Monday, August 29, 2011

温泉ライド敢行 したものの、やっぱダメだなと悟る

温泉ライドを敢行してみました。輪行という手段も考えたものの、折りたたみ自転車用の輪行バッグが届いておらず、また今度にしようということに。ロードのDEFYの輪行は、往路か帰路の片道だけにしたいので、そのままDEFYで目的地に行く事にしました。

目的地は、卑弥呼の湯という、畿内説優勢のおりに大変に あ や し い ネーミングがなされたスーパー銭湯風、でもお湯は完全に温泉ですという施設です。

往路途中の温泉街。ここでも良かったのですが、ここしばらく感じている右肘の痛みをなんとかしたかったので、ぬるめの炭酸泉に漬かりたかったのでスルーしました。卑弥呼の湯は炭酸泉だったりするのです。いわゆる、ラムネの湯。

ラムネの湯 - Google 検索
ドイツではメジャーというか、良く湧き出しているそうですが、日本だと、源泉の数が多くはないそうです。

ラムネの湯 google地図
実査院地図でも見てもラムネの湯は、あんまりないわけです。高濃度人口炭酸泉はけっこう近くにあることが分かったので、いずれ行ってみたい。できれば車か公共の交通機関で。

今回はDEFYで行きましたが、それはなにぶん、自然が豊かで治安が良い、あと、駐輪場が施設の玄関横で人通りが多く、そうそう派手な盗みは働けない(ボルトクリッパーでワイヤをぶち切ることができない)点で実行できました。

気温が上がっていたので、道中は発汗しまくりでした。これだと、温泉に浸かるまでもなく体幹まで熱いよなあ。そういうことはなるべく考えないようにしていましたが、往路40kmでの給水が2リットルを越えました。出発前にもい1リットルほどポカリを飲んでいて、途中で750mlのボトルを飲み干し、1リットルの紙パックジュースを補給という次第です。

途中の川では釣り人が。

古いつくりの建造物がありました。公園内の一施設だったもよう。

夏の終り、枯れていくひまわり畑がありました。秋にはコスモスが咲く場所が公園内にあるようです。

ちょっとと、しんみりしました。

下から1枚。この1枚を撮影するために、字道(あぜみち)の草むらに入って肌がかゆくなりました。しかし、今から向かう卑弥呼の湯は、アルカリ温泉で皮膚にも良いそうなので、洗える場所を探してうろうろするよりも、温泉までとりあえず我慢することに。あと、花粉症のアレルテックも飲んで来ていたので、皮膚が悪化することはなさそうという判断です。

稲穂の中を自転車が行きます。

良い風景だなあ。とは思いますが、実は稲花粉症なので、真似はできません花粉症の薬を飲んでいたのも、稲穂の実る田んぼの近くを走行するとわかっていたためです。薬を飲んでいたも、鼻水が垂れるという罠。

それむり、あしゃくらさん - YouTube
あしゃくら入り。

畿内説をくつがえせるのか。

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邪馬台国の位置が確定する新資料がでてくるのか? 他はともかく、その部分だけは、わくてかです。

目的地に到着しました。単独の施設がぽつんとあるかと思ったら、公共施設がたくさんある敷地内の一施設という感じでした。

PH9.9。かなりのアルカリ温泉です。

強アルカリ性温泉入湯記
PH10.0から強アルカリ性温泉と呼ばれるようになるそうで、その一歩手前ぐらいのアルカリです。アルカリが強いからといって、ぬるぬるのツルツルになるわけではなく、他の条件も必要だそうですが、卑弥呼の湯は、ぬるつるでした。

温泉の科学5-6-3
つるつる温泉になるには3つの条件が揃う必要があるようです。

  1) 高アルカリ性であること
  2) 重曹成分を多く含むこと
  3) ナトリウムイオンを多く含み、アルカリ土類イオンが少ないこと(=純重曹泉であること)

温泉の宣伝文のなかには、高アルカリ性という点だけに着目して「日本一の美人の湯」などと書いてあるのをよく見かけますが、成分のほうもちゃんと考慮しないと。「看板に偽りあり」ということになってしまいます。また、成分が希薄な高アルカリ性泉は、循環方式で使用すると、空気中の炭酸ガス(CO2)を大量に吸収してpHがどんどん低下していきます。最終的にはほぼ中性のふつうの地下水と変わらなくなってしまいます。
ばけがく - Google 検索
ばけがくのせかい。


風呂の中までカメラを持ち込む度胸は無かったので、すでに入浴後のフルーツ牛乳です。肌はぬるつるで、草むらに入った際のかゆみも完全に消失しました。湯船の中では、常連客だろう、まわりの老人の肌がつるつるでシミが少なかったことが驚きでした。明らかにおかしい。地元住民だと200円、子どもだともう少し安く入れるようです。

で、フルーツ牛乳はおいしかったのですが、この時点で、「温泉ライドは……無いな」ということになっていました。なぜかってーと、着替えをもってきていなかったため、汗まみーれのサイクルジャージを入湯後に再度装着することになって、もう、いったい自分はここに何をしにきたのか? そういう感じになっていました。まあ、自転車を漕ぎ出すとすぐにべっちょり感はなくなるのですが、温泉ライドは無し、とくに帰路は無しということが実体験として確認できました。

往路は自転車で、着替えをもっていて、帰路は輪行というのはあるかもしれません。

帰路でみかけた、横転事故。どうやったらこの状態になるのかがわかりません。

あと、今回の温泉ライドでは、ソニーの自転車(にも使える)NAVIのU-37を使っての行程になりました。道に迷わなかったのは、ナビのおかげです。ただ、おすすめルートだと、距離優先でけっこうな坂というか丘や峠を越えさせられるのがしんどいところです。トレーニングにはいいのかもしれません。

逆に、楽々ルートだと、小さな丘やちょっとしたアップダウンを回避するために、無理に遠回りさせられたりするという。田舎ではおすすめルート、丘の近くの住宅地や市街地ではおすすめルートで検索しなおすのがよさそうです。