Thursday, July 12, 2012

現在、糸島峠はどうなってますのん?

 地元というわけではないのですが、「糸島峠って土砂崩れのあと直った?」という質問を受けることがあります。が、いかんせん峠を越えて峠周回トレーニングなどは行いませんので、「知りません、表示では通行止めになってますけど……」とお茶を濁していました。
 まあ、たまには現状がどうなっているか、修復工事の進捗はどうなっているか実際に見に行くのもいいかな。そう思って現地を訪ねてみることにしました。結論から先に言うと、怒られるけど、自転車なら通れました。夜から早朝(夕方日が暮れて~朝6時)に掛けてのトレーニング通過地点としてなら、ロードでもセミスリックタイヤなら問題ないでしょう。怒られるけど。サイドに溝無しタイヤだと、カーブ処理を誤るとカッ飛んでいって、車の通行が無いため誰も気がつかないという悪夢になります。

車が通っていない分だけ、道に落ちている自然の障害物は多めなので、練習用の厚めのタイヤか25Cのセミスリックタイヤで挑みたいところです。

 糸島峠の分岐前のせせらぎ。標高がちょっとだけ高く涼しいため、紫陽花もまだ最終段階か最終段階手前のものが多く残っていました。
 ただし、アントシアニンは回り気味ですので、今度の週末でおわりかなという世界。
 ダム周りは夏の木々になっています。
 うどんやさん。一度はいったことがありますが
、けっこう本格的なので出てくるまで時間がかかります。自転車でぱっとよってさっと食べてすぐに出てくるというのは難しそう。車なら家族連れにもおすすめ。付近には蕎麦屋も散在しています。
 みごとな紫です。
 とりあえず、海が見たかったのでトンネルまでは登ってみました。ガスが多くて海が見えません。
 縞ぱんスカイはとおくにありておもうもの。
 で、糸島峠に登るわけですが、ついつい青空の雲を見上げて峠の斜面から現実逃避をするという。気温が30℃とかだったんで仕方ありません。
 もうちょっとで、完全に夏の入道雲になりそうです。まあ、自転車はオフシーズンになるんですが。
 で、進入禁止のところまでやってきました。車は無理そうです。自転車は最大崩落の時点でも、担ぎを入れれば通れることは分かっていました。この先はどうなるものか。迷わず行けよ-。(怒られます)
 で、途中で工事の人がいたので「あのー、すいません。いつごろ通れるようになるんでっか?」と、ストレートな質問をぶつけてみました。立ち入り禁止の柵の向こうでの話ですが、地元民の場合は生活道路でもあるため通行可能なわけです。いかにも地元民ですという感じで聞くという荒技です。自転車なので生活範囲の生活道路……? と思わせるようにマジェスティカリーで聞けばそうそう見破られません。ロードでサイクルジャージにレーパンだとバレバレでしょうけど。

その時自分はクロスバイクで七分丈パンツだったのです。ヘルメットとサングラスはしてたけど。上はサイクルジャージで。(ばればれじゃねーか!)

こちらの格好は無視して、 返答としては、「なんか、自転車ならもう通れますけど、まだ(改良)工事があるのと、万が一があるってことで止めてるみたいっす」という解答を得ることができました。自転車なら工事の邪魔にならない時間ならいける感じです。具体的には夜から早朝で、19:00~06:00なら、見逃してもらえるんじゃないかなー。という希望的観測。
 幅広のゼブラゾーンも設置完了です。さすがに車が通行していないため、落下物がタイヤではね飛ばされる事なく路面に多く残っています。きついカーブで小石や葉っぱを踏むとヤバ目な気配。ロードで来るならサイドに溝有りのセミスリックタイヤは装備しておきたいところ。
 ちょっと下ると、ブルーシートで覆われた、もっとも被害の大きい箇所にでます。
 その下には防護柵が設置中です。
 この柵工事が完了する予定の8月下旬までは、車はどうやっても通行止めになるでしょう。
 柵を下から見た図。つうか、これ、車線を増やさず、このまま車を通す気なんでしょうか。で、土砂崩れになったら、片側通行。うーん。ロードだと下りは良いけど、登りでの車の追い抜きが辛そう。
 クロスバイクで来たので走破性はロードよりも高かったので、峠の途中で脇道にそれてみました。雰囲気あるなーな坂道。
 というか、山道になってループもしてなさそうだったので引き返します。滝が出ると引き上げの合図。
 引き上げて稜線からの間合いを一定に保ってポタリング。来た事のない道でしたが、わりと近場に良いコースがあったんだなあという。
 ロードだとちょっとあれかなという道ですが、へたっているとは言えサスペンション有りでVブレーキのクロスバイクならもってこいの道です。
 山道を登り、ふと見上げると青空に雲。
 少しだけ標高が変わると、視界も開けて先ほどとは少し違った景色が見えます。
 調子に乗って進んで行くと、変わりすぎた景色。自転車を降りて、このまま進んで良い者か考えます。この道は、ちょっとマウンテンバイク、それもダウンヒル向けじゃないとヤバイことになりそう。あ、でもまてよ、今は前が700Cで32Cで後ろがブロックタイヤ気味の700Cの35Cだから、もしかして、自分をダマして「あなたは29erに乗っている~、あなたは29erに乗っている~」と思い込む事ができればあるいは!
 引き返しました。
 引き返すと、梨か葡萄畑に出会えます。狩りの季節になったら来たいものです。
 自転車板でなくオカルト板の領域な建物。納骨堂の可能性もあります。
 峠をさらに下って、帰路につくべく別の峠の登りへ向かいます。
 途中の花。
なんという名前なのか。分かりません。

で、次の峠の登りになったところから、写真を撮影する余裕は消えていました。ホットドッグ屋も出ていなかったので、補給のすべもなく、そして、すでに上半身のサイクルジャージだけでなく、下半身の七分丈パンツも発汗で濡れたおしていました。やっぱり夏はオフシーズンなわけです。

熱中飴タブレットは走行中に9個消費しました。水だけを飲んでいても、夏は塩分が不足するようになって走行不可能な状態になってしまいます。夏に走行する場合は、塩分だけでなく他のミネラルの補給する術も用意しておくようにしたいものです。スポーツドリンクでも発汗が激しいと途中で塩分というかナトリウム不足になるので、塩分は必ず別途補給する手段を用意しておきたい。そんな感じ。