Saturday, August 06, 2011

風邪、STIトラブル 鹿児島入り 川内(せんだい) しろくま バスに乗れず泣く泣く自走エンド

ranobe.com: 自転車で みかん畑の眺めの良さに驚いた後  色々と暗雲たれこめる
上からの続きです。

とりあえず、走り始めた時間から12時間経過したところでサイコンを撮影。サイコン表記の時間は、実際にペダルを漕いで走っている時間から、信号待ちなどに入る、走行を再開するロスの時間を削ったものになります。写真撮影と道に迷って携帯でルートを確認している時間が長かった感じ。

12時間で226km。あんまり早いスペースではありませんが、サイコン表示の平均時速は25kmを超えています。

もう一つ時間をロスした要素がありました。雨宿りです。大牟田付近から通り雨に数度遭遇し、日奈久(ひなぐ)を越えたあたりの山の登りで本格的な雨に遭遇しています。

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花岡 ファミマ 通過 左STIの調子がわるいー
空暗く コンビニでしおあめ購入 塩が足りない回復
山の登りで雨 雨宿り中 なんだか本降り
雨宿り終わり しかし路面が…
水俣市に入ります
新水俣駅まえ
道の駅 水俣 雨やどり
雨小降りながら路面はだめか
山の登りで本格的に降り出して、つぶれたロードサイドの店舗の軒下でぽちぽちつぶやき、塩飴を食べていました。雨が降る前の花岡の時点で調子が悪かった左のSTIの不具合が、雨の後の濡れた路面で一気に悪化します。少し下りになったところで、フロントのギアを、重い方のアウターに入れようと内側に倒すと、レバーに掛けた力が逃げます。あせってブレーキを掛けようとSTIレバー握り込むと、にゅるっとした感触とともにSTIレバーが横に回り込むように動くのです。下りで速度が乗っていて、ホァッホァァァ! もう、そんな感じ。前輪ロックを覚悟して、右のフロントブレーキを握り込んでなんとかとまれました。105ブレーキで良かった。

実は、左のSTIレバーは、数日前に新品に交換になっていました。その際に、取り付け方がオンロード仕様だったらしく、郊外の荒れた路面を長距離、そして下りでは速度の乗った振動でゆるんでいたようなのです。途中に左指を怪我して、握り込みがあまく、いつもとホールドの仕方が違っていたので気がつくのが遅れたという次第。

あわてて自転車を完全に停止させ、もっていた工具でSTIレバーの固定をできるかどうか調べます。これにも実は、けっこう時間を食ったりして。STIレバーの位置とポジションを出すときに一度だけいじったきりだったので、STIカバーのどこをどうめくればいいのかを完全に忘れていて大変でした。もう、忘れないとは思います。

水俣市に入る頃には、後輪が跳ね上げた雨水と泥で、背中は無残なことになっています。路面が乾いてきたとおもっても後の祭り。輪行予定のため、着替えなどは当然持ってきていません。鹿児島はまだ先。開き直ってこぎ続けることにします。

そうこうするうちに、目標ポイントであった、新水俣駅に到着します。ここから輪行で引き上げることもできますが、鹿児島までという目標には届かないことになります。行くべきか、戻るべきか。

イヤッハァァァ! と、行く事になりました。

ほどなく、というほど簡単ではなかったような気もしますが、いつのまにやら鹿児島入り。出水に到着です。鶴の飛来地があって有名だとか。とりあえず、鹿児島に行くという目標は達成できました。

出水を通過して阿久根に到着。この時点で、おそらく最善手の一つだったであろう、出水中央駅から戻るという選択肢は失われています。というか、出水中央駅に行くためには、3号線を離れて出水市街に行かなくてはならないということをまったく知りませんでした。もっとも、携帯で検索して分かったとしても、薩摩川内までは行こうとぼんやりと思っていました。すでにこれを書いている時点で、記憶もぼにゃりとなっているのが玉に瑕。

薩摩川内に到着します。疲労の中、うっすらとした達成感だけがペダルを回す力になっています。

人形岩 - Google 検索
人形岩というところに来ました。事前の情報は何もありません。

夕暮れ。対向車線の車のヘッドライトが点灯します。そろそろタイムアップなので、次の新幹線の駅で輪行しようということになりました。



しかし、のんびりと月の写真を撮る自分は、その次の駅、薩摩川内駅がどれぐらい遠くにあるか、そして、桜島に近づくにつれて、どれだけ山道を登坂しなくてはならないかに、気がついていなかったのです。

地名で東郷を発見。頭の中に閃くイメージは胎界主。東郷。アカーシャ球体が見えてきます。

無料Web漫画 胎界主 デジタルコミック第08話『球体使い 前編』
もう、かなり現実感を喪失していました。

今もまた、ブログ記事を仕上げている最中に胎界主を読みふけってみたりと、まだ疲れは抜けていないようです。

薩摩中央行きして桜島を拝むのは断念して、川内で輪行で買える準備をしはじめます。

サイコンは一周して、11時間以上の走行という意味です。

距離は302km。予定では300km越えしていると、余裕で鹿児島中央に到着していたはずですが、有明海で迷ってはまったために未達になっています。

300km走行して、平均時速は25kmをなんとか割り込まずに済みました。ロスが多かったけれど、ロス=休憩にもなっていた次第です。

輪行袋に詰め込んだの図。輪行袋は、乗車前の時間は駅の切符売り場で預かって貰う事が出来巻いた。おかげで、お土産を購入して、コンビニまで歩いて発送作業まで済ませることができて感謝です。川内駅内のキヨスクで発送できないというのは、ちょっと難ありな感じ。駅の切符売り場に輪行袋を置いていくときに「中に貴重品は入っていませんか?」と聞かれたときは、返答に窮しました。輪行袋の中に入っている自転車が、たぶん、手持ちでもっとも貴重な物です。疲れでテンションがあがっていて、やけにおかしかったことを覚えています。

キヨスクでうっていたしろくま。長い事ねまっていたのか、氷と糖分が分離していて硬くなっていました。ガリゴリと削るように食べるハメに。

並べ間違えた、人形岩での写真。

新幹線の指定席で最後列を指定して、輪行を行います。毎回指定席と思うと辛いかも。今度からは自走で買える事ができる範囲でおこないたい。

で、一度体を休めると、ふたたび自走する気合いはないので、最後まで輪行しようと思ったら、ラストのバスに乗れずに自走することになりました。もう、ぐでぐでの終り方です。この投稿と同じく。

‪JR九州/ 九州新幹線CM ,"BOOM" / ...歌詞‬‏ - YouTube
はじめるきっかけとなった、この歌、この光景のようには行きませんでした。