Saturday, May 20, 2006

自転車で峠に

九時起床、九時半出発、十時半に帰還と、軽く流してきました。SIRRUS A-1のパンクは直っていたので、SIRRUS A-1で。ほんとは、パンク修理の次の日に軽く空気が抜けていたんですが、パンク修理失敗でなくて、空気を入れた後にフレンチバルブの締めが悪かったようです。締め直して空気を入れてレッツロールです。

雨上がりで路面の状況が悪いかなと心配していましたが、登りの時は速度も遅かったので大丈夫でした。車は走っていましたが、雨の後で空気は綺麗で爽快でした。時速12~20kmでゆっくりと傾斜を登っていると、棚田に水が張られている光景をじっくりと見ることができて心が安らぐのが分かってナイスです。

峠、つまり山の麓あたりであるため、水が綺麗なことを利用した店を、てれてれと走りながら眺めるのも楽しいものです。道なみにはスギ林だけでなく、雑木林もあるのが花粉症の自分にとっては嬉しい景色です。

道を走っていると、週末のみやっている喫茶店、うまそうな豆腐屋、陶芸の窯、地鶏屋、蕎麦屋、パン屋、あとヤマメやらマスを焼いてくれる店と各種興味を引く店があります。特に食事どころについては、昼飯時に再チャレンジしちゃおっかなー、いやいや、それは意味がないかも、でも、痩身もいいけど、うまい空気の中でおいしいご飯もいいなあと思ったりもするわけです。

とりあえず、豆腐屋でできたての豆乳を飲みました。冷たくて味が濃くてのどごしよくまいうー。栄養価も豊富でお肌にもよさげです。筋肉になって基礎代謝量を増やしておくれと祈りつつ飲み干してさらに自転車を漕ぐわけです。道沿いの電柱・電信柱には光ファイバーのクロージャーも設置してあり、おお、こんなとろにまでブロードバンドなのかと感動したりもしました。団塊の世代退職後には、道沿いには店も増えるかもしれません。つうか、蕎麦屋はぜったい増えるなと予想しています。

ほいで、傾斜が急になる峠のトンネル手前の温泉宿を折り返し地点としてもどることにしてからが大変でした。

路面には台風一号の影響で折れた小枝やら小石がけっこう落ちています。下りの坂道でスピードも出まくりです。で、フロントサスが無くタイヤの細いフラットバーロードのSIRRUS A-1だと、衝撃がかなりダイレクトに腕にくるわけです。腕に来た衝撃は肩を伝って頭部を揺らして、視界もブレます。視界のブレに恐怖を感じるとさらに体は硬くなって衝撃が増すという悪循環に。ブレーキを掛けようとするも、そもそも平地を走る仕様で路面の湿気・濡れを捕まえたタイヤとホイールだとブレーキの利きが悪くジェットコースター状態に陥ってあわびゅ。

ごうごうと風が鳴る中で必死になって「腕をくの字に曲げろ、肩の力を抜け!」と自分に言い聞かせて、腕と肩にサスの役割を果たさせて視界のブレを抑えました。普段がフロントサスありのクロスバイクなんで、たとえ安物でもサスって、実は役に立つんだよなあと改めて思います。視界のブレがおさまると、後方の自動車の走行の具合いを確認できる余裕もできたので、隙を見ては比較的路面状況の良い道中を走るようにして、下りのキツイところをしのぎました。

昼飯を食べた後にも、一走りしようと思います。