Monday, January 14, 2013

Lumotec IQ2の思想に気が付く 追加

なんとなく1000kcalを、咲ssを見ながら漕いでみたモノの、TimTam一箱開けてしまったので、カロリー収支はプラスでしょう。そんな中、53-12Tで792Wだせたのは進歩かもしれません。

JAMS WeBLog ふらっと JAMS ティムタム1個400キロカロリー?Calの代わ

ティムタム1つで約95Cal。1袋(11個)食べたら1045Calで、成人1日の摂取カロリー(約1800Cal)の約2/3を摂取することに

わいはいったいなにをやっとるんじゃろか

そして、テキストコピーの終盤省略問題が直す検討もつかないという。

で、センサーライトを取り付けたり、室内でREVO Dynamoをボトルダイナモに接続してみたり、Lumotec IQ2を付けたハブダイナモホイールを手で回してみたりして気が付いたのは、光で照らす思想がLumotec IQ2は、他のライトと違うということです。

ドイツの道交法にしたがって作られているライトは、STVZOという制限があります。この電圧制限やらを回避するための色々な細かい技もあるのですが、計測の仕方が10mのルクス値なので、そこまで広範囲に明るい必要性が無い。スポットで少しの面積が明るければ、10mで計測されたluxを名乗れるようになっている。

脱衣麻雀で脱衣があればイカサマ麻雀合戦であっても脱衣、そして麻雀と名乗れるように、計測箇所での明るさをクリアすれば、あとの配光の自由度が確保されているわけです。

Busch&Muller LUMOTEC IQ2 LUXOS - MTB-News.de - IBC
この写真の比較で言えば、LUMOTEC IQ2 LUXOSは光の配光をどこか一カ所、前方だけとか、四角い部分だけとかでなく、なるべく広く薄く配光するようにしている。トンネルの先に消えていますが、前方の1ヶ所だけ、とくに明るいところがあるのです。70luxはそこで稼いでいる。

IMGP1346.JPG (1280×960)
サンデン電装だけでなく、日本のメーカー、IQ2以外のライトだと、どこか一カ所に光の筋ができます。路面に明らかにライトで照らされていますよーという明るい光の筋ができる。自分も以前までなら、その明るい部分が広いことが良いと思っていましたが、Lumotec IQ2とDosun U1やREVO dynamoを使って夜道を実走して、光の筋というのは無駄ではないかと思いたるようになりました。

「REVOは明らかに眩惑で迷惑になる。暗闇をオーバーキルしているな……ん、そういえば、日本で売っている明るいダイナモ/ハブダイナモライトも、地面に明るい光の筋を作っていたり、上向きにしていて遠くから眩しいライトあるなあ」

明るさセンサーライトを自宅で設置していても、暗いところではわずかな光でも明るく感じる。外においても、暗い夜道ではわずかの光でも明るく感じるし、街灯のある場所では自転車の明るい光というのは、車や街灯の光に負けてほぼあまり意味が無い。それでいて、明るい場所でも、0.1luxの点滅灯でもポジションランプとしての機能は果たせている。

暗い夜道 少しの光でも良い。街灯のある明るい道 ポジションランプとして少しの光でも良い。

スポットで明るい配光が必要なのは、高速で走行して、遠方、たとえば50m先に何か人がいるとか、道が途切れているなどを判別するとき。そのような状況以外ではほぼ必要ない。

時速40kmで走っている自転車であれば1秒間に約11m進むために、40~50m先に人がいてこちらに気がついていない場合は、明るくないと不味いことになります。しかし、普通は自転車で時速40kmを維持して長い時間を走ることはできません。

headlight beams from Peter White Cycles
欧州で売られているライトの配光具合がまとめられています。これを見ていると、以前なら「うおっ、すごい明るい!」と、地面で輝いている部分に喜んでいましたが、今だと、「ああ、もっと明るい部分を広く薄く配光していけるなあ。真っ白に照らされている部分は、カルピス濃い過ぎ状態じゃな」と思うようになりました。

Lumotec IQ2だと、特定部分が明るい箇所がほとんどない。STVZOあわせのためや他のライトとの競合で勝ち抜くために、上部4灯の小さいLEDのうち二つが遠方を照らすようになっていて、局所では70luxが出せるようになっています。

けれど、70luxのカタログスペックを稼ぐ以外の光は、大きな本体のなかにある反射板で、できるだけ広範囲に薄く照らすように配光されています。薄い光は、暗くない程度で、ぱっとみは派手に明るくはないけれど、自転車でてれてれとした走行で何かを見落とすことがないぐらいの光の強さはあります。その分、時速30kmを越えてくると不味いことも増えるわけですが、薄く広くの割り切りは実に素晴らしいです。

比較的速く走る場合で遠方を照らすスポット配光が必要な場合は、自分であれば、Dosun U1のボトルダイナモをオンにするようにしています。ボトルダイナモでリアのギア0.5枚分ぐらい重くなるので、エンジンブレーキ的に速度も抑えられて、そして明るいわけですから、事故の可能性は減ります。