Wednesday, May 03, 2006

低予算風ライトノベル

ライトノベルは、ある程度メディアミックスが前提にあると思っています。主にアニメ化、確率は下がってゲーム化、血迷ったのか実写化と別のメディアの大本になることがあるわけです。しかし、他のメディアに展開するにあたって、ある程度それらしく仕上げるまでに必要な予算の平均値が高いのではないか、映像化前提の脚本などと違って、絞られていないものが多いのではないか? 最初から他のメディアで展開することを前提として、メディアミックスを安く仕上げ易いことを目的としたライトノベルが、最初から企画されたもの以外にあるのかどうか。

そんな疑問を持って検索をカチカチと行っていると、インディーズ映画、自主制作映画の低予算ノウハウは書籍にまとまっているものをいくつか発見できました。インディーズアニメ、自主制作アニメ、同人ゲーム等では見つけることができませんでした。検索の仕方がぬるいのでしょう。普通にテレビ放映されているアニメについてなら散見できました。

視点を変えると、ライトノベル系では、生活に困っている作家の記述は多くありました。舞台・演劇系の作家・脚本家が、生活と舞台の実現のための予算に困っているという記述があったのが、今の時点で興味深いところです。舞台が基本にあるライトノベル作家では、工藤治がライトノベルでは金の掛かりそうな展開も可ナリとしているところが面白かったです。ただ、ノベライズでないオリジナル特撮風で低予算な感じ。ただ、舞台で実演可能かというとそうでもないので、清水マリコが特殊だったのかもしれません。