Sunday, January 22, 2006

懐中電灯の持ち方

懐中電灯を使うさい、いったいどう持つのがいいのだろう。検索してみました。事前に、「ひょっとすると、こういう持ち方がいいのでは?」という持ち方はありました。洋画の警察・軍隊もので見かける持ち方で、長めの懐中電灯(多くはマグライト)の電球のある部分を逆手で持って、柄を長く余らせる。で、頭部の横に掲げるわけです。なんかよさげ。

で、頭部の横に逆手で掲げる意味を検索していくと

・何かあった際に、懐中電灯の柄で殴ることができる。棍棒として使用する。本体プラス電池の重量で殴れるわけです。
・頭部横に持ってくると照らす先で、もっとも影が出来にくい。
・光の照射先を目線と一致させることができる。
・頭部近くに光源を持ってくることで、相対する人物に対しての目くらましになる。顔を見られることを防ぐ。

という、ちょっと普通に生活する分には必要のない長所がある持ち方ということが判明しました。棍棒として使える持ち方! 鈍器ライトー。日本では、ちょっとトラブル満点な

長柄マグライトの光源部付近逆手持ちは、アメリカの警察・軍関係で一昔前の常道だったようです。夜間に射撃の標的にならないように、頭部から少し離して構える場合もあり。

 最近では、アメリカの警察は、懐中電灯を棍棒として使用し被疑者に対する過剰な暴行を避けるために、懐中電灯としての機能を優先したものに誘導しているようです。自前で用意させると、武器にもなるマグライトの長いヤツばかりを警官が選択すると。で、官費で懐中電灯を支給する警察署もあるようです。

懐中電灯ストリームライトのルミテック日本|警察・防衛用懐中電灯
証明された性能と信頼性アメリカの警察が正式貸与品に採用

軽いライトであれば、アメリカの場合は銃に装着する用途も出てきます。

日本のドラマ・映画内での警察官は、順手で柄の末端を持ち、電球部分を前に突き出す。というか、警官に限らず、日本人は普通は順手で柄の末端持ち。日本においては、この持ち方で必要十分であることが分かりました。うっかり人を棍棒で殴ると、あとが大変面倒になるわけでして、はい。


3W LEDを使った、単一電池3本のマグライト。いまの標準的な鈍器マグライトです。白い光になります。


単一電池を6本使用した純粋鈍器マグライトです。地震の際に建物に閉じ込められた時に、バールがわりテコにしたり、窓ガラスの厚いものを破ったりする事にも使えそうです。LEDでなく、クリプトン球で106ルーメン。オレンジ色の明るい光で10時間保ちます。公式サイトでは、もうちょっと明るく時間も保つと書かれています。アメリカの電池だと、初期の電圧が1.65Vのものもありますので、そこら辺の規格内だけど、ちょっと電圧高めの電池を使えば、1時間ぐらいは使用時間が伸びるのかもしれません。

クリプトン球のオレンジ色の光は、霧の中や雨では特に役に立ちます。乱反射しにくいのです。台風の中で用水路を見に行くにはオレンジ色の光の懐中電灯がおすすめです。

他にも棍棒として使用した後、飛び散った血糊を掃除する際にもLEDの白い光よりも役に立ちます。電球色的なオレンジ色の光の中で、くつろいで血糊を掃除できるという。白い蛍光色ではそうはいきません。



以下、参考URL
7D Cell Maglite??? - Page 2
 ドン引きする単一電池7本使用のライトが中盤で紹介されています。特殊警棒が末端に付け加えられているヒッピーアジャスターつきライト。というか、ライト付き鉄杖。ジュードーヘッドという特殊な柄頭モデル。もちろん攻撃・制圧用。いにしえの兵器です。

aki's STOCKTAKING: MAG-LITE
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000689.html
aki's STOCKTAKING: MAG-LITE LED set
 コストコが最寄りにあれば、MAG-LITE LED setはおすすめです。

LIGHT*MANIA(懐中電灯趣味のサイト)
http://fuja.s22.xrea.com/index.shtml
目指せ!ライトマニア HATTAのLEDライトレビュー
目指せ!ライトマニア HATTAのLEDライトレビュー

日本フラッシュライトチャンネル
http://www.lightch.com/
MAG-LITE

MAG-LITE
公式。LED化への対応で、かつての地位を取り戻せるか。アメリカ映画の中では、分かりやすさを重視してか、まだまだ懐中電灯と言えばマグライトのようです。アメリカでは老若男女がシルエットを見た瞬間に、それがいったい何なのか分かりますからね。LEDタクティカルライトは、光化学兵器と勘違いされる光量だし、タクティカルライトの光で目つぶしを真似されたら困るという理由もありそうです。