Tuesday, February 14, 2017

XCSOURCE SATE-LITE C1 を Dymotec 6 で使ってみました

http://satelitebikelight.com/goods/7
XCSOURCE SATE-LITE C1が届いたので使ってみました。公式ページを見ると、通販サイトで表記が揺れていた理由が分かります。
C1とインダストリアルスタンダード(普通のチャリ用ライト)を比較している文章が掲載されていますが、どうも、普通のチャリ用ライトの説明文が、いくつかの国のamazonサイトでC1の説明に使われているようです。

日本amazonでも説明文章に混乱が見られます。どっかの翻訳大本が狂っているのかもしれません。と、公式サイトの比較を見ると、比較が比較になっていません。普通のチャリ用ライトとの違いを書いているものと、信頼性テストの内容が普通のチャリ用ライトのところにぶっこまれていることが分かりました。本体のケーシングもプラっぽいので、耐食性テストがどこに施されたのかもいまいちわかりません。マウンタ? 外ガワの中に放熱板兼用のアルミハウジングがある? あと、360daysが何を意味しているのか分かりません。華氏っぽい数値なんですが、高すぎだしなんだろう。

マニュアルもありますが、本体後部にある12V2Wという記載について語られている部分がありません。マニュアルには電源についての記述も1ページと2ページで違うような……StVZO規格の3倍の明るさだから、10LUXの3倍……40LUXと書いてあったりして、考えていると迷宮入りしそうです。色温度が6500K(ケルビン)と書いてあるのはポイント高いです。ドイツのメーカーでもライトの色温度については書いてませんので、素晴らしいところです。というか、自転車用ライトで初めて見た。あ、そういや、オランダのおっさんさんのおところでフィリップスセーフライドのダイナモ用がデフォルトで5500Kと紹介されてて、公式サイトでも5500Kと書いてあったことを思い出しました。

端子。んっごごご。2線式で最初についているのは差し込む側でした。これはサービスと割り切ればいいのか。amazonの写真では端子は接続されていませんでしたので、ほんとにサービスなのかも。
アース側の配線には白いラインが入っています。ロードバイクにつけているDymote 6 が色々とテスト用に端子変換ができるので、仮接続しました。ファストン端子をハウジングに入れています。オス、メスの変換端子やケーブルもあるので問題ありませんでした。

E2端子やJ2端子のハブダイナモで使う場合は、最初からついている端子を切り飛ばしてファストン端子を圧着する必要がでてくるでしょう。ブロックダイナモで使う場合は、端子を切り飛ばして配線をだして、ダイナモ底部に黒い線をいれて、白いラインがあるアース線をダイナモを取り付けているボルトと共締めしてアースを取れば点灯します。

やるきの無い仮設置の図。テストだけで終わる気がひしひしとしています。

配光確認。

光の形としては扇形で、DOSUN U1やGENTOS AXに似ているかな。広がりは、道路1.5車線分ぐらい。

比較でLUXOS U。ISO800で固定していますが、ホワイトバランス調整オートが仕事をした模様。派手めになっています。

同時点灯。LUXOS Uはハブダイナモから電源をとっています。C1はブロックダイナモのDymotec 6から電源をとってます。電源が別々なので、本来の明るになっています。スポットだとC1が明るいですが、これは路面を照らすようにしているせいです。

LUXOS Uはカットラインが水平に近いところに合わせてありますので、同じ条件にすると、LUXOS Uの70LUXに比べて、C1の40LUXは暗めです。


さらに配光確認のために至近の路面を照らしている図。
資格の上辺部分が一番明るいことがわかります。カットラインはそこまでシャープではありません。これは好き好きあります。
さらに比較のために、ママチャリのMLI-1AL写真。

ほぼ同じ時刻の同じ道です。

MLI-1ALでもう一枚。

C1にもどして確認。カットラインを水平より下げて撮影しているので左右への広がりが少なく見えています。水平にすると、もう少し遠方で左右に広がります。当たり前か。えー、足元はその分暗くなります。写真ではうまく映っていませんが、足元も真っ暗というわけではありません。当然、LUXOS Uには足元にも及びませんが。LUXOS Uは足元を見るお値段で売られているのが難です。ワールドサイクルで3万円超え。

で、撮影してて気がついたのが、スタンドライト機能が無いことです。止まると真っ暗になっておろろん。スタンドライト機能のあるテールライトと組み合わせて使えばいいんですが、テールライト用配線接続端子やケーブルがC1にはありません。各自なんとかする必要があります。それを考慮してオスのファストン端子が接続されているんでしょうけど、工具と手持ちの端子や配線が無いと、いきなり最初の一個にするには難しいライトです。

スタンドライトいらね、テールライトは後から考える、端子を切り飛ばしてブロックダイナモで運用すると決めてかかれば、安くて明るい上方向への配光がカットされたライトとして使えます。MLI-1ALよりも明るいですしおすし。いま使っているのがJ1端子のハブダイナモだと、MLI-1ALの方がいいでしょう。


いま、IQ-Xが日本amazonでも注文できるんで、何か1個ハブダイナモ用ライトを買うというならIQ-Xなんですが、いかんせん、C1と比べるとお値段が4倍以上離れているんで勧めにくいです、ガイツーの安いところならIQ-Xは80ユーロ近辺なんですが、送料は別でけっこう高くて、トラブルが起きた時が面倒になります。

明るいのは明るいし3千円ちょいで安いんですが、C1は悪くないけど勧めにくい感じ。