最大の敵は花粉と怠惰と鼻水でした。まったく頭に入ってこずに途中から投げていました。鼻水を垂らしていても仕方がないので、手だけ動かして、既知のもの、天井照明器具の交換をしたのが先の日曜の話になります。
昨日零時時点で、230ページぐらいある2陸特のテキストの60ページぐらいまでしか読んでませんでした。今日をあけるのに、昨日に色々やって風呂に入って軽く寝て一夜漬けでやっか! と、それができるなら話ははやいんですが、鼻水がれろーんと出てくるわけです。花粉飛散のいわゆるマックスキャッホー状態。
もう寝るか……いや、でもCBT試験だけでも5,000円以上、テキスト込だと3冊買って、えーと、一万円以上かかってっからな……こいつを投げ出すのは……でも、もう投げてるかんじというか、紙のテキストに鼻水落ちるかマスクの中に鼻水おちるか、鼻の穴にティッシュ詰め込んで鼻水が喉に落ちて咳き込むかで集中できまへん。
風呂でぱらっとめくりとおして、120ページぐらいまで読んで、あとはもう、鼻水と目のかゆみをとめるだけのために総合感冒薬を飲んで寝転んでテキストを通読だけはするという策にでました。テキストを形だけでも通読できたのが試験当日の午前5時でした。仮眠をとって起きて食事をして、午後からの試験の準備をします。下見にいってないので、googleMAPで住所と建物外観を確認します。
準備が終わったら、出発間際まで横になったりPCにむかって過去問サイトで過去問をぽちぽちとやります。3~5年分ぐらいやれました。もう、理解でなく、特定の単語が出たらこの答えというパターンを覚えるだけでした。
14時からの試験だったので、自転車で12時40分すぎに家を出発します。電動アシスト自転車でガチ目のロードバイク用ヘルメットをかぶってアンバランス感はいなめません。買おうと思っていたヘルメットが売り切れだったんで、当面はこのままです。でも、ロードバイク用ヘルメットで軽快車・ママチャリルックなパナソニックのビビにのっても、スタンダードが確立していないいまなら「あれ、ヘルメットってどれでもいいってこと?」ってならねーかなー、ならねえか。通学用の軽快車と学生用ヘルメットの組み合わせが強いもんな、れろーん。
と、もう試験前に現実から逃避する速度もあがってきています。試験会場に余裕をもって到着したかな? と思ったら、Google Mapで確認した外見のマンション前にいくと、試験会場のシャンボール大名ではなくて、ライオンズマンションのどっかでした。レンガ風の赤い建物で似ていて間違えていたのです、といっても、ああ、じゃあ見えているあっちのレンガ風のタイルの建物だな。でも、建物の名前を知らない、知らないはずだし、行ったことないはずだけど見覚えという来たことがあるような。あれ?
CBT会場の建物には行ったことがないはずなのに、一階にクロスカントリーという自転車ショップがあるんだよね、あれ? ほんと、来たことあるというか、クロスカントリーでパンク修理もしてもらったことあるし、名前覚え間違えてたかな? まあ、着いたならいいか。と思って、クロスカントリーで試験終わったらなんか買うかとかおもっていたらですねえ、クロスカントリー けやき通り店があるのは、シャンボール赤坂の一階だったんです。
CBT試験会場があるのはシャンボール大名です。着いたと思ったら、じつは着いてなかった。シャンボール大名でなくて、シャンボール赤坂に来ていたんですね。だいぶ鼻水でてきました。Google Mapの写真でけやきがあるからけやき通りと思いこんでいたのが敗因です。なんかおかしいとはちょっとだけ思ってました。ちょっとじゃなく、だいぶおかしいと思えよ! だいぶおかしかったです。
そこからはスマホでナビを立ち上げて、距離的にはそこまで離れていなかったシャンボール大名に向かいました。時間的な余裕はあったので、まだ慌てる時間じゃない、慌てない慌てない……ガチ漕ぎだオラァ! いい汗かきました。
ほんで、まあ、あと13時40分ぐらいに建物の近くに着いたのは着いたんですが、こんどは自転車を駐輪するところがない。中央区役所の駐輪場が道路を挟んですぐにありました。あるにはあったんですが、満車。満車のところに溢れて路上駐輪がされまくっていて、自分も最悪そうなるかと思っていたら、路上駐輪で道が塞がれていてクレームが入ったそうで、駐輪場の管理をしているところか、役所からの手配かは分かりませんが、自転車整理の人がやってきて作業中でした。そして、めちゃくちゃ監視されてました。いままさに路駐かまそうとしている不審者として。
試験の前に試練があるとは思ってもみませんでした。しかし、ここで逆転、自転車整理が行われるということは、新たな路駐が発生しにくいのです。路駐にあーらよ追加一丁! するかどうか監視されてるし、ここは自ら前に出る策だ!
自転車整理の人に話しかけると、中央区区役所前で、通勤・通学で駐輪場はほぼ埋まるけど、中央区役所に用事がある人もいるという話でした。いやー、聞いてみるもんです。数分待つと、駐輪場の解錠手続きをする人が出てきました。そこに素早く駐輪して、あと10分ぐらいになっていた会場へダッシュです。
そして、入り口がわからないというお約束をかましてしまうまでワンセット。下見にこないってやっぱダメですわ。テナント側は中央区役所の道路沿いに入り口がありますが、今回は12階の試験会場、住居側の一室に行かないといけなかったので、東側入り口から入らないとダメでした。
14時前のぎりぎりに着いて、手続きをしてボードに申請用紙のデータが出力されていて「なにかございましたら、お声かけください。なければ四角の枠にチェックを~」となる流れでした。でも、なんかあったんですね。名前の漢字が違うってやつが。異体字のほうでした。外字でないと出ないパターン。センターに電話をかけてもらって、とりあえずは受験する流れになりました。やっと試験か、まあ終わりよければいいもんね。事故にも遭わなかったし。さくっと受けていくか。
となればよかったと、ほんとに思います。季節柄、新生活にむけてCBTを受験する人が多かったようで、満席になっていて、さらにギリまで粘る人が多かったらしく席が空いてなかったんです。いわゆるマックスキャッホー席状態。
さらにいうと、試験がある室内に持ち込めるものがすごく限定されていて、ポケットから色々だすのに手間取ります。スマホは当然として、自分が用意した筆記用具がだめ、参考書もだめ、免許ホルダー(免許には、一部の国家試験の答え、更新時期がそのまま記載されているわけです)もダメ、財布もダメでロッカーに入れておいてくださいという話でした。
ポケットティッシュは漢字のプリントや英単語がびっちり書かれているものでなく、無地のやつはいいということでした。漢検やTOEIC,TOEFL他もCBTであるので制限がきついようです。ここしばらくで受けた資格試験は、受験人数が多くいる会場型のものばかりでした。会場型だと監視員もいるので、ポケットの中まで全部を出すことはなかったのです。
持ち込めるものについては、漢検公式サイトでも説明がありました。
ハンカチ・ティッシュ(中身のみ)の持ち込み
ちり紙状態でないとダメのようです。じゃあ、テイッシュに文字がプリントされて……カンニング行為ですよねー。 もう、完全に現実逃避しつつポケットからものを出してロッカーに入れました。
いや、でも、ここらへんの細かいところは、CBTを実際に受けないと分からないことでした。CBT試験について語ってあるサイトや動画はたくさんあります。しかし、百聞は一見にしかずという諺の通り、自ら受けてみて分かることがたくさんある……
受けに来てよかった。これから多くの試験がCBT受験になっていくはずです。そのCBT試験を、申込みから受験会場での流れまで体験できた。
もうこれでもとはとれたようなもんですよ! 試験の合否とか関係なく!
貴重な体験をできた。充実した一日です。