言いつつ、前半はゲリラ豪雨に降られる以外は順調でした。
 福岡市~北九州市~関門海峡人道トンネル~山口県下関市~豊北~角島大橋というコースで、「ああ、途中で塩分もカロリーも足りなくなるから、娘々で肉焼き飯と、塩のキツイスープのラーメンセットでも~」と計画しますが、娘々は11時30分開店でした。到着したのが11時ちょうどぐらい。

ジェットのせいで歯車がズレたか……(?)」などと言いつつ、待つのも時間が厳しいので先に進みます。
 押し歩きの関門海峡の下を通るトンネルに到着。自転車ではここが鬼門でして、じぶんはまだフラットペダルでスニーカーなのでマシですが、ビンディングペダルでクリートの場合は死を見ます。
 サイドに人や自転車の道があればなあ。いまからでも吊り下げで、メンテ通路兼用でできないものか。無理か。
 海底でのお約束撮影。1.6kmはながいですたい。
 下関に渡って、唐戸市場でふぐでもたべたいなあなどと思ってはいましたが、装備を解除して自転車を止める場所がないので、ジュースを飲んでナビの設定をして、角島大橋へ向かいます。行きは元気に火の山超えコース。

 下関人道トンネル入り口 角島大橋
ナビタイムへのリンクになります。自分の場合は、ソニーのNV-U37なんですが、案内ルートはNV-U37の方が自転車乗りに適したものになっています。ただ、デフォルトの案内コースだと、坂超えの要求がNV-U37はちょっとつらいです。
 アップダウンはしんどかったものの、車の通りは海沿いよりも少ないコースを通って、川棚ふきんで大きな道に合流します。

道中の「かど家」にて遅めの昼食。肉玉うどんです。出汁は引けていたので、醤油を大量投入して、今後の暑さに備えます。自転車を窓際から監視できるところに駐輪できるのがポイントです。

 ツユも完飲。ここからはもう、ひどく暑い厳しいコースになりました。角島が近づくに連れ、とんでもなく渋滞していたのです。
 豊北(ほうほく)の海岸。角島大橋まで行くといろいろと無理ゲーなので、海水浴がメインなら途中、うどんのかど屋があった川棚付近から渋滞が開始する豊北の手前までで泳ぎに行くのが正解のようです。土井ヶ浜近辺で大渋滞が開始していましたので、泳ぎメインなら川棚から土井ヶ浜までで決めたい。
 豊北の道の駅が隣にありますが、土日休日は駐車場が満杯で入り待ち出待ちで渋滞の一要因になっています。
 そして、昨日の地獄絵図。
 自転車だと余裕の記念撮影ですが、さすがにこの状態の角島大橋を無傷で渡り切る自信がなかったので、おみやげに角島まんじゅうを買って宅配してもらい帰路に付きます。
 この時点で、片道147km、経過時間は8時間ちょい。アップダウン多めだとまあまあかなあなどと思っていました。
 しかし、海は綺麗なんですが……

 車でこようなどと思わなくてよかった。
 オフシーズンになら車できてみたい。
 そして、余裕の無くなった帰路で、また、手打ちうどんのかど屋に寄ります。今度は、カレーうどんです。
 醤油を大量に入れて、またツユまで完飲。それでも塩が足りなくなっていました。まあ、炎天下でペダリングが10時間超えていましたから。
 道中に、パンクをしていた二人組の女性ライダーがいて、ちらっと助けようかと思って見てみたのですが、ライト以外の装備面が自分よりも揃っていたので、とくに何も手助けできることなく先に行きました。ミニフロアポンプありだったという。えらいっす。
 で、こちらもみごとなレベルの貫通パンクに遭遇してしまい、修理をするも、じょじょに空気が抜けていく状態になりました。使っている空気入れが、携帯用のストレートタイプのもので、適当に空気を入れると、すぐにコアにダメージが行くという。どうもパッチで修理していた部分も、貫通痕だったのでイジーパッチが真芯にはれず、そこからも少しづつ漏れているようでした。

先に遭遇した女性ライダーは初心者っぽいのにもかかわらず、イジーパッチでなくちゃとしたパッチでミニフロアポンプだったし、なにか自分は色々と道を間違えているのではないか? なんで、ライトだけに装備が偏っているんだろう?
持っている携帯ポンプだとコアにダメージが行くのは分かっていたので、パンク修理したチューブで街中までいって、あとはそこでチューブ交換して、ショップか駅前の駐輪場で空気入れを借りるとすりかなと大甘の期待で小倉にたどり着くと、もう時間が20時を回っていて自転車ショップは閉まっています。

「あー、駅前の駐輪場なら、空気入れあるでしょう」と思って、駅前の駐輪場に行くと、空気入れはあるにはあったのですが、フレンチバルブ対応をしている空気入れがあるわけもなく……

「クッ! しかし、英式―仏式のバルブアダプタがサドルバッグの中かホイールのバルブ先にあるはず! 80psiぐらいまでは入れることが……」   えー、なんか、バルブアダプタは、新しいハブにしたときに外した古いホイールのチューブ先につけたままだったようです。

ゲリラ豪雨の降ったこれから走らないと行けない東郷あたりの路面などを考えると、たぶんまたパンクする可能性が高いので、八幡駅から輪行で帰ってきました。この
輪行撤退だけは、わりと正解だったと自分を納得させています。