朝の3時出発で、八木山峠へ。 |
そういえば国東半島ではツールド国東という名の通った自転車イベントがありますが、行ったことはありませんでした。宇佐神宮までは車で行ったことがありましたが、車でも自転車でも、国東半島は未踏の地です。
じゃあ、行ってみるかと、朝の3時に八木山峠越え、これも自転車では初越えで向かうことにします。いきなりの死亡フラグを立てまくっていました。八木山峠を越えて見る朝焼けは素晴らしかったのですが。
8時を回っていたところで、峠を超えたことで疲労がたまったのか、進みが遅くなり朝食を摂ることにしました。立ち食いうどんの店です。たぶん、正式名称が、立ち食いうどん。よりお大きなくくりで「ドライブイン香春(かわら)」で、立ち食いうどんコーナーらしいです。となりにはたこ焼きコーナーもありましたが、まだやっていませんでした。
立ち食いうどん。明太子丸天です。もにゅもにゅと完食。薄味でバランスが取れていました。
で、食べてハンガーノック状態なのも回復したかなと思ったら、ペダルは重いままです。軽い上りでも抵抗がー、ん? と思ったら、後輪にでかいホチキスの針っぽいものが刺さっていました。後輪は、25CのエクステンザRR2LLで、ロード用としてはもっとも耐パンクプロテクター層が厚いものの一つです。
どうも、深夜の八木山峠で車から追われて路肩に逃げ込んだ時にでも拾ってしまったようです。
自転車を押しながら、道の駅・香春まで移動します。香春岳ではなさそうですが、紅葉の山を見つつパンク修理。チューブは2個持ってきていましたが、往路の途中だったのでパッチで修理するを選択します。トイレも借りて再出発。
遠くに見える、なだらかな下りの稜線をもつ山。名前が分かりません。検索したのですが、ちょっと分からず。
いずもそばの店を発見。おお。丸亀本店。えー、うどんがおいしそうです。讃岐うどんの店でもあるそうで、ここでトイレを借りるついでに、また違和感が大きくなった後輪のタイヤに空気を入れ直します。
さらに走行するも、行橋のローソン駐車場でギブアップ。チューブ交換を行います。残りチューブが1。自転車屋を見つけたら、700C×25Cのチューブ買うか……などと思っていましたが、最後まで自転車屋は見つかりませんでした。
チューブ交換をして、中津城に到着します。国東半島まであとどれぐらいなんだろうか。ナビで距離は分かるけど、ロードコンディションやら交通の具合、風向きが分からないんだよなあ。中津城の土産売り場があるだろうから、そこでお土産を買って撤退しようかなと考えていました。
これは重機無しだと大変そう。盛り土で埋めて石を置いて埋めての繰り返しでつくったのでしょうか。
日本3大水城だそうです。この後、闇無浜神社を見て右折します。そこからは長いことまっすぐな道が続きます。23号線。
麺処くらや中津店。通り過ぎようかと思いましたが、なにかが足を引き止めました。大分は瀬戸内文化圏でもあるそうで、さぬきうどんの店がけっこうあるそうです。いりこだしもアリってことですね。
日替わりうどん定食。ホイコーロー。名物の一つ、ハモ天定食にすれば良かったのかもしれません。メニューにあったのに。夜定食のメニューが一ヶ月のスケジュールで示されていました。
http://o-kuraya.com/higashinakatsu_500en.php
地元でも愛されているそうな。
干拓地を横目に国東半島へ向かいます。くらやで食事をとっていたのは大正解でした。補給箇所が極端に減ってきています。
宇佐あたりで、「あ、宇佐神宮でピーナッツ飴を買おう。というか、土産も宇佐神宮で買っておいて宅急便で送ろう」ということで、寄ってみました宇佐神宮。3回目。
土産の他に、追加で自分で食べる用のピーナッツ飴を購入。ピーナッツ飴は計5袋購入しました。是恒商店のピーナツ飴です。代表者 是恒咲。おおー、咲-saki-(違う)。
実際の是恒商店での飴作成を見て、以前と味の違う理由がわかったような気がしました。確証がないため、まあ、またこんど行った際に確認したいと思います。
で、真玉から本格的に国東半島のアップダウンが始まります。というか、アップダウンが厳しいとは知らずにやってきていたので、ちょっと目眩を覚えました。更に言うと、真玉のトンネルで、やむなく歩道を走った際に、風車で回る反射板に右足をぶつけてしまい、右足小指と薬指の感覚が消えます。
国東半島に行こうと思って豊後高田市で引き上げたのでは完敗ですので、なんとか国東市まできました。
海風が温風を運んでくるのか、ひまわり畑の奥で稲刈りが行われていました。11月なのに。来てみないと分からないことも多いものです。
仮目標地点であった、姫島行きフェリー乗り場に到着します。
車海老くいてえ。
が、食堂施設はなかったため、姫島行きフェリー乗り場名物、カロリーメイト(メープル味)を自販機で購入して補給とします。
この時点でで174km。100マイルも超えているので、2ch自転車板の100マイルスレッドへレポート投稿する資格を得ました。
睡眠も不足しており、とっさの判断力が鈍ってきている状態でした。帰りは輪行にしようとは思ったものの、じゃあ、どこから輪行するのか?
別府まで行ければ、そこからは電車か高速バスかの選択ができます。ただ、ロードバイクの輪行袋入れだと、高速バスに乗れない可能性があります。この日はNexus7を持ってきておらず、高速バス会社の電話番号を調べるのも一苦労でした。聞いてみると、時刻によりバス会社が違い明確な答えが現地からでないと難しいとのことでした。
高速バスは諦めます。あとは、別府か宇佐かですが……姫島行きフェリー乗り場からだと宇佐が近かったため、宇佐からの輪行撤退にすることにしました。
帰り。夕焼けを見て、たまに思い出すのが黄金色舞台。
途中で補給の必要が出てきたため、お菓子屋に寄ってみました。お菓子司・伊藤宝来堂です。
シュークリーム。2個食べ。甘く、クリームが硬めでシューがふやけるまで時間がかかる工夫がなされていました。宇佐で最後の補給になります。宇佐駅の近くで、からあげ店も見かけましたが、時間が読めずに素通りしました。後から調べると、キロ売りの注文が飛び交う地元の名店だったようです。なんと、あげる前のものを配送してもらえるとか。
宇佐駅について206km走行でした。
消費カロリーは8000kcal表示。経過13時間で大半は自転車を漕いでいたらそうなるかなという。
宇佐駅に着き、輪行パッキング。約10分で完了。横に膨らみが大きいペダルと突き出たシートポストキャリアが難です。どっちかをなんとかしないと、輪行袋パッキングは時間短縮ができないでしょう。ペダルを三ヶ島の折りたたみかEzyスーペリアペダルにするというのが現実的な解でしょうか。
リフレクターは埋め込みしか使わないことにしていますので、ラムダペダルということになります。折りたたみペダルにロングライドのときだけ換装する?
http://bit.ly/1sdWrAN
宇佐美神奈だそうな。地域別に萌えキャラがあったのね。
たなたま宇佐駅を選択しましたので助かりましたが、特急ソニックにちりんはここらへんでは宇佐駅にしか停車しないそうです。と、今はソニックということでした。
どうもグリーン車でないと輪行は難しいようでした。座ったら意識を失う確信があったので、一番後ろの指定席を購入して、スペースに自転車が収まらないことを確認した後は、乗降口で輪行袋をおさえて、博多駅まで立ちっぱなしでした。降り口が駅によって右左が違うため、アナウンスの度に左右に移動していました。後から考えると、右足小指と薬指の感覚は薄れた状態で何度もコケそうになっていたため、グリーン車料金を払って寝ておくべきでした。フロントディレイラーを曲げたら、グリーン車料金よりも高くつくことになっていたからです。
(後から記憶を整理すると、宇佐駅から乗る時点では、ソニックにグリーン車があるということを知りませんでした。グリーン車利用は最初から無理な相談でした。)
翌日の夜になっても右足の小指と薬指のしびれは消えません。押すと膨らんでいて、痛みもあります。なぜ、判断を誤るのか。ぐったり。
豊後高田の蕎麦は、また食べることができませんでした。道と時間の選択が難しい……
28Cのシュワルベマラソンかプラスにして、パンクリスクを下げるべきなのか……DEFYに28Cは難しいか。あと、シュワルベはワイヤービードなので、たぶん冬の夜に手がかじかんでいると、タイヤを脱着できる自信がありません。
エクステンザはケブラービードです。自分の場合は外す時はレバーを使いますが、入れる時はレバー無しで入れることができます。冬でも出来ました。
サーファスの安いタイヤに一回換えてしてみたこともあります。サーファスの安いタイヤはワイヤービードで、長崎ロングライドの往復の帰路、夜、くそ寒い時にパンクした際にタイヤが脱着できずに死を見ました。そこからエクステンザに戻りました。
エクステンザは、ロングライドだと3回に1回はパンクしていますが、いずれも金属の釘・ネジ・針っぽいものを踏み抜いたことが原因です。
博多駅について、ホームを移ってから、かしわうどんを食べました。国東半島一周は出来ず敗走でしたが、大きな怪我もなく終われて良かったです。