Thursday, May 19, 2011

体調が突然悪くなる

サイクルジャージの中に潜んでいた蜘蛛にかまれる。一瞬だけ痛みがあったものの、たいしたことないだろうと、そのまま自転車で遠出する。しばらくして、なにかペダルを踏み込めない。鼻水がでる。集中できない。なんとなく停車するという症状が出る。サングラス越しの視界が霞んでいるのと、鼻水が出続けるので、ああ、これは花粉症というか、黄砂のせいかなと判断して、アレルテックの錠剤を嚥下して走行継続。

なぜか風が冷たく感じる。かなりペダルを回しても体温があがっているように思えない。峠や山の登り坂の時だけ体が温まる感じ。下りは寒い。日は照っていて、肌は焼ける感覚があるのに、下りではすごく寒いわけです。ハンガーノックを疑って、試しに、海岸線沿いで見かけた定食屋で生姜焼き定食を強引に食べる。花粉症の薬を追加で嚥下する。出がけにも飲んでいて、その後、さらに一錠追加したので、一日4錠飲むというおろかな事態に。

それでいて鼻水が止まらない。生姜焼き定食を食べたときにちょっとむせて、その際に胸部、おもに肺の辺りに痛みが走っていたので、気管支系の炎症の可能性があったけれど、関節の痛みどめや花粉症の薬はもってきていても、今日に限って風邪薬をもってきていませんでした。

野いちご。往路で有料道路のかたすみにありました。この写真を撮っている時点で、すでに鼻水がたらたらと。

お城。引き返すちょっとまえ。


すでに引き返している道の浜辺。


はまなす?

ハマヒルガオです。


体調は最悪でしたが、近場に綺麗な海があることが分ったのが今日の収獲です。アクセスしにくいけど。それであるがゆえに、海が綺麗だという。

このあと海辺沿いで道が途切れていて、山にむかって続く舗装路があり、山を越えるか引き返すかどうかまよったのですが、道を行く老婆に尋ねると「舗装はされてるよー」ということだったので、経路短縮をははるべく自転車で山道をこえるという選択をして、いつものごとく数分後に自分を呪いながら軽いギアをよたよた回して最後の余裕を吐き出すことになりました。

山に登る前に取った写真。これが今日の最後の写真になっています。余裕が消えると写真を撮らなくなるので、あとから写真整理をするとすぐに、「ああ、あの時点でもうライフはゼロだったのね」ということがわかります。

結局、鼻水がとまらず、ドラッグストアに立ち寄って、緊急に風邪薬を購入して飲むことになりました。少し楽になったものの、家に帰り着いてからも風邪薬を飲んで、本格的に発熱しています。もしかしたら、蜘蛛の毒……いやいや。やめて。

サイコンみたら、薬じゃなくて、約138kmの走行でした。輪行袋のこうにゅうがまだなんですが、たぶん、輪行袋があったら、とちゅうで輪行して引き上げてきただろうなと言う体調の悪さでした。

海比較のため、先日、角島に行ったときの自転車無しの途中の浜辺の写真。あのとき、フェンスを越えて浜辺で写真を取らなかったことが悔やまれます。