http://www.ranobe.com/2015/07/blog-post_14.html
みちしおで貝汁を食べたあとに2時間半ほど駐車場で仮眠を取り、そしてトランポで尾道駅前の港湾駐車場へ行きます。高速の運転はしんどいということを忘れていました。
駐車場で自転車を組立ますが、ボトルのキャップが行方不明になっていることに気が付きます。30分ほど探して発見できず、ボトル無しで挑むことにします。もう死亡フラグたてまくり。
アクエリアス500mlのペットボトルを買ってゲージに差し込むも、たいへんに不安定な状態です。何度も落としたことがあります。というか、何度もボトル無くしてるのかよ!
ルートに不安があったため、ナビのNV-U37を取り付けています。地図更新はありませんが、しまなみ海道なら問題ないだろうという目途見でした。
これが、あとで重大なトラブルを招く原因になりました。
向島までは渡船がいいということで、渡船への道行。7月12日の日曜でしたが、台風の予報があったのでガラガラでした。小さく写っているのは外国の方で、レンタルサイクルでしまなみ海道に挑む様子でした。他にも日程を決め打ちされていたであろう、集団、家族連れのレンタサイクル集団をぼちぼちみました。
ホテルかと思っていたら、尾道城だそうです。
渡ってから下を見ると、青いラインが引いてあります。この青いラインに沿って行けばいいんだなんて、楽だなあ、UV-37は必要なかったかな。
などと油断していたら、次の橋へ行く道が分からず、向島のなかを軽く一周していしまいます。
人の背中についていく作戦を発動します。
先達はあらまほしきことナリ。
と言いつつ、先達は写真撮影のために停止し、自分は先に行くことになります。ナビのNV-U37で「今治駅」までのルートをえらんで、後は何も考えずにナビにしたがったろー、最初に向島で迷ったこともあり、ナビに対する依存心はまんてんでした。
橋の下。おお。
雲行きはあやしく、たまにポツポツと雨が降ってきます。
地元ライダーの方? かどうか分かりませんが、ぽつぽつぐらいだと走るんだな、今ドルは高いけど、このルートは安いんだ、などの意味不明な思考がめぐります。曇りで直射日光はなかったのですが、どうも、水かミネラルかが欠乏してきていたようです。走っている時はいいのですが、とまると一気に汗が出てきます。
島。橋。その前には上り坂があります。
瀬戸内レモンのジュースを発見。
味は酸っぱくありませんでした。普段飲まないジュースだと、味の濃淡の正常値が分かりません。しかし、この時点で色々とフラグが立ち終わってイベント発生ルートだったんだなと分かります。
道路の壁に衝突緩和マット。スポンサーのマークに広島ならではのマツダを発見。
砂浜などを見ます。残念ながら、寄ることはありませんでした。伯方の塩の工場なども寄ってはみたかったのですが……
台風のせいで曇りではありますが、風は南から北へ吹き抜けていっています。PM2.5などの影響が少ない風向きです。向島、因島、生口島と、たまに降る雨以外は順調でした。
一部紅葉。瀬戸内気候でも寒いところは寒いんだなあ。などと言っている間に、イベント発生。
大三島で外周ルート走行イベントです。走るつもりはありませんでした。路面の青いラインも見えていましたし、看板も分かっていました。
しかし、ナビが「こっちでっせ」と誘うので、そちらに行ったのです。そっちのルートにも、路面には青いラインが引いてあったので、間違いではなかったのです。ただ、往復を考えていたのと、雨以外はノートラブルが前提だったのです。
この大三島外周ルート、三村峠を車道走行で越えて行きます。
場所的には以下です。
愛媛県今治市大三島町宮浦 三村峠
長めですが、緩いかも? ぐらいの坂でしたので、わりと踏んで行きました。それが不味かったのか、右膝に痛みが強くでてきました。とりあえず、インドメタシン入りの塗り薬ボトルは持ってきていました。というか、福岡~広島の車移動の時点ですでに膝にうずく痛みがあったので塗り塗りしていたのです。
塗ってから大山祇神社まではなんとかなりました。そこから先で、塗り薬の薬効を超えた痛みが右膝外側に発生して、まともにペダリングができなくなります。わりとたいしたことないなあ、などと油断していたアップダウンも、大三島の西側になるとサラ足でないと自分には辛いぐらいになってきました。とにかく坂が登れません。輪行撤退も考えたのですが、そもそも輪行袋に入れても車もバスもまばらです。帰投手段が分かりません。
ナビの今治駅への予想到達時間を見ると1時間もありませんでしたので、なんとかなるかと思っていたので、インドメタシンを塗りつつ進んでいくと、そこには橋ではなく渡船場への案内看板がありました。ナビの案内条件が、フェリーありルートになっていたのです。
フェリー港へ道を戻り、外周ルートへ戻ります。そして、坂。ここで心が折れました。
最終手段として、持ってきていたロブとイブプロフェンと胃薬を飲みました。これをやると、事後の達成感がほぼなくなるのでやりたくなかったのですが……
嫌な汗をかきつつ軽めのペダリングでてれてれと進んでいきます。しばらくすると、薬が効いてきて、鋭い痛みがやわらいできます。踏み込むペダリングをしなければ、なんとか時速20kmで走行できるようになりました。
キンキンに冷えていますと訴える自販機。写真を撮る余裕も戻ってきました。
橋の上は日差しも強くなく快適でした。そんなに速度が出せなくなっていたのも、風景を楽しむという点では良かったです。
雨はたまに降っていましたが、青空も見えてきていました。
港が見えます。
最後の橋かな?
と思っていたら違って、さらにまた痛みが出てきて、こんどは右膝だけでなく、右太ももあたりまで痛くなってきていました。
止まって撮影して、インドメタシンをぬりぬりします。
あまりに体が動かなくなってきていたので、道端のプレミアムソフトクリームの看板に吸い寄せられていきます。
石のカフェ
http://tabelog.com/ehime/A3802/A380201/38010674/
500円というまさにプレミアムかという感じでしたが、ガワがラングドシャとかいうお菓子ににていて、味も濃厚で、疲れた体に染み渡っていきます。
ソフトクリームを食べて走行再開してしばらくすると、薬効のせいか、補給のせいか、右太ももの痛みが引いてきました。ミネラル不足だったのかもしれません。
右膝の痛みは強くなったり弱くなったりですが、なんとか終わりが見えてきていました。
砂浜で泳いでみたりもしたかった。
サンライズ糸山。今治駅にこだわって失敗したのですが、自転車の場合は、サンライズ糸山を基点にするといいそうです。レンタルサイクルターミナルもありました。
トランポ以外では、トラブル時に撤退する場合は、今治駅か今治港に行く必要があるようです。
内側にGIANTの瀬戸物柄自転車が置いてありました。
自販機にチューブが売っているのが驚きです。18-28C、31C以上だったような。
ゆるきゃらもサイクリングをしています。これはイベントの時に中の人が死ぬのではないか。
今治駅までは、少しのトラブルだけで完走できました。左側にある施設へノーウィンカーで入ろうとした車に巻き込みかけられたぐらいです。足の痛みが再発していて速度が出せなくなっていたので、なんとか巻き込み方向の左にまがって難を逃れることができました。
昼間もライトを常時点灯させていても巻き込まれそうになるときは巻き込まれるという。今治駅に行けばセブンイレブンがあり、セブニレブン中ではお土産も売っています。バリィさん焼きショコラと、あとなバリィふぃーゆを購入。
往復は諦めていました。走行時間5時間ちょい。走行距離は112kmぐらいでした。片道70kmと聞いていたしまなみ海道ですが、外周ルートに挑むと一気に距離が延びます。
橋の昇り降りどころではない坂が、外周ルートにはいくつかある様子。亀老山が地元のヒルクライマーおすすめの場所らしいです。
【今治】しまなみ海道 30【尾道】
http://kanae.2ch.net/test/read.cgi/bicycle/1435378213/l50
町並み。港から離れているため、港町という感じはありません。た、タオルの街?
いたるところにサイクルスタンドがあるのが、遠方から来ている人間には驚きです。
今治駅のパン屋にて。えびサンドイッチ、塩パンなどを購入。鯛めしの店も駅にはありました。
今治バスセンターで自転車の輪行ができるバスのチケットを購入しました。要乗り換えです。今治駅~因島(乗り換え)~尾道駅で、乗り換えの待ち込み2時間ぐらいだったか。
日曜でしたが台風のせいでか、バスはガラガラでした。今治駅から因島まではバス下の物入れでした。因島から尾道駅までは、自転車も輪行袋に入れておけば上で見逃してもらえました。
尾道駅側。U2。逆から読むと梅雨てきな響き。余裕があれば泊まりたい。それはそれとして、輪行袋にいれてしまえば、ホテルの選択肢も広がります。
自転車運搬用のトレーラーが置いてあります。
造船の町。
自転車を輪行袋のまま車にのせて、軽めの散策。膝の痛みはだいぶおさまっていました。ただ、走り回れるほどではありません。
駐車場の係の人に「美味い尾道ラーメンの店を教えて下さい」と尋ねてみると、駅にある「たに」をおすすめされました。
日替わり定食で800円だったか。背油が浮いているのが尾道ラーメンなんじゃろか? よくわからないまま食べました。油の層で熱は冷めにくいためか、味がうすいと感じた自分は、やはり、ダメ舌なんでしょう。家で中華味の素ふりすぎたか……
往復はできませんでしし、膝の痛みで難儀しましたが、しまなみ海道だけでなく、尾道もふくめてまた行ってみたいです。できれば新幹線で。