Friday, November 13, 2015

メイプル堪能 深耶馬渓に耶馬溪でレンタルした自転車で往復

 そういや、耶馬溪を自転車で走ったことが無いんだよなあ。紅葉の季節に、ひとつ走ってみたいなあ。ということで、耶馬溪に向かいます。太宰府I.C.の手前の狐狸庵でカツ丼を食べます。今日はいまいちというか、たて込みの前に揚げられたカツという感じでした。熱量足りず。あと、蓋を取るのが早すぎて卵がほぼ生という。この見極めのやり方を完全に忘れています。


 で、太宰府I.C.から乗るはずが車線変更に失敗して、下道を行くことに成りました。杷木まで下道。高速に乗ってすぐに次の日田I.C.で降りるという無計画ぶり。原鶴温泉を通りすぎるあたりが紅葉と柿がみごろ。

朝倉の柿畑の赤い柿の実と葉などが見事でした。道中はロードバイク乗りも割りと見かけました。
 すっとばして、耶馬溪サイクリングターミナル。2015年11月時点でのお値段です。3時間まで370円。ロードバイク、クロスバイク、軽快車、電動アシスト車が全て同じお値段です。あれ、なんか、すげえお得ですよ。

しかも、ロードバイクは、レモンちゃんブランドでした。マニアックすぎる。いや、ただ古い時代からあるだけかな。いろいろと迷いましたが、試乗以外でほぼ乗ったことのない電動アシスト車を借りようということになりました。
 サイクリングロード。あれ? 目当ての深耶馬渓が入っていない? 聞いてみると、深耶馬渓サイクリングロードというものはないそうです。普通の道路なのでおすすめできないとかなんとか。

貸出受付の人には、紅葉狩りで耶馬溪サイクリングターミナルからなら御霊紅葉がおすすめですと言われています。道路を横切るので危ないのですが~と、色々と説明があります。

 ViViデラックス。
 このライトも試せてラッキー。幅が広めのスポットで、トンネル内でも問題なしという感じでした。
 深耶馬渓に行きまっすると希望を言うと、ちょっと厳しい道程になるでしょう、あと、サイクリングロードでないので保証がありませんと言われていますが、まあ、なんとか行ってみますと出発します。沈下橋わたってスタートルートを教えてもらい、さっそく写真撮影のかまえ。
 深耶馬渓まで11kmあるので、往復をすべてアシストしようとするとバッテリーが途中で切れるかもと伝えられて、パワーモード、オートモード、エコモードの3つのうちで、もっともアシストが少ないエコモードで深耶馬渓へ向かいます。

ダムに到着して、とりあえずコカ・コーラとアクエリアスのペットボトルを購入。片道11kmなので補給食はありません。ドリンクだけで行けるだろという目論見です。前カゴあるので、リュックとペットボトルを前カゴに入れます。

いちおう、自前のヘルメットとグローブ、反射ベストは装備しています。問題は、カーナビとして使ったスマホを車の中に置き忘れてきていたことでしょうか。STRAVAで行路確認できません。まあ、一本道だろうし、いいかなと、引き返さずに深耶馬渓に向かいます。

 紅葉の具合はまばらですがワクテカでした。
 視界全部紅葉、ってなわけには行きませんが、地元ではなかなかお目にかかれない景色です。(筑紫耶馬渓有るやろ!)
 神社で道中の無事を祈ります。
 銀杏の匂い。
 てれてれとペダリング再開。たわむれに電動アシストの電源をオフにしたりしてみます。平地だとあまり違いがわかりません。あと、調子に乗って踏みまくると、速度が出るのか電動アシストがオフにされます。
 エコモードで快調な走り。内装3段のグリップシフターもまともにのったのは今回が初めてです。止まっている時に変速できるのは新鮮な感覚でした。
 と言いつつ、登りの負荷が高めの時に変速がうまくいきません。内装変速の特徴らしいです。
 あれ、こっちだったかな? それっぽい分岐にたどり着きます。検索しようかなー、と思うと、スマホを忘れてきたことを思い出します。あらら。まあ、電動アシスト車だし、登ってみるかな。
 ひたすらに登り。
 わりと登り。
 写真撮影ポイントで足をとめます。
 来てよかった。などと言いつつ、あれ、この風景って谷が続くってことは、深耶馬渓までの道が間違っていたら、途中で反対方向にわたって戻るってことが出来ないってことだよね? と、余計なことにも気が付きます。
 つうか、あとあと尾を引くのですが、自分の中で、深耶馬渓、裏耶馬渓、一目八景、青の洞門の名称が何を意味するのかと、位置関係が大変に曖昧でした。青の洞門=一目八景と思い込んでいたのが問題でした。
 不味い方向に行っていることに気がつく前。七福岩。大分の地理にくわしい人なら、すでに間違いが起きていることが分かるのではないかと思います。

「あら、なんか、こう、違うような……でも、目の前にあるのは深耶馬渓トンネルだよね」「深耶馬渓に向かっているから深耶馬渓トンネルを通る……間違いではない、よね」
 といわけで、深耶馬渓トンネルを抜けるべくペダリング開始です。
 深耶馬渓トンネルを超えて気が付きます。あれ、これ、道間違えてるんじゃないの?

中百舌? へむかうというさらに愚かな選択をするわたくし。
 流石に死を予感して引き返すことになりました。
 下りは快調。と言いつつ、電動アシスト車のバッテリーランプが一つ消えました。深耶馬渓に到着していないのに。
 サイクリングターミナルの人から聞いていた「あー、バッテリー足りなくなりそうだったら、電源オフにして走るというのもできます」という、車重がそのままのっかかってくる技を使うことになります。
 深耶馬渓トンネルをもどって、本来の目的地である深耶馬渓ルートに戻ります。川にはカモ?
 WG-30だとデジタルズーム込みで30倍ちょっとだったような。手持ちなのでノイズのりまくりです。
 大分、しいたけの文字を見て、咲-Saki-という麻雀漫画の作中人物の一人が大分出身であることを思い出します。なぜその人物が大分出身になったのか? 取材を経費化するためではないかという身も蓋もない考えが浮かびます。集中力が途切れてきていました。バッテリーオフの電アシ車つらすぎるだろ!


 もくもくと漕ぎます。重い。これならロードバイク借りたほうがよかったかな。いや、でもパンクしたら不味いしなあ。25Cか28Cのロードバイクであればー、いや、ドリンゲージなかったから辛いはず。リュックにペットボトルは荷物になるし、選択肢はなかった。そもそも、パッキング面倒なんで自前のロードバイク持ってこなかったのが最大の敗因だったわ……(20インチの折りたたみ自転車は持ってきていました)


 などと言っているうちにも深耶馬渓に近づいてきていました。坂を無視すれば、サイクリングターミナルから距離的には11kmなので、そう遠いわけでもないのです。坂を考慮しなければ。
 曇りでなければ紅葉が輝いていたでしょう。でも、車も多くなっていたでしょう。
 深耶馬渓に到着したようです。
 民宿もあり。よさそう。
 蕎麦たべたいなあ。
 しかし、蕎麦は時間がかかることが多いしなあ、などと思っていたら、そば饅頭が売られていました。
 なかなかの陣容です。
 そば饅頭三分の計を発動。
 アスファルト路面に落ち葉の押し葉。
 スリップ防止か音出しのための仕様が違う部分に、落ち葉が押し付けられてゼブラゾーンになっています。
 おお、なんとかなるかな、このまままっすぐ進めば、一目八景かと思っていて、玖珠のキャッチフレーズに遭遇して困惑するの図。

一目八景=青の洞門と思い込んでいたのです。深耶馬渓をまっすぐすすむと、青の洞門(一目八景とごっちゃになっている)に辿り着けて、そこから耶馬溪サイクリングターミナルに戻ればいいやと思っていたのです。

 耶馬溪から抜けますの看板を見て、そこにいた人に「あのう、青の洞門って、このまままっすぐいってたどり着けますか?」尋ねると「反対よー」というお答えが(白目)。
 鹿倉とかなんとかの休憩所。こ、ここまで2時間掛かってるから、途中の深耶馬渓トンネル往復の時間でのロスを考えても戻るのに1時間でも戻ることができるのか?

電動アシストの電源を入れて、今度はオートマチックモードにして帰路を急ごうとします。急ごうとするのですが、なんか、やたら早いのです。漕がないでも進む感じ。

おお、これがオートマチックモードの力なのか! とか思っていたら、たんに道が下りだったという。ひたすらに下りです。あれ、ひょっとして、電動アシストの電源落として、この登りを登ってきていた?

 終始無言とはまさにこのこと状態を通り抜けて、耶馬溪サイクリングターミナルへと戻っていきます。

途中の山肌に注連縄を発見。
 なんであんな所に注連縄がー、検索してもぴったりとした情報が出ません。
 陽が傾いても銀杏の黄色は映えます。
なんとか時間内に戻ってこれました沈下橋。16時50分で終了して、あとは車で楽に帰ろうと思っていた、高速が一部渋滞になっていたという。巻き込まれて帰りました。

基山のPAで、いかさし柚子胡椒塩辛を購入して晩のおかずにしました。