Wednesday, September 30, 2009

Vostro 1000 再度バラしてCPUのグリスを塗り直し

CPU温度がアイドル状態で45℃というのは、負荷が掛かった時に60℃を越えて、いつ発熱で強制シャットダウンになるか分かりません。購入が一年を経過してサポート延長もしておらず、あと、延長していても勝手にバラしているのでサポートは受けられません。

となると、ダメでもともとなわけで、CPUのグリス塗り直しに挑戦してようということになりました。最悪ならHDDからデータ抜いて、昨日、ドロドロになりつつも組み上がったデスクトップにメインマシンを切り替えるだけです。

DELL Vostro 1000/Inspiron 1501 CPUファン掃除 分解
VOSTRO1000の冷却ファンを清掃しました。:今日のsariko:So-net blog
参考ページ。CPUファンの清掃まで手順は同じで、今度はCPUとチップセットにまでまたがっているヒートシンクを外すだけです。写真は外したところです。グリスでなくて、組み立て時の熱伝導シートのようなものがありました。かなりカチカチで、ヘラでこすると、ぽろぽろと削れます。密着していないと熱伝導をする能力が下がるのでいいことはありません。


完全に拭き取ります。うかつに残しても、それは熱の伝導を邪魔するだけです。問題の切り分けのために、今回はチップセットの方は手をつけませんでした。塗り直せば良かったかな。ただ、熱伝導シートは、チップセットに圧力がかかるのを分散している役目もあるので、これで直らなかったら選択しよういう判断です。


ヘラを使って、なるべく薄く塗り直しました。指先でやると、指の脂分が付着して、とっても香ばしいにおいが出ることがあるので要注意です。グリスはシリコングリスのちょっといいもので、銀は入っていません。そろそろ無くなりかけているので、次は銀入りを買おう。

グリスの塗り方 - Google 検索
最近のCPUだと、ヒートシートスプレッダがあるのでコアに直接グリスを塗ることはありませんが、今回のようにコアが剥き出しの場合は、コアに塗る方がよいと思っています。

フィールド 値
CPU 39 ℃ (102 -F)
フィールド 値
Seagate ST9120817AS 45 ℃ (113 -F)

アイドル状態で39℃にまで下がりました。これで、CPUが熱でシャットダウンは避けることができそうです。情報が多いVostro1000は、こういう時に助かります。



SANWA SUPPLY シリコングリス TK-P3K
# 内容量 : 4g
# 熱伝導率 : 2.0W/mK
こっちは4g入りで400円以下。

SANWA SUPPLY シリコングリス TK-P3S
# 内容量 : 2g
# 熱伝導率 : 6.5w/mK

こっちは2g入りで500円以上。安い方がいいじゃーん! それはまちがいです。というのは熱伝導率が違うためです。当たり前ですが、値段が高いグリスの方が熱伝導率は上です。

銀だのセラミックは、さらに熱伝導率が向上します。高いCPUを安いグリスを使ったために壊すというのは、なるべく避けたい事象です。クロックアップしなければ、そこそこのグリスがコストパフォーマンスが良くなります。ヘラが無い場合はテレカや電子カードででも塗ることは可能です。

で、この投稿をVostro 1000で仕上げているのですが、なんか、ファンは元気に回っています。チップセットが原因だったとか。でも、チップセットに温度表示ないし確認できません。あ、HDDが48℃になってる。

最初に試みた、安物キャッシュ無しの32GB SSDでなく、最近のSSDならVostro1000でも行けるという情報があります。単純にHDDを換装するか、それとも、Windows 7のデスクトップかノート、さらにはPineViewを待つか、どれに賭けるのが最善なのか、じっくり考えてみたいと思います。できれば、完全ファンレスが無理なくできるマシンが出るまでVostro1000延命の方向でおねがいします。

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Pine Trail-D - Google 検索
ファンレスが無理なくできるのが嬉しい。ファンが無い、ヒートシンクのコスト無視なら、表面積を稼げるスパイラル林立がもっとも冷えそうな気もします。ホコリがたまるか。