Thursday, August 16, 2012

花粉症の薬・塩酸フェキソフェナジン(アレグラ)がカークランドから 出ていた

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アレグラのジェネリックが、コストコのプライベートブランドのカークランドから出ていました。いずれ、個人輸入代理の店にも並ぶことでしょう。プライベートブランドの名前と、商品名は

アレルクリア=ロラタジン(クラリチン)
アレルテック=セチリジン(ジルテック)
アレルフェクス=フェキソフェナジン(アレグラ)

 上記のような組み合わせになっています。フェキソフェナジンからアレルフェクスとなったようです。

フェキソフェナジン - Wikipedia
クラリチン(ロラタジン、2002年日本発売)やジルテック(塩酸セチリジン、1998年日本発売)などと並び、世界で最も消費されている第二世代抗ヒスタミン薬の一つである。
副作用として眠気があらわれることが少なく、眠気の発現頻度がプラセボと比較しても有意な差が認められない点である。しかしながら承認時の国内のみのデータでは眠気発現率は8%程である。日本で承認されている抗ヒスタミン薬のうち、添付文書の重要な基本的注意の箇所に眠気を催すことがある旨のないものは、現在のところ塩酸フェキソフェナジンとロラタジンに限られている。

ただ、カークランドのアレルフェクスの問題は、一瓶に120180錠入りで超お得ということです。お得なだけに人気が出て、眠気も少ないため、現状、眠気が出ることもあるアレルテックよりも個人輸入の頻度があがるかもしれません。そうなれば、通関で目立ち始めてアレルテックと同じコース・通関できないようになることは簡単に予想できます。

医薬品等の個人輸入について|厚生労働省

● 毒薬、劇薬又は処方せん薬: 用法用量からみて1ヶ月分以内● 上記以外の医薬品・医薬部外品: 用法用量からみて2ヶ月分以内(参考)2ヶ月分等の数量の算出方法
(1) 1日3回2錠服用する錠剤の2ヶ月分数量
(2錠×3回)×30日×2ヶ月=360錠まで2ヶ月分の用量とみなします
アレルクリアは一瓶360錠のころは通関できていました。タイミングの問題かもしれませんが、瓶に365錠入りと書かれてから通関できなくなっています。一日一錠なんだから30錠 までは確実に通関できる。処方薬でなく市販薬化すれば、60錠までは確実にいける。

ただ、ぱっと見で一日何錠が必要か分からない場合は、チェックが入るようになっても360錠までは、うっかり通関できるのではないかと思います。365錠入りのアレルテックは、日本人の場合は眠気が出る事もあり、国内で処方される時の注意として「眠気を催す事がある」と書かれます。

眠気があるものが市販薬で、眠気がないものが処方薬。これは普通、逆ではないかと思うのですが、いまだに改善されていません。

トップシェアの花粉症薬が 処方薬から市販薬に転用される業界事情|inside Enterprise|ダイヤモンド・オンライン
アレグラが市販薬になれば、60錠までは間違い無く通関できるようになります。外箱にうっかり間違ってサプリと書いておけば、360錠を越えない一瓶180錠も、目立って問題になるまでは通関できるでしょう。

しかし、クラリチン一瓶365錠入りが個人輸入で通関できなくなったことは、かえすがえすも残念なことです。