Saturday, September 12, 2015

Zwift のスプリント区間で思ったよりもガッタンコだった謎が解ける 

STRAVAなどで自分が自転車を漕ぐのがそんなに速くないことはわかっていました。体重が重いため、特に上り坂がダメです。もっとも、コーナリングもヘタなので下りもダメなんですが、とにかくそんなに速くはないと。むしろ、遅い。STRAVAでの結果からいうと、下から数えたほうが早いです。下位数%に入ります。

脚力不足に体重過多、体脂肪率20%越えにプラスして機材面での気合不足もあります。フロント32Hのハブダイナモホイールでライトを常時点灯、リアのシートポストキャリアとバッグにつめた輪行袋、メンテナンス道具。前後に25Cのタイヤ、リアはエクステンザRR2Lで耐パンクプロテクター層厚め。あとフラットペダルなので引き足などは使えません。

しかし、ローラー台であれば、フラットペダル以外は機材面の不利から解放されています。Zwiftを初めた時は、少しは速くなるかなーなどと思っていました。しかし、STRAVAで遅いので、Zwiftでも当然に遅かったのです。   

ですよねー。

そして、watopia周回で、先日に軽くあしらわれた某F氏にまたブチ抜かれました。某F氏と近い場所を走ると、だいたいは泳がされています。で、登り測定区間、スプリント区間の両方で、ゴール前でさくっと抜かれます。

あ、遊ばれている。それがすぐに分かる抜かれ方です。せめて、登りかスプリント区間のどっちかでは負けないゼ! 登りはあきらかに無理なので、スプリントで一矢報いる! うぉぉぉぉ! 全力で漕ぐんだゼー! おおおぉ!

はい、あっさりと負けました。某F氏は、坂の登りでのパワーウェイトレシオが5w/kgぐらいでした。自分は体重83kgで登録しています。平坦で某F氏との距離が一定の際に、自分のワット数は164~166Wでした。パワーウェイトレシオは、約2w/kgと表示されます。距離一定の某F氏は、2.3~2.4w/kgでした。すると、某F氏の登録体重は約70kg近辺で、坂の登りで出している推定パワーは350W前後と分かります。

さ、350Wならスプリント区間では少しだけでも追いすがれるはず。たぶん。理論上は。根性を出せば。とか思っていたんですが、軽やかに置いて行かれます。思わず白目。

やっぱり、心拍計がいるなあ。心拍数を見ていれば、途中でたれることだけは防げて、少しはマシになるのかな。ああ、心拍計はあるけど、Zwiftに表示されないんだよなあ、レモンレボリューションのパワーパイロット付属の心拍計。ほんとにANT規格なんじゃろか。

しかし、ここまで相手にならないとは、Zwiftってなんかコツがあるのかなあ。そう思って、動画検索をしました。

【ロードバイク・ゲーム実況】PART3 UCI ロードレース世界選手権 リッチモンドでスプリント賞GET?!【ZWIFT】
https://www.youtube.com/watch?v=niWI3XkuFkE
冒頭のもがきで違和感がありました。続けてぼんやりと見ていると、後半の10:40のスプリントのところでのペダリング音とワット数で閃いたのです。

https://www.youtube.com/watch?v=niWI3XkuFkE&feature=youtu.be&t=640
この音とワット数。ローラー台の種類は違いますが、同じような音がした時に、こちらのZwiftで表示されるワット数があきらかに低いと感じます。さらに言えば、動画の中の人の足の太さが、こちらよりも明らかに細いのです。それで自分がZwiftで出せる最大ワット数よりもはるかに上のワット数でペダリングしている。

動画冒頭では、シッティングでもがいて500Wが出ています。レモンレボリューションで自分の場合は、53-11Tでダンシングしてもがけば、レモンレボリューション専用のパワーパイロット表示で、約800Wは出るのです。シッティングだと500Wちょいです。

 Zwiftで258W表示の時、パワーパイロットでは358W表示。
 パワーパイロットの計測MAX WATTは564W。シッティングでもがいて、自転車とレモンレボリューションの位置がズレるぐらいの負荷です。
Zwiftでは、瞬間的に400W出ましたというのが最高表示ワットでした。ド・ネガティブワット表示! ハッピーワットの真逆です。




Zwift LEMOND revolution
レモンレボリューションはファンの風圧で負荷を掛けていくため、負荷は累乗で上がっていきます。通常のローラー台はそうではありません。

これでは、Zwift上ではどうにもなりません。高負荷になればなるほど、Zwiftで表示されるワット数がレモンレボリューションのワット数と乖離していく。スプリント区間で必敗の仕組みです。海外フォーラムでも、パワーパイロットで表示されるワット数とZwiftでのワット数が離れすぎている。ローラー台を「not  listed」選択してレモンレボリューションのパワーパイロットとつなぐと、Zwift上では明らかに低いワット数が出るという問題は報告されていました。ひとつだけ謎が溶けてすっきりできました。