Thursday, March 23, 2006

ぱくぱくパール柑

いまが季節のパール柑をぱくぱくと食べる。実際は、ぱくぱくと言うほど手早く食べることはできずに、包丁を片手に流しの前で、固い外皮と手強い内皮を始末しつつ食べていくわけです。

食べているのは小ぶりの大きさのパール柑で、実の中には、仕掛けは無くても種があるので、それをぷぺぺぺっと捨てつつ食べるのもまた楽しかったり面倒だったり。スイカに塩と同じで、この面倒さがいいのかも。味は酸味、甘みとも少なく薄味さわやか柑橘。グレープフルーツよりも締まりがある感じ。グレープフルーツを養殖モノとするなら、パール柑は天然モノっていう歯ごたえです。なかなかに高級感の有る仕上がりとなっておりますパール柑。大橘とも。

文旦については以下に詳しくあります。
「文旦博物館」白木果樹園
ぶんたん類の来歴

ぶんたんはマレー半島からインドネシアが原産といわれるが、確実な 野生系統は知られていない。中国南部には早い時代に伝晩し、日本 には江戸時代に南方から果実(種子)で持ちこまれ、実生から独特の 品種が生じた。 ザボンの名はポルトガル、スペイン語のZamboaの転訛語で、Zamboa はセイロン語でjamboleに由来するという。

ぶんたん(文旦)は中国語に由来し、洋梨系や倒卵形のもののみを指す という。


果実一個に歴史ありってとこでしょうか。入手難易度が高くスーパーなどで売っていないのが難かも。