Friday, July 19, 2013

夏に島原へ自転車はないなと悟った暑中ライド 

 宿場茶屋の看板から写真を貼り付けというよく分からないこになっています。

 寝過ごして出発時間が朝の5時になって、暑い時間帯に走ることになるのが分かっていましたが、塩分タブレットがあれば行けるだろうという目論見でした。
 青い空。他の問題点として、グローブを干していたら左手側のグローブが無くなってしまい、まあ、ばーてーぷあるしいけるだろうと、左手はグローブ無しで出発したことでしょうか。追加で分かったことですが、胃薬が2パッケージしかなく、痛み止め用の塗り薬は忘れていました。

この朝の青空が出ていることは問題は露見しませんでしたが、だんだんと後から症状が出てきます。

このころは、雲が山よりも高いなあ

山見上げ 見上げる山より 雲高く うーむ、季語がなんだかわからんな、あと、見上げてないしなーとか詠んでいました。雲立ち渡れ、見つつ夏を忍べるように。冷静に考えると、すでに暑さで集中力が切れていたという。

 444号。

この時点で、各休憩所や手洗いの水が飲めるところで給水をしまくって、5リットル以上は給水していました。塩分タブレットもあわせて飲んでいましたので、塩不足に陥りませんが、補給のガッツギアゼリーを飲む度に、だんだんと胃の辺りが重くなってきたことが分かります。
 ちょっとだけ雨に降られました。帰路の時には盛大に路面が濡れていたので、局地的に夕立があったのでしょう。
 やめよう、ワラ燃やしの看板。

 阿蘇の野焼きと違って、風向き次第では住宅地にも煙がいくからでしょうか?
 有明海の干拓しているとこと。とんでもなく広大な面積を埋め立てています。
 夏としかいいようがありません。山の上に雲が滞留している感じです。阿蘇に行きたいなあとか思ってました。この辺りで右ふくらはぎの痛みはすでに知覚できていました。実際に行っていたらひどいことになっていたでしょう。
 島原半島・雲仙に近づくにつれ、だんだんとアップダウンがでてきます。補給ポイントがわりとあるのが救いです。
 雲仙入り。

雲仙 - Google 検索
冬もよさそうです。できれば車で、スタッドレスかチェーンを装備して行きたい。

 めちゃくちゃに存在感があります。

雲仙普賢岳 - Google 検索
 このイメージが強いせいでしょうか。


 夏の花?
 地図で事前にルートを見ていると、海の中を延々と突っ切るコースがあって、調べても橋はかかっていませんでした「うーん、なんかの登録ミスかなあ」と思っていたら、堤防が道路になっていて、そのまま堤防道路という名前だったという。
 ただまっすぐです。しかも逆風だったので、無理ゲー道路。
 途中には写真を撮影するポイントもありました。
 自転車、雲、普賢岳という上からの順番で映るようにしてみました。
 尾茂浜の駐車場。トイレが使えます。そして、手洗いの水が水道水です。ここで2リットルぐらい水を飲ませてもらいました。頭に水をかぶったり、サイクルジャージに水をかけたりとやりたい放題。
 突堤の先には釣り人が。
 夏でがんすなあ。
 目的地の島原城につくまでに、普賢岳を満喫できます。ヒルクライマーなら登っていけるのでしょう。

それはそれとして、国東半島と比べて島原半島がサイクリスト向けにイベントが少ないことが、今回のライドで分かりました。まず、夏が無理。島原は南国でした。そして、噴火がいつあるか分からない。有明海の開門調査で揉めていて、いろいろと主張の対立する看板が海沿いを走っていると目立つ。あと、交通量が多い割りに、路肩が狭くて自転車が安全に走るところが無い地点が多数ある。



がまだすロード - Google 検索
がまだすロードの案内が出ていましたが、すでに脚の痛みが急な登りの際にひどくなることが分かっていたので回避しました。
 山頂部の、いかにも爆発した後でーすという痕跡がなければのどかなんですが、つねに緊張感があるという。こんな自然の驚異が目の前にあるのに、半端無い広さの干潟を埋め立てようとするってのも、なかなかに気合いの入った話です。
 島原城に到着しました。堀に水がある! 唐津城、熊本城は堀に水無し。福岡城址は水あるけれど城は無し。小倉城は至近で見たことがありません。お城でお堀で水がある。ちょっと感動しました。 
 ここに天草四郎が立てこもったのかー、と、ありがちな間違いをしていました。

島原の乱 - Google 検索
原城址に立てこもったのです。


 こっちからの見かけはよかったのですが。
 こちらは改修中。あと、くまもんに侵略されかけ中でした。くまもん、マジやばい。少なくとも九州は支配下に置く勢いです。きっと、くまもんの着ぐるみの像が建てられて、くまもん着ぐるみ像よりも背丈が高い着ぐるみは着ぐるみ頭税を取られるようになるに違いありません。
 往路でだいたい160kmでした。消費カロリー的に、これは後半にハンガーノックあるなと分かっていましたが、胸焼けと暑さによる疲労で多くの食事を摂ることができなくなっていました。水分は多めに摂取していたのが、胃酸が出て胸焼けするポイントだったのかもしれません。
 島原城の位置的な図。

データ更新もしないと行けません。
 ハンガーノック避けのためにアイスクリームを食べます。わりと食べてはいましたが……
 そして、茶店でそうめんを食べ、お土産を買って発送手続き。このそうめんが予想以上にうまくて驚きでした。麺ののどごし、つゆの嫌みのない甘さに、味変できるワサビありと、思わずつゆを飲み干してしまったという。
 かんざらし、ろくべえ。これ以上は食べ切れませんでした。
 食事も取って、雲仙の丘と島原城も見たし、あとは半島一周かなあと思ってはいましたが
 風向きも悪く、脚も痛いので引き返すことにしました。
 帰路でも見事な青空。今日は良かったなあ。
 などと言っていたら、脚の痛みにプラスしてハンガーノック症状も出始めて、なんとか胃薬を調達して、おにぎり2個、サンドイッチ1個を食べましたがすぐには回復せず。

有明海 飯田駐車場 - Google 検索


途中の飯田駐車場で、どうしようもなくなって40分ぐらい寝てました。飯田駐車場は奥側に寝ることが出来る大きさのベンチがあって、そこで横になって休みました。トイレありで給水ポイントにもなります。フェリーを使って有明海沿いを走る時にも便利で、眺望も良いそうです。

食事を取って休むとハンガーノック症状は軽減されましたが、もうあんまり食事を取る気力がなくなっていました。摂取したのは700kcalほどです。1時間に最低でも400kcalは摂取しないと行けません。ジュースを飲むとして、約2時間分の走行はできる計算でしたが、あと5時間ぐらい走らなくてはなりませんでした。

その後、なんとかコンビニで素麺を購入し食べきって、あとはジュースを数本飲んだのですが、ナビに表示されるカロリー量にはとうてい追いつきません。さらにパンクというトラブル発生で、もう後半はぐでぐででした。普通だったらさくっとパンクも直せるのですが、暗いはグローブ無しで来ていた左手が痺れて細かいパーツをぽろぽろ落とすは、さらには後輪がパンクしていたので外そうとすると、タイラップで固定していたACダイナモのDS1-Rを外すのに手こずるわと悪夢の極みでした。

 これはパンク前の夕暮れです。

 ハンガーノック症状が出ていない時でも右脚の痛みで踏み込めず。追加で尻の痛みが出てきて、こちらは対処のしようがありませんで、左手の痺れ、あと眠気と、もう、満身創痍という感じでした。コカコーラの蒼いエナジードリンクが自販機で売っていたので、1本は飲みましたが、500ml一本でカフェインが100mg入っていて、胸焼けがひどくなったので以降は飲めず。


 帰路は10時間以上かかったというー。
帰宅後に入浴して体重を量ると、さんざん飲んで食べたハズですが、体重は1kg近く減っていました。水分補給に失敗していたわけです。
 サイコンの走行時間は14時間ちょいでした。実際は、朝の5時に出発して、翌日の0時24分に帰宅です。飯田駐車場で休んだり、島原城で素麺食べたり、あとは信号待ちとコンビニ補給、写真撮影分で総時間が延びました。
走行距離は328km表示。途中でダイナモライトをつけると干渉で0km表示が続いてしまい、あと5~6kmはプラスかなという感じです。

道中で交通事故処理を4件ほど見ました。

車を運転される方は、暑くても注意力散漫にならずに安全運転を心がけて下さい。夏の日差しが眩しい場合は、偏光グラスがおすすめ中のおすすめです。ダッシュボード反射も抑えられますので、サイドピラー無しのものは事故防止という点でも有効でしょう。


偏光サングラス、偏光オーバーグラス スマートタイプ、偏光オーバーグラスです。と、最後はamazonアフィで締めるのが、ジャマイカンカンカンパニー。ああ、そういえば、雑君保プ新刊を買ってないなー。

つうか、これは絵柄が違うような……名前はあってる。んん、んー?