Wednesday, January 08, 2014

自転車ライト人柱 パナソニックSKL120を試す

 Panasonic(パナソニック) 2LED発電ランプ SKL120/前照灯 グレー YD-2249を購入してみました。あわせて購入したのは、マグボーイの1W LED採用のライトです。テストが簡単なSKL120からテストしました。

先に結論を書いておくと、SKL120はお奨めできません。ただ、特殊用途向けなら使い道があります。ダイナモ転用の選択肢としてはありでしょう。amazon評価なら☆3個に行かない☆2以上ぐらいです。ダイナモ転用目的のみだと☆4ぐらい。
 裏面。6V2.4Wです。取り付けの説明は他のダイナモライトやセパレートタイプのライトにも適用できます。ただ、ダイナモライト取り付け知識なんてものは、そうそう何回もダイナモライトを取り付けることはありませんので無用の知識やも。

描かれていない取り付けのコツとしては、なにかまっすぐなものをハブの中心に合わせて取り付けるブロックダイナモの中心軸と、まっすぐな目印を平行にすることです。中心を合わせると、ダイナモの転がりが良くなります。ローラーが金属部分なので、タイヤドライブになります。

あとは高さを合わせて、ネジを締めるのとは逆の方向にあわせて軸をずらして締めていくことです。締めるさいに、どうしても締める方向にライトが動きますので、その動く分を考慮して反時計側に少しズラしておくわけです。



 ライト部もアーム部もネジ取り付けです。バラしやすいタイプです。ダイナモだけを転用する場合は、Panasonic(パナソニック) 3LED発電ランプ SKL095/前照灯 チタンとどっちが良いか悩むところですが、安い方にしておくか、金属ローラーの下の樹脂部のマッドガード側に支えのあるSKL120にしておくかなというところ。金属ローラーの良いところは、雨の日でもスリップしにくいところです。



 これは参考用の丸善(MARUZEN) LEDブロックダイナモ マグボーイ mlA-8 6LED オレンジ CP
 これぐらいより、ちょっと暗めがマグボーイの明るさです。

パナソニックのハロゲン球のブロックダイナモライトも、ママチャリというかシティサイクルに取り付けて、ちらっと試してみました。うーん、暗い。
 SKL120の取り付け。ライトの上半分が反射板になっているのは省スペースで良い感じです。指で金属のローラーを軽くまわしてもLEDが明るく輝くため、ちょっと期待していましたが……
 おっふ。LEDが2灯装備されているのに、左右に散らされているわけでもなく一点集中しています。どちらか壊れたときの予備用ということかもしれませんが、これまた暗いです。550カンデラなので薄く広がる配光にしていれば納得できましたが、どうも、ただ軽さを重視したのではないかという輝きでした。

押し歩きの速度でしっかり輝いて、そしてそこからわずかの増速で、いきなり輝きが頭打ちになります。確かに、ダイナモの軽さは特筆すべき軽さでしたが、いかんせん明るくありませんので、メインライトにして街灯の無いところを走るのは厳しい。

街乗りで低速走行、それこそ夕方~夜の歩道走行可のところをゆっくり走るならば、負荷も軽いため最適で無駄がないかもしれません。しかし、いまはSKL095という同じパナソニックの競合商品があるという。リフレクタとサイドの露光分、SKL120がいいかも?

追記:バスにのっていて歩道を走る自転車を見ていると、高齢の方が小経車で低速走行をされていました。自転車は古めで錆ていましたが、車体の古さに見合わない輝きのブロックダイナモライトのLED光。みればそれは、SKL120っぽかったのです。漕ぎの軽さは素晴らしいものでしたので、高齢者の方やお子さんの街乗りには適しているかもしれません。

停車時の点滅や点灯に関しては、走行してしばらくして停止した場合、SKL095もSKL120も真っ暗になります。キャパシタを仕込んでLEDが点滅する機能などはありません。ブロックダイナモの無改造の場合は、おすすめは、いまのところはマグボーイになります。

クリアタイプやマグボーイ2はスポット気味で0.5W LEDらしいので、拡散するこれが今のところベストバイかなと考えています。あとはスポットで1Wのライトがどれぐらいのものかということですが、ブロックダイナモで1WのLEDを採用したものは、現行製品では存在しません。以前は、サンデン電装のものがありました。

1WのLEDでブロックダイナモ点灯……それができるかどうかは、

これが取り回せるかどうかにかかっています。