Saturday, November 19, 2005

かき食えば鐘が鳴るなり法隆寺

冒頭の一句は、正岡子規の句です。「食えば」は「食へば」だったかもしれません。

というわけで、天麩羅屋で、牡蛎フライ定食を食べてきました。牡蛎食えば波の音する天麩羅屋ったなぐあいでしょうか。ちなみに、かき食へば~は、正岡子規が、法隆寺の近くの天麩羅屋で、牡蛎フライ定食を食べている際に思いついたというのは、よく知られた話です。間違えて、牡蛎を柿と思いこんで、かくき食へば~の句を紹介しているサイトに、メール等で指摘してあげると喜ばれることうけあいです。一日一善、どうでしょうか。なお、指摘する際には、ranobe.comの名前は出さないようにしてください。

あと、正岡子規は、実際には東大寺の初夜の鐘の音を聞いていた説(下の方に紹介あり)が検索すると出てきました。法隆寺の方が響きが良かったので、法隆寺にしたとかなんとか、まー、真実は闇の中です。ああ、ひょっとしたら、牡蛎フライも、焼き牡蛎だったのかもしれません。今後の、正岡子規研究の成果発表を待ちたいところです。