Sunday, September 16, 2007

投信スーパーセンターがリニューアル

http://www.toshin-sc.com/
なにかが間違っている。

投信スーパーセンター Part3

長期(15年以上)積み立ては、外国株式インデックスファンドがおすすめです。まともな国際投資可能なETFが国内で上場したら、そっちに乗り換えがおすすめ。

えー、今回のリニューアルで、重要な課題であったコスト別での投信比較が可能になっています。実は快挙。日本ではモーニングスターのサイトが腐っているため、このコスト比較を利用するためだけに、投信スーパーセンターのサイトを利用するのもありでしょう。

ただし、比較できるコストは表向きのものだけです。特に、ファンド・オブ・ファンズの場合は表の信託報酬だけ見てもまったく意味がありません。で、投信スーパーセンターのコスト比較では、ファンド・オブ・ファンズの実質的なコストはでてきません。

まともなファンド・オブ・ファンズでは、目論見書に投資先のファンドの信託報酬をあわせた、実質的なコストが書かれています。それを必ず確認してください。ファンド・オブ・ファンズで、実質的なコストが書かれていないものは避けるべきです。書いてあっても高ければ逃げだしましょう。投資する許容限界は1%半ばを目安に。

なお、REIT入りの場合に、しょうがなくファンド・オブ・ファンズと書かれている場合もあります。REIT入りの場合は、REITの内部コストを知るのは困難(面倒)です。各REITの組成先のサイトからでも気合いで調べるしかありません。分からないものには投資しないの原則を貫くか、REITは内外あわせて1~2割をインデックス投資するにとどめておくのがおすすめです。

さらに細かい、しかし、決して無視できない内部コスト全体の比較は、各投信の決算書を見るか、以下のサイトでぺちぺちと自分で計算するしかありません。
DFC FUNDGUIDE:main
http://ita.dir.co.jp/top.html
おおむね、売買回転率が高いほど、内部での本当のコストは跳ね上がります。エマージング系だと売買回転率4(一年間で、保有銘柄が4回入れ替わる)とかが平気で存在します。コスト増、リターンの低下につながるため要注意です。