Friday, November 06, 2015

自転車用ライトを振り返ると 三洋がぶっちぎりだったんだなあ 日本勢全体は、電球時代に勝ちすぎてLEDで負けパターン

https://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/kikai09/frame.htm
特許出願多すぎでした。そういやStVZO対応の自転車用ライトとダイナモもSANYOは作っていました。ダイナモに関してはダイナパワーがあるため、コーダブルームだけでもいいので再度復活して欲しいものです。90年台には電球でやることはやりつくして進化が止まって、おそらくLEDの警告灯がらみの出願が増えていった様子。

LED全盛の時に日本は遅れるというか、法律で前照灯と尾灯の点灯(点滅でなく)が義務つけられていなかったので需要も高まらずコスト削減に押されて現在に至るという感じです。尾灯は配線がコスト高になるため、点滅で許されていたのが不味かったようです。ああ、点灯の必要が無いのか、じゃあ、ソーラーで充電して点滅でいいかな、配線面倒だし金かかるしー、となるわけで。

前照灯はLEDで明るくなったのに、途中でリフレクタの開発が停滞したため、レンズで拡散する方式が生き残り防眩対策としてはライト本体を下向きにすることがもっとも低コストで広まってしまったために残念なことになっています。右サイド(右のフロントフォークに取り付けする)に設置するライトが多いため、配光を広くするとタイヤの影に隠れるという都合もありました。

そのため配光の広がりを積極的に追求する方向にも行かなかったようで、電動アシスト自転車のライト前カゴ下配置が広がるまではこの状況は続くようです。ライトに関してはパーツ供給側で中立であるはずのシマノに、ヒルモのカゴ下専用の設定が無いというのも厳しい。

本来であれば速度が出るため遠方を照らす明るいライトが必要で、本体やパーツに金を掛けても全体の割合としては低くなるはずのロードバイクやクロスバイクが、ハンドルにしょぼい点滅ライトで飛ばしまくっているとうのもヤバイ話です。かとってハンドルライトを明るくすると、今度は眩惑大作戦になります。あれ、もしかして詰んでる?