Sunday, July 02, 2023

福岡でも線状降水帯で擁壁が崩れるとは

 福岡市城南区で擁壁崩れる 九州北部で線状降水帯発生の可能性

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1103273/

擁壁崩れるとは思っていませんでしたが、わりと特殊な条件のところでした。

下側を整地 → 上側の押さえと屋根になっていた家屋と庭木が開発でなくなる → 水はけは悪くなり、水がたまりやすくなる → 線状降水帯で土砂ダム状態になる → 土砂ダム決壊=擁壁くずれ

国土交通省の宅地擁壁の健全度判定・予防保全対策マニュアル 

https://www.mlit.go.jp/toshi/content/001474700.pdf

税制変更で更地の方が保有コストが安くなった場合は、擁壁の上に更地が増えるかもしれません。そこに線状降水帯がくると同じような災害が増えていくでしょう。

斜面災害都市型斜面災害、斜面の管理されていない雑木林もよくないようです。

擁壁の内部は目視できませんが雨があがったあとに乾きが遅く濡れている部分はまずいと宅地擁壁の健全度判定・予防保全対策マニュアルに解説があります。白華現象があると一翻うわのせ。

擁壁 赤外線カメラ 表面の浮きはわかるようです。内側まではパシャっと撮影しただけでは無理のもよう。