Wednesday, July 07, 2004

一台自作しようとして死を見る友の会

一台2万円するケースを気合いで買ってきて、
余ったパーツでLinuxお勉強用マシーンを組もうと試みます。
とくに余っているのが、SDRAMのメモリで、512MBが二枚あまっているので、
これまた余っているK7S5AとDURON1.3Ghzで、
さくさくマッスーインとか思っていました。

ケースは、OWL-Silent-612-SLT/400なので、
快適な作業性をほこるので、どろどろにならなくても作業ができるはずです。

が、なんだかんだで、暑くてドロドロになりながら、
ケースにマザーをセットすることになりました。呪われています。
でも、あとはポチっと電源をおして、雑誌付録で付いてきたRedhatの
7.3なり9.0をブチ込むだけにこぎつけたのです。

そんなわけで、ケーブルを繋いで、期待をこめてポチっと電源オンします。
するってえと、どうでしょうか、あなた。
余っていたと思っていたK7S5Aは、友人宅にて自らの手でぶっ壊していた
K7S5Aだったのです。
忘れていました。

電源をいれてもピポともいいやがりません。
BIOS画面までいかないのです。
なんか、一瞬で汗が引いて、さらに間をおいてどばっと汗が吹き出してきます。

「ていうか、待て、いや、たしか、K7S5Aは壊したのではなくて、CMOSをクリア
すればブートしないという症状は治ったはずー、あの時はCMOSクリアじゃなくて、
(友人宅のマシンの)CPUであるAthlon1.4Ghz雷鳥をさくっと焼き鳥にしたので、
自分のマシンを持っていって、そのまま中身をリプレイスしたはずー、したがって
CMOSクリアと新しいCPUでオッケー、フゥーあせらせやがるぜー」

と、あせらずにCMOSクリア。
そして、ほほえみを浮かべて余裕の電源オン。
見事にピポともいいやがりませんクラァ!

なんかもう、吹き出す汗とか、散乱するマザーのケーブルとか、
箱から出したばかりのケースの梱包材とかにまみれたり、
ネジを踏んづけて痛い思いをしながら、
あちこちに押し込まれているパーツでなんとかしようとします。

K7S5Aはあきらめて、思い出の小道にほおりこんでいた、
GIGABYTEのGA-7VRXPをとりだして一縷の望みを繋ごうとします。

「この最悪のマザーの最悪のリビジョンREV1.1でも、ないよりはマシ……って、
これメモリがDDRだよ!」
そうです、DDRのメモリは余っていなかったのです。
すべてが暗礁に乗り上げたので、「そして、ぼくは途方にくれる」を口ずさみ
ながら日記を更新しています。どうしましょう。

余っているといえば、EPIA533、でも、Kernel2.4以上を入れるのがいきなり壁。
そして、PRTONに入っていたi810マザー、でもメモリが最大512MBまで、
スロット2つで、スロット一個に256MBまでしか認識せず。
アルトリコーダーを吹きながら旅に出たい気分まんてんです。

つうか、ケースに2万ぶっこんで、DDRメモリと新たなマザーを買う資金があるなら、
自作PC系ショップのオリジナルマシーンを最初から買っておけばー、るーるーるー。