Saturday, August 06, 2011

自転車で吉野ヶ里から柳川で夏目漱石『草枕』の舞台 天水みかん食べたい

自転車で鹿児島行きを実行して、朝の3時半起床で4時前に出発。

吉野ヶ里で歴史探索→柳川で水郷のお堀→南荒尾→水俣→鹿児島という、きわめて適当な中間目標ラインで走行計画を立てていました。コースが決まらず、寝たのが23時過ぎでしたので、睡眠時間が不足していました。しかし、中間目標地点は、いずれも駅があるため、だめだったら輪行すればいいやという感じでした。

日が昇ったあたりで、第一目標の吉野ヶ里に。平野になっていて走りやすいです。ここまでは土地勘がありましたが、そこから南下して柳川に行こうとして、神崎の方向へ行ってしまい、時間をロスします。交通量の多い3号線を選択しなかったツケが、この後もコースミスという形で襲いかかってきます。

吉野ヶ里公園から薩摩川内(鹿児島)の地図 -NAVITIME
この地図で、2の「坂道が少ない」が、走行しようとしたルートです。走った後から言うと、あきらかに無謀でした。

とはいえ、走行している時点では、「視界ひらけてるー」「そうかいー」なんて気軽なものです。

第二目標である、柳川の柳川城跡に到着します。

水郷・柳川のお堀を見て、しばし感動。ハンドル右の蛍光タスキは、早朝の日が昇る前と、夕暮れ・日が沈んだ後に大活躍してくれました。お値段は、100円ショップで105円と、大変にリーズナブル。

で、実は、この写真に、トラブルのヒントが隠されていたのですが、その時点では気がつきませんでした。左、フロンロのギアとリアのブレーキを操縦するSTIレバーが、左側が微妙に沈んでいることがわかるでしょうか?

何も知らずに、お堀の撮影にいそしみます。

柳川を南下して、有明の方へ。緑が豊かで風も心地よく、走っていて大変に気持ちが良い区間です。

行けども行けども田んぼです。だんだん顔が引きつってくるぐらい畑が続くわけです。

吉野ヶ里公園からむつごろうランドへの地図 -NAVITIME
どうも、間違ってむつごろうランドの方へ来ていたようです。快適だったのは、ゆるい下りが続いていたからだという事が、いましらべて分かります。


あせって、道を戻りますが、あぜに植えられている枝豆に、ちょっとだけ心を癒されます。

道を戻るために進まなければ行けない道のりが見えて、あきらめて写真撮影モードにはいるわたくし。いっそ、ここが目標地点だったといっていいぐらいの見開けた風景です。

とは言え、此処で心が折れてもどうしようもないので、大きな通りにまでもどってきます。各種標識と看板が見える場所までもどってきました。この看板はなんでしょう、けいおん

熊本出身の漫画家・ワンピースの作者が尾田というペンエームだったなあということを思い出しました。

夏目漱石の小説『草枕』の舞台だった天水にやってきました。

小説「草枕」を巡る旅 - 【満遊!くまもと】
草枕の舞台 - Google 検索
山肌を見ると、城の石垣のようなもので、段々畑が形作られています。有明海からの潮風にふくまれるミネラル成分と、日当たりの良い斜面に植えられたミカンが名物のようです。ミカンを食べる機会はありませんでしたが、いつか食べてみたいものです。天水のミカン。

天水みかん【漱石・草枕の里】
天水みかん - Google 検索
通販という技もありそう。いや、ここは、再度自転車で、こんどは温泉込みで楽しみたい。

みかん畑の眺めは、この後も海沿いの道で続けて楽しむことが可能です。交通量も多くなく、景色もよくて温泉も点在しているので、3号線を行かなくて良かったと思ってしまいますが、田舎道で標識が少なく、標識もアバウトなため、この後も、また分岐でどっちえ行けば良いかを迷う事になります。

正解は、501号線を海沿いでひたすら行くことでした。

雲仙岳が見えます。最初、「桜島が見えた-」などという幻覚におそわれました。塩分の補給で正気を取り戻す事になります。かし原の塩羊かんが大活躍です。

みかん畑を振り返って。

続きます。
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