暗黒イベントとめでたいイベントがそれぞれ片づき、ちょっと余裕が出来た。で、積んでいた本を読みはじめる。いつから積んでいたかわからない『そして彼女は拳を振るう』松原真琴著、イラストは小畑健。この本がなかったらフラグの立たないイベントもあったけど、積んでいるだけで読んではいなかった。で、読み始めると……ゴフッ。襲いかかる言葉の暴力。文体という関節技に意識を持って行かれそうになる。
読んで心がタップダンスしてます。タップタップタップですがな真琴姉さん! ちなみに、ここでのタップは、格闘技の試合とかで使われるタップです。いや、新書サイズで、拳というキーワードがあったので、てっきり、小畑イラストで、Kの流儀で暴力バトル女番長小説、いうなればランブルローズ空手編かもとか思っていたら、ライトノベルの一派である少女小説流抜刀術で紫電一閃一刀両断されましたという。そして彼女は拳を振るうは、基本となる文体や文調が少女小説だったんです。と、こっちもいつのまにやら口調がかわってますがな姉さん。
ライトノベル板の評判は知っていたけど、まさかここまで(どこまでだよ)とは思いませんでした。二巻まで積んであって、こんど出た、出る? 三巻は買ってないんですけど、どうしようかなと心に迷いが生じます。迷ったらまけです。でも、店頭で小畑イラスト見たら、たぶん買うんだろうなーという予想があるわけです。あー、もうちょっと読み進めたら、いい感じになるかもという感想もあったし、がんばって読もうと思います。スカパーで適当な映画を見ながらとか、半身の構えで。まっこうからいくとやられちゃうみたいなー。